諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「ヒバリ(雲雀)」に魅せられて(1)~ヒバリの駐車場徘徊は、なぜ?~

お題「わたしの癒やし」

 一昨日、昨日は、曇り時々晴れの日が続いていた。日中は暑かったものの、朝晩は暑さが和らいでいた。

 今日は曇りのち雨。暑くはなく、むしろ涼しいくらい。

 

 

はじめに

 

 かって「ジュディ・オング」さんが歌って大ヒットした、次の「魅せられて(英語タイトル/Love  Is  Calling  Me)」(作詞/阿木燿子、作曲・編曲/筒美京平。1979年リリース。レコード売り上げ累計200万枚のミリオンセラー)という名曲があった。

https://www.youtube.com/watch?v=SFJS1fk71iM

https://www.youtube.com/watch?v=ogxRdWdLGCU

 この曲の歌詞の意味は余りよく解らないけれど、何かに「魅せられて」いるということは判る。

 そんな「魅せられて」に肖り、今回からのシリーズとして「ヒバリ(雲雀)に魅せられて」を企画した。

 ついでに、本シリーズ記事も、その大ヒット曲「魅せられて」に肖りたいね!(-_-;)

 

「ヒバリ」の魅力は、どこに?

 

 春以降の田んぼ周辺の主役鳥は、次の過去記事にも書いていたように、やはり「ヒバリ」であった。

田んぼ付近で見られる、春の身近な野鳥たちの「主役交代」も! - 諦観ブログ日記

  「キジバト」「カワラヒワ」や「ケリ」を主役鳥とするには、これらの鳥の出現回数も少なく、際立った特徴が窺えない。

 

 「ヒバリ」の知名度は「揚げ雲雀」に見られるように、鳴き声の美しさにあろう。ところが、「日本三鳴鳥鶯、オオルリコマドリ)」には加えられていない。

 これは、「ヒバリ」が余りにも身近すぎて、かつ喧騒なくらい鳴くためであろうか?

 したがって、従来言われている「ヒバリ」の鳴き声の美しさ如何は、人によって異論もあろう。

 

 そんな中にあって、これまで、カメラレンズをとおして「ヒバリ」に関し判ったことは、次の過去記事にも書いたように、「ヒバリ」の行動形態や顔の表情に、他の小鳥には窺えない際立った特徴が見られるということである。このことは、肉眼をとおしてでは判らない。

「ヒバリ(雲雀)」の豊かな表情 - 諦観ブログ日記

 

 「揚げ雲雀」の回数がめっきり少なくなった最近にあって、田んぼの主役鳥としての特徴は、「ヒバリ」の毅然とした立ち居振る舞いひょうきんな顔をした表情に着目したい。鳴き声よりも、むしろこれらの点こそが「ヒバリ」の魅力であると思うからである。

 鳴き声の美しさに各人異論があるにしても、人間に勝るとも劣らない「ヒバリ」の豊かな表情等の有無について異論の余地はないだろう。これらのことは、地味で目立たない「ヒバリ」を田んぼの主役鳥としてもてはやすのにもってこいである。

 「おいどん」としては、それらの「ヒバリ」の特徴に「魅せられて」、夢中になっているのである。

 

早朝の駐車場に「ヒバリ」が! 

 

 昨日早朝、2羽の「ヒバリ」が隣りアパートの駐車場でうろちょろしているのを目撃した。

 珍しいことである。これまでは、田んぼの中、畔付近や電線にいるのが主であった。なのに、アスファルト舗装された駐車場で2羽の「ヒバリ」が徘徊するのに、何か理由があるのだろうか?

 田んぼには水が張られ、又田んぼ畔付近はケリ又はアオサギダイサギに占拠された状況下にあって、これまでは余り見られなかった電柱にしばしば止まっているということと関係があるのだろうか?

 つまり、「ヒバリ」の居場所が少なくなっているということからなのであろうか?

 

 「ヒバリ」は相も変わらず、様々な表情を見せていた。駐車場には餌がないはずであろうに、餌探しのためでないのであろう?そうすると、気晴らしのためであったのであろうか?しかも、2羽の「ヒバリ」は喧嘩をするわけでもない。また、オスとメス同士のようであるが、確かなことは判らない。

 

駐車場でのヒバリの様子

 

 それでは、駐車場での「ヒバリ」を見てみることにする。

 その様子は次の写真(Twitter投稿を含め、10枚)である。 

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(この写真左上の「ヒバリ」は、眠いのか?、目を細めながらも、冠羽を立て毅然とした立ち振る舞いをしている。)

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(2羽の「ヒバリ」は双方が離れたり、又寄って来たりしていた。) 

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(この2羽の「ヒバリ」には、どこかよそよそしさも感じられる。)

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(正面から見たヒバリの顔の表情は、どうしてもひょうきん顔に見えてしまう。)

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(「ヒバリ」のお尻にある排泄口(総排出膣)が、もろに見えている。メスなのであろうか?)

 

まとめ等

 

 「ヒバリ」の知名度は「春を告げる鳥」とか「揚げ雲雀」で、これまで有名な作曲家等の作品で取り上げられたことにあろう。しかし、本格的なバーダーは見向きもしないのが実情である。

 確かに、美しい鳴き声と言っても、四六時中鳴く「揚げ雲雀」等は喧騒さえあり、その良し悪しは人それぞれである。また、地味で目立たない体色の、何処でもいるような身近な鳥をバーダーが追っかけるはずもない。

 

 「魅せられて」で大ヒットした名歌手「ジュディ・オング」さんも、歌手衣装としてクジャクor蝶々)のような羽根飾りの付いた出で立ちで、衣装を拡げて歌っていたよう?この出で立ちも、ミリオンセラーとしての大ヒット曲に繋がったのであろうか?

 本格的なバーダーはそんな鳥に憧れるのであろう。

 まぁ~、その方がお金儲けに直結する可能性がある。地味で身近な「ヒバリ」を追っかけて、お金儲けできる人は研究者等ぐらいの少数であろう。

 

 お金儲けにはるか縁遠い「おいどん」にとっては、従来から話題にすらされない「ヒバリ」の隠れた特徴を捉えて、「ヒバリ」に関する記事を書きたいものである。

 なお、「ヒバリ」とはどういう鳥かについて、次の過去記事を書いているので、ご参考の程を!

「ヒバリ」って、どんななの? - 諦観ブログ日記

「ヒバリ(雲雀)」の号泣小話 - 諦観ブログ日記

 次回は「路上ヒバリ」に関する記事を書くことにする。