諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「冬告げ鳥」の来訪と共に急に寒くなったが、お寒いのは他にも!(その2)

今週のお題「急に寒いやん」

お題「わたしの癒やし」

 

 今日は、曇り時々晴れ。

 

 今朝、「ジョウビタキ」のオスメスが、自宅近くの駐車場に同時にやって来た。初めてのことである。それにしても、縄張りを確保するために、オス同士は勿論、メスさえも排斥するとのネット情報を拝見するにつけ、一体どうなっているのか分からないところがある。

 

 その様子は、次の写真(5枚)のとおりである。

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(この写真からでは、オスとメスとの仲が悪そうに見えない。)

  

  ところで、前回、冬告げ鳥「ジョウビタキの来訪により、「気候が急に寒くなった」が、と共に「懐も急に寒くなった」ことに触れた。

 今回はその続きとして、それはどういうことなのかを、その具体的な事情に言及して、少し考えてみたい。 

 

 前回にも少し触れたが、今季の急激な寒暖差の移り変わりの中で、特に身に染みて感じるのは、「冬告げ鳥」の来訪による「天候の急な寒さ」より、むしろ「懐の急な寒さ」の方である。つまり、今週のお題である「急に寒いやん」は、「懐が寒い(所持金が少ない。財産がわずかしかない/精選版・日本国語大辞典)」ことを重要視すべきということであった。(>_<)

 

 今思うと、「懐が急に寒くなった」契機は、昨年4月以降に消費税が8%から10%に増税されて、家計が圧迫され始めた頃に遡ろうか。

消費税10%始まる 5年半ぶり増 軽減税率を初導入 国民負担年2兆円増|【西日本新聞ニュース】

 なお、「おいどん」事ではあるが、2014年4月1日から消費税が5%から8%へと増税になる前年の末頃に車を買い替え、生活防衛をした経緯がある。

 しかもその上に、ステルス値上げ等も加わり、過剰な出費が意識をしないままに嵩んで行った。つい最近も、セブンイレブン等で販売されている「弁当」「サンド」「おにぎり」に、「ステルス値上げサイレント値上げ)」疑惑が持ち上がり、庶民の買い物意識も敏感になってさえいる。(=_=)

セブンの「ステルス値上げ」を疑う人が、後を絶たない理由(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース

 

 「牛乳」「チョコレート菓子袋」等はすでにステルス値上げが順次実行されて、誰もが疑わない周知の事実となっている。事業経営者がいくら隠そうとしても、お猿さんでも判るほどの減量ぶりであるため、隠しおうせるものではない。

 しかも、袋の中に入っている菓子の数のみならず、一個のお菓子の分量さえも減って、小さくなっているのには、いくら何でもそこまでやるのかという違和感を持たざるを得ない。

 このことは、「買い物ウォッチャー」として、極めて残念なことである。多忙な中での商品の監視は、身も心もボロボロにさせる要因となっていようか?と言うのも、ちょっと見では分からないからである。

 

 そんな「ステルス値上げ」とも言うべき企業活動は、消費税増税の前後に、目に余るほどの勢いですべての商品へと波及し、その結果として、庶民の家計を増々圧迫させている。

2019年から値上げラッシュ!!食料品や飲料メーカーまとめ&一覧 | heavy peatのブログ

じわじわ量が減っている!?ステルス値上げとは | Money Motto!(マネーモット)

 

 それでも、収入が増えれば、収支がトントンとなって庶民の痛みは変わらない。しかし、現実は、収入が減りこそすれ、増えることのないようなシステムが、国策として推進・構築化されている(新自由主義政策)。具体的には、❶非正規労働者の40%弱の占有率と、❷アベノミクスによる戦後最長の好景気?と報じられながらも、実質賃金が上昇するどころか低下するという「トリクルダウン理論」の虚構性の露呈である。

 

 その反面、大企業の内部留保の増大や、配当等を受ける不労所得者の税制上の優遇措置が施されている。

企業の内部留保、8年連続増 増税やコロナ感染拡大で投資抑制:中日新聞Web

 多分、そのような国策は、社会階層二極化への一つの道筋であったのであろうか? 

 また、そのような二極化の事実は、年収200万円以下が1200万人を突破したという、次のTweet投稿記事からも頷けようか。

 

 以上の点については、昨年、次のとおりの「悲嘆」記事を書いた。 

「特売チラシ」から解放されたいんだが・・・そこに不条理が!(>_<) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「特売チラシ」から解放されたいんだが・・・そこに不条理が(2)!(>_<) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「特売チラシ」から解放されたいんだが・・・そこに不条理が(3)!(>_<) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 

 そんなこともあってか、昨今は、「新・階級社会」という社会現象が常態化しつつあり、さらに、今年のコロナ禍の影響により「社会階層の二極化(分断化)」への道にまっしぐらに進む懸念さえ囁かれているようである。その証拠として、「上級国民vs下級国民」の著書が大好評となっている。

 以上のことについても、昨年の過去記事に縷々書いてきたつもりである。

ネット上話題になった「上級国民」問題について(私見) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

真夏の不祥事続発記事に接して、「上級国民」問題等あれこれと! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 

 さらに又、今年のコロナ禍の影響による、庶民の唯一の家計護持の命綱とも言えそうな「特売チラシ」や「ガラポン抽選会」の廃止も、庶民の懐のお寒い状況を現出させている。このことも、過去記事に、それらがどんなに庶民の支えとなり、かつ唯一の楽しみであったかを(^^)/、次の過去記事に書いて来た。

ガラポン抽選で、人生初の1等賞! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

スーパ―マーケットのガラポン抽選日~買い物客の風景と食品価格の食い違い~ - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 しかも、「特売チラシ」の取り止めの全国拡大による「悲報」も、大々的に報じられていた。😪

一般市民のささやかな楽しみ「特売チラシ」の取り止め、全国へ拡大 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 

 そのうえで、懐のお寒い状況に追い打ちをかけたのが、今年から大流行している「コロナ禍」の悪影響である。確かに、感染防止マスク関係業者等は大儲けしている(1枚約10円だったのが約30円以上で販売)。しかし、多くのサービス産業の会社等は大打撃を受け、特に「ANA」や「JAL」の大企業さえまでが経営危機に陥っているのには、びっくり百栗であった。「撮り鉄」ならぬ「撮りジェット」としても、一つの癒しがなくなりそうでなる。(*_*;

ANAは過去最大5100億円の赤字。航空、鉄道業界で働く人の本音は?(bizSPA!フレッシュ) - Yahoo!ニュース

 そのため、以前は「スチュワーデス」を「スッチー」と愛称され、女性の憧れの職業であった「CAキャビンアテンダント)」も、昔の栄光の面影もなくしているよう?

 それも、「若手の手取りが15万円ほどの最低賃金並み」になろうとは!(>_<)

CAが「アンテナショップ」に派遣…社内から「非難轟々」の日本航空(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 

 また、「レナウン」も破産するとの報道があり、「老舗」であろうが、何だろうが潰れない保証はないということを証明している。

【速報】レナウン、再建を断念し破産へ(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース

 なお、シニア世代のおじさん連中にとって、「シルヴィー・バルタン」が歌唱していた、次のレナウンCMワンサカ娘」は懐かしかったのでないだろうか? 

https://www.youtube.com/watch?v=NhQ5FO5RxB8

 その会社もやがてなくなるというのである。1902年創業の会社なのに、である。

 

 老舗(大企業)であろうがなかろうが、倒産の危機下にある会社員にとって、一番困るのは、経営者等の役員よりかは、むしろ下々の従業員等であろう。と言うのも、その多くが「路頭に迷う」リスクを背負いそうであるから。

 今後、寒さが増せば、それに連れてコロナ感染リスクも一層増大して、倒産するサービス業関連会社が数多く出てくる。そうなれば、彼らにとって、「懐が急に寒くなる」のは必然となろう。

 この時期、欧米では、すでに新型コロナの二次感染(第3波)も拡大している。イギリスではロックダウンするとの情報がある。やがて、その余波が日本に波及するのは必定である。余所事ではないのである。

イギリス 新たな「ロックダウン」 5日から約1か月間|TBS NEWS

 

 その他に、次の「大リストラ時代到来」記事もある。

大リストラ時代がやって来た! 日立金属、コカ・コーラ、ファミリーマート、リクシル... 上場企業の早期退職募集が2倍以上に急増(1): J-CAST 会社ウォッチ

大リストラ時代がやって来た! 日立金属、コカ・コーラ、ファミリーマート、リクシル... 上場企業の早期退職募集が2倍以上に急増(2) - Yahoo! JAPAN

 今や一般庶民の懐だけでなく、世の中の懐も急にお寒くなろうとしている。それも、リストラの中身が「黒字」から「赤字」へと変貌していること等からも窺えよう。

 

 今週のお題急に寒いやん」は、気候の急な寒さにつれ、新型コロナ感染の再燃拡大による会社倒産が激増し、従って、庶民の「懐も急に寒いやん」という羽目になることを意味している。

 くどくなるが、それでなくても、消費税増税、ステルス値上げ、景気は良いと言っておきながらも賃金上昇がない等で、庶民の懐のお寒い状況が続いている中、極めつけは、コロナ禍により一層懐が寒くなるにつれ、やがては、耐えられなくなるほど急激に寒くなるということである。

 

 コロナ禍発生当初は、何とか耐え忍ばれても、それから半年が過ぎ、気候が寒くなるにしたがって、二次感染のコロナ禍が想定される中、懐が急に寒くなってくるのは、必然であろう。庶民の貯えも底を尽きつつあるよう。そのことを、懐が「急に寒いやん」というのである。

 

 懐が寒くなれば、懐を温めなければならない。でないと、自殺者さえも出かねないからである。そうならないためにも、当面、再度の特別定額給付金必須となろう

 どこかの「お偉い」さんが、その金は「預金に回った」と嘯いていたが、それはひょっとして、一部の比較的裕福な人々でなかっただろうか?

麻生副総理「定額給付金で貯金増」発言 給付金を配った理由を誤解?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

 であれば、例えば、年収500万円以下の庶民を対象に交付すれば良いだけのことである。

 よって、この場を借りて、人々の急に寒くなった懐を温めるために、国はその施策を速やかに実行するよう願いたいものである。(^-^;

「年内に定額給付5万円」で疲弊した生活を救う 自民・長島昭久氏(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 最後に、いつものように、レトロな名曲を紹介し、それを聴いて心を癒したい。

 それは、ポップス歌手「豊川誕」さんが歌唱していた、次の「星めぐり」(作詞/安井かずみ、作曲/平尾昌晃。1975年)である。(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=XWDdpHiEevE

 特に、その歌詞中「かわいそうな星めぐり」「あとはもうやけになる」「おまけに 雨も降りだした」のフレーズは、大変印象的である。と言うのは、「悪いことは重なる」という諺を言い表しているから。

 

(追記1)

 11月11日、晴れ。

❶ 弁当やパン等に関する「ステルス値上げ」の具体的事例(ユーチューブ動画)

https://www.youtube.com/watch?v=h9qa7UlqKac

❷  自殺者急増は、「コロナの影響による経済苦もあり得る」との記事

先月の自殺者 去年より40%増加 女性が大幅増 コロナの影響も | 新型コロナウイルス | NHKニュース

10月自殺、2000人超 昨年比39%増 警察庁(時事通信) - Yahoo!ニュース

❸ 「コロナ解雇」7万人突破の記事

「コロナ解雇」7万人突破 ネットで怒りの声!「第3波が来たらどうする」「年明けに失業者急増か」 - Yahoo! JAPAN

❹ コロナ感染、第3波突入も?

北海道はコロナ第3波に入った?専門家「流行が南下する恐れ」 - ライブドアニュース

「第3波では」「流行南下も」 コロナ、北海道などで拡大 専門家分析(時事通信) - Yahoo!ニュース

 

(追記2)

 11月14日、晴れ。

 次の記事でも、コロナ特別給付金10万円が「貯金に回った」との、お偉いさん発言に対して、国民の苦しい台所が見えていないとの苦言を吐露している。

コロナ不況「親の年金で失業した子供を食わせる」悲劇が増加中 - 記事詳細|Infoseekニュース

 

(追記3)

 12月21日、晴れ時々曇り。

 野村総研の調査では、資産1億円以上の「富裕層・超富裕層」の世帯数が、アベノミクスが始まった13年以降、一貫して増加しているとのこと。

資産1億円以上の富裕層、132万世帯に増加 2005年以降最多に(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース