諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

癒しのレトロな名曲を探して(3)~長い髪の少女&そよ風のバラード~

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日は曇りも、今日は晴れ。

 

 昨日から急に寒くなった。師走の空は晴れていても寒々しい。

 一昨日接種の新型コロナワクチン(ファイザー)、当日の夜から注射部位に疼痛があり、本日の夜にその痛みは和らいだ。正常か。

 

 今日、幸運のサインと言われている「彩雲」と「」さんを目撃した。

 その様子は次の写真(計4枚)のとおりである。

 しかし、これまでのところ幸運があった試はない。

 

 

はじめに

 

 歌謡曲等のヒット研究室が検索したブログ記事の中で散見されるが、そのほとんどは歌謡曲等の紹介に終わっている。研究と言うからには、なぜその曲がヒットしたのかを探求するのが本来であろうが、そうなっていないのも実情なのか。

 もしかして、検索ブログにある歌謡曲等の研究室とは、ヒットした曲を紹介して、なぜヒットしたのかを読者等に考えてもらうという趣旨なのかも知れない。

 もっとも、ヒット曲へのコツが分れば、音楽制作に携わる関係者は苦労しない。分からないから苦労するのであろう。

 

 この点、長く音楽制作に携わる関係者にとって、この新曲がヒットするだろうとの予感は経験上から解かるものと思われる。その経験とは、これまでヒットした数多の作品の音楽性を身をもって感じ入っているからである。だが、当たり外れがあるのも事実のよう。

 

 今回、昭和のレトロな名曲「長い髪の少女」&「そよ風のバラード」を各紹介して、ヒット曲探求への一つの手掛かりにしたい。

 

長い髪の少女

 

 三原綱木YouTubeチャンネルの11月25日付け配信にて、グループサウンズザ・ゴールデン・カップス」が歌唱していた、昭和レトロの名曲「長い髪の少女」が取り上げられていた(https://www.youtube.com/watch?v=tjr8ugY5iC4)。

 この配信は、綱木さんが「ザ・ゴールデン・カップス」との出会いでの印象を語り、最後に「長い髪の少女」の曲を披露するというものである。

 御年77歳にもかかわらず、サビ等の高音が良く出ていたのには、驚きであった。

 

 三原綱木さんとは、以前、グループサウンズジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のメンバーとして、大ヒット曲「ブルー・シャトウ」(作詞/橋本淳、作曲/井上忠夫、編曲/森岡賢一郎。1967年。レコード売上げ150万枚。)を歌唱していたミュージシャンである。

ブルー・シャトウ・ジャッキー吉川とブルー・コメッツ Best ステージ - YouTube

 

 「長い髪の少」とは、ソロ・ボーカルがマモル・マヌー、リーダーがデイヴ平尾らから成るグループサウンズザ・ゴールデン・カップス」(注1)が歌唱していた、次の曲(作詞/橋本淳、作曲・編曲/鈴木邦彦。1968年リリース。オリコン14位、レコード売上げ35万枚。カバーも多い。)である。

https://www.youtube.com/watch?v=sFojpmJLWZw

https://www.youtube.com/watch?v=68CC_dTUC04

https://www.youtube.com/watch?v=tusMnU2ukto

長い髪の少女 ザ・ゴールデンカップス - YouTube

 

 この曲はメロディが大変素晴らしいのに加えて、デイヴ平尾さんが歌唱している「どうぞ」というハモリサビ)が、この曲をよりいっそう引き立て、大ヒットへと繋がったものと思われる。日本歌謡史に残る不朽の名曲である。

 

そよ風のバラード

 

 さらに、その翌年の1969年にリリースされた、「ザ・スウィング・ウエスト(メインボーカル/湯原昌幸)」が歌唱している、次の「そよ風のバラード」(作詞/こうじはるか、作曲・編曲/植田嘉靖オリコン95位)という名曲がある。

https://www.youtube.com/watch?v=wiZA5wFY7UM

https://www.youtube.com/watch?v=84CE6TnG4mI

 ただ、「雨のバラード」のように、大ヒットした話は聞かれない(カバーも僅少)。

 

 他方、カナダ出身歌手「Terry Jacksテリー・ジャックス)」が歌唱している、次の「Seasons In The Sun(邦題名/そよ風のバラード)」(1974年。チャート順位は米国・カナダ・英国・ドイツ等で1位、日本は84位。世界累計レコード売上1150万枚)という曲は、欧米で大ヒットしている。

Terry Jacks - Seasons In The Sun (Original Video HD) - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=OBRjZn9Uqfs

 曲名が同じ「そよ風のバラード」であるのに、日本ではいずれも大ヒットしなかったのに、である。

 

 大ヒットした「Seasons In The Sunのオリジナルは、「Jacques Brel(ジャック・ブレル)」が歌唱していた、次のシャンソン曲「Le Moribond(The Dying Man/瀕死の人)」(1961年)である。しかし、レコード売上げは芳しくなかったようである。

https://www.youtube.com/watch?v=Kbu7KjIYZic

https://www.youtube.com/watch?v=6Jl-R2NhUiI

 

 それは多分、歌手の歌い方やアレンジの良し悪しで、ヒットの有無が決まったのでなかろうかと思われるほどである(オリジナルとカヴァー曲とを聴き比べして、一般受けするのはどちらかは明らかか。オリジナルはヒットしなかったが、カヴァー曲で大ヒットすることはよくあること)。

 また、曲名「The Dying Man」でなく、「Seasons In The Sun」に替えたこともヒットの一因のようか(注2)。

 ところが、和訳「太陽の季節」とかけ離れた邦題名の「そよ風のバラード」は、そのように行かなかった。

 

 それにしても、もし「ザ・スウィング・ウエスト」歌唱の「そよ風のバラード」が、湯原幸さんのソロ用にアレンジした「雨のバラード」(レコード売上げ約62万枚)のように、リメイクしていれば、ヒットに繋がった可能性もある(注3)。

 メロディや雰囲気が良い曲であるだけに、そうでなかったのが悔やまれる。また、曲名も「つむじ風のバラード」に替えてみるのも一考か。 

 なお、湯原昌幸さんの御年は75歳、現役の演歌歌手である(菜の花 - YouTube)。

https://hochi.news/articles/20220722-OHT1T51282.html?page=1

 

おわりに

 

 今回取り上げた名曲は、1967年~69年に全盛期を迎えたグループ・サウンズの2曲である。

 1969年春当時の人気グループ投票において、次の記事あるように、トップは約14万票獲得の「ザ・タイガース」で、約7500票を獲得した2位の「ザ・テンプターズ」を大きく引き離している。

http://dankaisedai.co-suite.jp/groupsounds/

 

 これに対し、「ザ・ゴールデン・カップス」は2万票弱獲得の13位、「ザ・スイング・ウエス」は24位と、そこそこの人気であった。これは、上位人気グループに傑出した人気歌手(例えば、タイガースは沢田研二氏、テンプターズ萩原健一氏)、量産したヒット曲や組織票等が関係しているものと思われる。

 65年に誕生した「グループ・サウンズ」は、70年頃にその終焉を迎えている。

 

 そんな中で、注目していたのが「長い髪の少女そよ風のバラード」であった。と言うのも、トップクラスでなく、それでいてそこそこの人気を誇っていたグループ・サウンズに、傑出した不朽の名曲が見い出されると思うからである。

 さらに、おそらく、これらの両グループは、人気アイドル歌手、量産したヒット曲や組織票等と無縁であったであろう。

 

 最後に、これまでの過去記事を掲載して、本記事を終える。

癒しのレトロな名曲を探して(1)~哀しみのソレアード&千の風になって~ - 諦観ブログ日記(2022年10月10日)

癒しのレトロな名曲を探して(2)~別れの詩&別れの歌(曲)~ - 諦観ブログ日記

(2022年10月16日)

 

注1) 

 現在、その主要ヴォーカルメンバー等は既に死去し、残っているのはミッキ吉野さんとエディ藩さんだけのよう。

asahi.com(朝日新聞社):ザ・ゴールデン・カップスのデイヴ平尾さん死去 63歳 

【エド山口#80】ルイズルイス加部さん / 柳ジョージさん & 酒 - YouTube

【エド山口#162】アイスクリーム?キックの鬼富山勝治さん/長い髪の少女 - YouTube

注2

 なお、1986年に日本のロックバンド「TUBE」が歌唱していた「シーズン・イン・ザ・サン」(TUBE シーズン・イン・ザ・サン - YouTube)は、レコード売上げ30万枚を超える大ヒットを記録している。そうすると、この曲名はヒットへの縁起が良いのだろうか?

注3

 「雨のバラード」のオリジナルとリメイク曲との聴き比べ

 ❶ ザ・スウィング・ウエストhttps://www.youtube.com/watch?v=6hbC2vbj25k

 ❷ 湯原昌幸https://www.youtube.com/watch?v=cFxxBfriA5o

 やはり、❶よりも❷の方が感銘を受ける。