諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

クチナシの木に突き刺さった「カエル」、一体誰の仕業?

お題「今日の出来事」

お題「これって私だけ?」

 

 今日は、曇りのち晴れ。

 

 今日、玄関前の庭土に植えている「クチナシ」の木の中心部に、「カエル」が磔の状態になっているのを見つけた。木の奥まったところであったので、その状態の「カエル」には気付かなかった。

 

 その写真(3枚)は、次のとおりである。

(※)3枚目の写真は閲覧注意

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 それにしても、クチナシの木の奥まったところに「カエル」を磔するのは、何と器用な生物であろうか?

 思い当たる節は、鳥しかいないようであろうか。この点、一応は、モズの「はやにえ」が考えられる。しかし、中ぐらいか高い木の枝の外側に、スズメ、トカゲやカエル等が突き刺ささっているのしか、ネット等で見たことがない。

 

 ところが今回見つけたのは、低木で、かつ木の奥まったところに突き刺ささっている「カエル」である。果たして、本当に「モズ」の仕業なのであろうか?

 そこで、一応、最近見た鳥の中に「モズ」以外、このようなことをする鳥がいるのかを検討してみる。

 

 まず、昨日、田んぼ脇の道路にいるのを見た、次の写真にある「ヒバリ(雲雀)」(全長17㎝)の仕業ではないのか?

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 冠羽を立てて勇ましい姿をしている。見るからに強そうな感じがするね!

 では、「ヒバリ」は何を餌にしているのか?また、どういう習性をしているのか?

 主な餌は種子や穀物で、繁殖期・子育て時には昆虫や蜘蛛を食べて栄養を補給するそうである。また、カエルを捉えるということはなく、カエルを木の枝に磔する習性はないようである。

 そうすると、「ヒバリ」の仕業とは、到底考えられない。

 

 次に、一昨日、田んぼの畔にいたのを見た「ツグミ」と「ムクドリ」(いずれも、全長24㎝)は、どうであろうか?

 その写真は次のとおりである(上部の鳥が「ムクドリ」、下部の鳥が「ツグミ」)。遠くからだと、仲が良さそうに見えるが!

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 「ツグミ」の餌は、ミミズ、蜘蛛、昆虫、果実、木の実を食べる雑食性である。また、カエルを木の枝に磔する習性は、どうもなさそうである。

 他方、「ムクドリ」の餌は、ミミズ、昆虫、穀物や果実を食べる雑食性であるが、トカゲを捉えることもあると言う。ただ、そうであっても、トカゲを磔にするのでなく、そのまま食するということになろうか?

 いずれにしても、カエルを木の枝に磔する習性は、どうもなさそうである。

 

 では、先週の2月13日、田んぼ傍らの電線に止まっているのを見た、次の写真の「ヒヨドリ」(全長27.5㎝)はどうであろうか?

 気の強そうな感じがする鳥のように見えるね!

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 「ヒヨドリ」の餌は、木の実、果実、野菜、昆虫、トカゲ等の爬虫類、両生類や小鳥の雛、何でも食べるそうである。そうすると、「ヒヨドリ」の仕業による可能性もあろうか?

 しかし、トカゲやカエル等を木の枝に磔するという話は聞いたことがない。また、ネット上で調べてみても、そのような習性があるとの記事は見られなかった。

 そうすると、「ヒヨドリ」がそのような芸当のあるようには思われない。また、「ヒヨドリ」にとって、カエルを磔にして、どんな意味が見いだせるというのだろう?

 やはり、「ヒヨドリ」の仕業でもなさそうである。

 

 さらに、先々週の2月4日に見た「ジョウビタキ」(全長15㎝)は、どうであろうか?正面からでなく、横向きから見た目の感じは可愛らしいが!

可愛らしい「ジョウビタキ」に寄せて! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 「ジョウビタキ」の餌は、蜘蛛などの昆虫が主食であるが、木の実も食するようである。そうすると、カエルを捉えるということはなく、ましてや、木の枝にカエルを磔する習性は、どうもなさそうである。

 

 さらに又、「ハクセキレイ」(全長21㎝)は、どうであろうか?この鳥は、変人懐っこい鳥だ!

とある田舎での「珍しい光景?」4例 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 「ハクセキレイ」の餌は、昆虫、蜘蛛やミミズが主であるが、雑食性でもある。確かに、スズメ同様、人間を恐れない鳥である。ミミズ等小さな虫や飛んでいる昆虫を捕食する姿が偶に目撃される。しかし、カエルを捉えて食するようには見えない。

 

 ではさらに又、「カラス」(全長50~57㎝)は、どうであろうか?

 「カラス」は雑食性なので何でも食する。小動物や生きたドバトさえ捕食する。すると、カラスの仕業でないのか?

 しかし、カラスが小枝にカエルを突き刺す話を聞いたことがない。また、そうしなくても、食料はそこら中にいくらでもある。カラスの仕業でもないだろう。

 

 最後に、その他、これまで「ハイタカ」「ケリ」「シラサギ」の肉食鳥も見て来たところ、とてもこれらの鳥が、木の枝にカエルを磔するというのは考えにくい。そもそも、これらの鳥は、人家の庭先にやって来ることがほとんどない。そればかりか、木の枝にカエルを磔するという話を聞いたこともないからである。
 

 結局のところ、昨年の12月14日に見た「モズ」のオス、又は、先々週の2月2日に見た「モズ」のメスの、いずれかの仕業であろう。

 まさに「モズのはやにえ」である。

「モズ(百舌鳥)」のオスか! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

暖冬の空景色~「鳥と月とジェット機と」~ - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 

(追記)

 2月21日、晴れ。

 先日、「クチナシの木」に磔状態下で発見された「カエル」の姿が、今日には見られなくなっていた。やはり「モズ」が食したのだろうか?

 「モズ」の姿は周囲を見渡しても見られない。それにしても、何時頃、「モズ」が現れたのであろう?