諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

スーパ―マーケットのガラポン抽選日~買い物客の風景と食品価格の食い違い~

 昨日来まで続いた快晴の天気が一転し、今日は朝から雨、夕方から雨は止んだ。

 

ガラポン抽選日 

 

 昨日は火曜日。とあるスーパーマーケットでは、毎週火曜日が恒例のガラポン抽選会になっていて、大盛況である。それは、2,000円以上の食料品を購入すると1回のガラポン抽選分と80円のクーポン券、4,000円以上だと、2回のガラポン抽選分と200円のクーポン券がもらえる(但し、来週火曜日のみに使用が限定)からである。しかも、外れくじでも、ティッシュペーパー一箱がもらえるのだ!

 なお、火曜日のガラポン抽選とクーポン券目当てだと、毎回火曜日に最低2,000円以上食料品を購入することを余儀なくされ、苦しくなる。まあ、店側はそれが狙い目であろうが、結局は、ほどほどにならざるを得ない。

 

 さらに、それとは別個に1,000円の商品購入で1枚の抽選補助券が交付され、計5枚で1回抽選できる抽選会の最終日ともなっていた。このことは完全に忘れていたが、食料品購入時に抽選補助券の交付を受けて思い出した。

 さらに又、今回は、1,000円単位以上のチャージによる食料品購入で5ポイント加算(60歳以上の高齢者には、さらに、1.5ポイントも加算)もされた。

 それにしても、このスーパーは素晴しい!他のスーパーより、全般的に食料品は高目と言え、サービス面では他に類の見られない「ピカイチ」を誇っているようである。次から次へと、よくも、複合的かつ多重的なサービスを頻繁に、こうもできるのか?

 

 4月1日から食料品の値上げが相次いでいる。おまけに、10月の消費増税に合せて、郵便料金も値上げされる予定である。

牛乳もラーメンもサバ缶も 食品値上げ相次ぐ新年度 | NHKニュース

消費増税で郵便料金値上げへ はがき63円 手紙84円に | NHKニュース

消費税10%増税はいつ決まる?時期確定!【最新情報】 | 新卒リーマンの情報発信室

 

 そういう値上がり事情もあるだけに、ガラポン抽選やクーポン券、そして、1,000円以上のチャージによるポイント加算、さらには特売商品の購入は、今後ますます庶民にとって重要度を増して来ようか。

 従来は、あまり意識しなかったことにまで、シビア(非常に厳しい)にならざるを得ない状況が現出している。節約はなかなか難しい面もある中、上記の特売商品購入等で生活防衛を余儀なくされようか?

 

 今回は、ガラポン抽選を合計6回挑戦するも、いずれも「白玉」が出て外れであった。外れの残念賞の景品につき、火曜日恒例分は2回でティッシュ箱2個(これはこれで、結構良い景品か!)、抽選補助券分は4回でポケットティッシュ4袋であった。(>_<)

 なお、火曜日恒例抽選会の景品について、「赤玉」が出ると1,000円の商品券、「青玉」が出ると500円の商品券がもらえる。しかし、何故か、以前記事に書いたことがある「金玉」はなかった。

 

買い物客の抽選風景

 

 通常、ガラポン抽選だけでも会場は大混雑なのに、上記クーポン券配布等のてんこ盛りの特典がある日は、それ以上に、買い物客でごった返している。特に、ガラポン抽選は、総回数200回しか出来ないので、いつも買い物客は先を争い、気ぜわしい状況の下、大行列ができているようである。

 行列の一番後ろには、警備員さんが手持ち看板を掲げている。抽選開始前は、女店員さんが行列待機客のレシートを確認し、何回ガラポン抽選できるかをレシートに印をつけている(2回を限度)。店員さんの応対振りは丁寧である近は以前と異なり、どの店も親切な店員さんが多く増えたのは、何故なんでしょうね?)

 

 この時しか、70歳以上の高齢者元気度の有無が推し量れる日はないようだ。なぜなら、素早くかつ猛ダッシュする高齢者もいれば、目障りなほどあっちこちするチョロリズム満載の高齢者もいる。他方で、ノロノロかつユトリズムの高齢者がいるということがはっきりするからである。(-_-)

 

 政府はいずれ70歳定年を目論み、年金支給開始時を遅らせようとしているが、上記の混雑ぶりに於ける高齢者の行動に関する有り様を見れば、65歳以上で足早に働けるか否かは、個人差が大きいように思える。

 高齢者なのに若者に負けないくらいの素早さと猛ダッシュ振り、又はチョロチョロ振りを必要とする仕事は、とてもすべての高齢者には向かないと、実際に観察して感じたのである。

 

 それにしても、小田原市で、92歳の高齢者が猪と格闘し撃退した事例を考えると、高齢者も千差万別で、年金支給開始時を何時にするかは難しい面もあろう。そうかと思えば、今元気なように見えても、ある日突然、ポックリと亡くなるケースも散見されている。

年金開始、70歳超も選択肢 政府が高齢社会大綱 :日本経済新聞

小田原市 92歳男性が くわ でイノシシを撃退 【ネットの声:すごい!イノシシ界でも話題になっていると思う】 - 出来事を考えてみよう

 

 その行列の人々は、大雑把に見て、60歳以上の男女の買い物客が約8割を占めているのではないだろうか?中には、80歳?以上と思われる元気なご高齢老人も見受けられる(正確な数字は店側が把握しているも、一介の「市民買い物ウォッチャー」には外見判断によるしかなく、多少あやふやな面がある。)。勿論、女性が9割以上と圧倒的である。

 特に、女性のご高齢者の中には、立って並ぶのがしんどいのか、ガラポン抽選場所近くの最前列に並べられている長椅子を占拠し、常時腰かけているよう。

 

 ガラガラ・ポ~ンの抽選は小さな子供が好きである。しかし、ご高齢老人も子供に負けず劣らずお好きなようである。それは、所謂「老人の退行化現象」の一つであろうか?それとも、物価上昇に対抗するための必死の切ない生活防衛の一つであろうか?

 それは、クジに当ると、500円又は1,000円の商品券がもらえるからだ!特に、70歳以上と思われる杖を突いた悲壮な顔付き?のご高齢男女の顔を見るにつけ、クジに当る、当らないかは、「生きるか死ぬか」のような死活問題?の雰囲気さえ感じられる。

 

 クジに当たった時の喜びようは半端でなく、外れた時の悲嘆ぶりも半端でないのが周囲から有り有りと看て取れる。しかし、見方によれば、そのように周囲が受止め感じられるのは、主催者側の男女店員(2名)が、当たり鐘を「キンコ~ン」と高らかに何度も鳴らし、大声で「おめでとう!」と絶叫し、囃し立ててる側面もあるからなのであろう・・・?

 

 あの「キンコ~ン」という鐘の音に、女性の皆さん方の多くは、気になるようである。良い意味も、悪い意味も含めてである。鐘が鳴るたびに「オー!」というどよめきが、女性陣から聞かれるのである。そして、当方も何かしら囃し立てられるような気になる。一体この囃し立てられる胸騒ぎは、何なんでしょーねぇ~!

 丁度、田原俊彦が歌った「ハッとして!Good」(作詞・作曲宮下智/本名・盛岡夕見子/1980年)のような気持になりそう!

ハッとして!Good - YouTube

 

 そして、それでいて、最初のガラポン抽選順の方から鐘が鳴るのがほとんど聞かれないと、「どうしたんやろー!細工したんじゃないの?」とかのつぶやきも女性陣から上がる(おそらく常連さんなんでしょう!

 所謂、まさに「大阪のオバサン」のド迫力のようで、殺気が漲ることもある。そして、クジに当ると大喜びする。このことは、子供回帰現象の一つの現れなのだろうか?

 

 思うに、ガラポン抽選は、ご高齢老人のゲーム感覚の一種の楽しみのようであり、又他面では、大袈裟ではあろうが、生きるか死ぬかの生死を分けた戦い?のようでもあろうか?勿論、時間的余裕が十分あるからでもあるが・・・。

 そんなことを、買い物ウォッチャーとして、この昨今、感じない訳には行かない。

 

 何故なのかって?

 それは一言、多くの老人年金収入が悲惨であるからであろう。(>_<)

 次の記事によれば、65歳以上の「高齢者のいる世帯」の貧困率は27.0%で、一人暮らしは、もっと過酷な調査結果である。

普通の日本人が知らない「貧困」の深刻な実態 | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

高齢者の27%が貧困 年収160万円以下、5年で160万人増 高齢者の「貧困率が高い国」日本4位 - NAVER まとめ

 さらに、次の記事によれば、75歳以上の後期高齢者の年金収入は、全体の半分が100万円未満、4分の1が200万円以上という、お寒い懐事情が述べられている。

75歳以上の高齢者が受け取っている年金は「100万円未満」が最多 - シニアガイド

年金13万円、生活苦に悩む高齢者たちの実情 | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

 しかし、そうは言っても、多くの高齢者は、戦後間もない生活苦の時期を体験している世代の筈なので、貧困耐性が付いているように思われる。だから、貧困に対する受け止め方の深刻度は、ひょっとすると、今の若者と違いそれほどないのかも知れない・・・?

 

食品価格の食い違い

 

 今回、買い物が終わり、いつものようにレシート金額記載を確認すると、おかしいと思う箇所が一つあった。それは、店頭値段表示とレシート記載金額の食い違いである。

 

 うどん2玉を購入したが、店頭値段表示は1玉「58円」なのに、レジで打ち出されたレシートの記載金額は「68円」となっていたのだ(値段の総計136円)!めったにないことだが、偶にそういうことがある。

 店内は少し暗いので「5」と「6」が同じように見えて分かりにくかったので、何度も見返し、うどんの店頭表示金額を再確認したものだった。

 

 当然ではあるが、責任者はミスを認め平謝りした(土下座をした訳ではない)。当方としても、別に怒るほどのものとは思わなかった。しかし、もし、店の責任者の対応が良くなかったら、怒っていただろう。今回は、対応云々の問題以前の明らかなミスで、双方の主張の齟齬がある訳でもなかった。

 

 昔なら、当方は、確実に、商品値段の間違いをスルーしていた。しかも、以前は「おかしいな?」と何度思っても、いや見間違いではないか?と、何故か自分自身を妙に納得させた気がする。おそらく、買い物値段にはあまりこだわらなかったからなのか?それとも、面倒なことに時間を掛けたくなかったからか?は分からない。

 

 今思えば、「おかしいな?」と思ったら再確認しておけば良かったと大変後悔している。小さなお金でもそれらを積み重ね上げたら、どれほど損をしたか計り知れないような気もする。

 今となっては昔のこと。後の祭り!後悔先に立たずだ!(>_<)