今日は晴れ。
晴れて日差しがあっても、冷たい風が吹く寒い一日であった。
今日目撃した鳥は「ツグミ」ちゃん、そしてジェット旅客機は「日航機」であった。このところ、「ツグミ」ちゃんはほとんど毎日目撃している。
その様子は次の写真(2枚)のとおりである。
ところで、最近のポップスは高度に技巧的過ぎて、多くの老若男女が口ずさむのに難しい気がする。その要因の一つとしては、昭和レトロ時代に流行ったメロディの希薄性があるものと思う。
この点、現在のポップス歌手「KANA(旧芸名/可奈)」さんの歌唱曲は、1970年後半~80年代の歌謡サウンド調とのネット評価もある(注1)くらい、昭和のメロディに慣れ親しんだ音楽愛好者にとっては、聴き耳の立てやすい作品となっている。
その当時は高度経済成長全盛時代で、庶民にとっても小さなスナックで酒を飲みカラオケで歌って、職場のストレスを解き放ち、心を癒したものであろう。
スナック絡みの名曲としては、1968年に大ヒットした、次の「パープル・シャドウズ」歌唱の「小さなスナック」(作詞/牧ミエコ、作曲/今井久、編曲/林一。公称売上げ100万枚突破。松竹が映画化)がある。
https://www.youtube.com/watch?v=XLPOaNm3NiE
https://www.youtube.com/watch?v=UnWF28nClJM
この時代はGS(グループ・サウンズ)ブームのピークで、やがて1970年頃に終焉を迎えたそうである。その後、スナックと題するヒットの名曲は見当たらない。
それ以降、スナックという呼称が用いられたのが「スナックの女王」であろうか。その呼称の御仁は、2009年にソロ・デビューした「KANA」さんである。
KANAさんは2018年5月から、日本全国にあるスナック100店舗を回って夜のキャンペーン(夜キャン)を1年8カ月かけて実行したのである(KANA全国スナック訪問「夜キャン」100店達成 - 音楽 : 日刊スポーツ)。
その中でもとりわけ、100回達成記念として決めたスナックが、一般社団法人全日本スナック連盟会長「玉袋筋太郎(注2)」が経営する「スナック玉ちゃん 赤坂本店」であったのは、オチがついて面白い。
KANAさんの歌唱曲としては「コイノアシアト」が特筆される(注3)が、それ以外にも、その後に発売された、次の3つの作品も味わい深い名曲である。
❶ 「再会の街」(作詞/冬弓ちひろ、作曲/小林宏和、編曲/佐藤和豊。2019年)https://www.youtube.com/watch?v=RrXbCScaUcw
https://www.youtube.com/watch?v=qb32eJ00lkY
❷ 「潮風の街」(作詞/RIE、作曲/小林宏和、編曲/佐藤和豊。2019年)
https://www.youtube.com/watch?v=Zrntba2j6ac
❸ 「OSAKA~夕暮れて~」(作詞/冬弓ちひろ、作曲/小林宏和、編曲/佐藤和豊。2021年。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000851.000022498.html)
https://www.youtube.com/watch?v=kI6c_V7orvA
https://www.youtube.com/watch?v=9foeLrBPcBo
以上の3曲を聴いて、改めて実力派歌手の歌唱力に心が癒されたものか(注4)。
(注1) 個人的にはそれに限らず、昭和でも1980~90年初め頃の昭和の終わり頃から平成にかけてのサウンドも存在するように思う。特に、「辛島美登里」さんの作品から影響を受けている作品もありそう?
(注2) 通称/玉ちゃん、略称/タマキン?。55歳。お笑い芸人「水道橋博士(60)」とタッグを組んで結成した、お笑いコンビ「浅草キッド」ボケ担当の相棒。
(注3) KANAさんの歌唱曲の中で、2017年の「なんでも鑑定団エンディングテーマ」であった、次の「コイノアシアト」が有名である。
歌謡バラードの名曲「コイノアシアト」を聴いて! - 諦観ブログ日記(2020年6月29日)
(注4) KANAさんのプロフィールは、
KANA[プロフィール] / TEICHIKU RECORDSのWebに記載されている。作曲者の「小林宏和」さんとは兄妹である(三木たかし&黛ジュンの兄妹と同じ)。