今日は晴れ。
昨日は、ハシボソガラスがトンビに対してモビング(mobbing)していた。
モビングとは「小鳥が、捕食者であるフクロウやタカなどに対して集団で行う行動。やかましく鳴きたて、突撃するように飛び回る。」(weblio辞書)とのことである。
一般的には、この攻撃は嫌がらせをして追い払うのが目的だと言われているが、「嫌がらせ」という点については、多少疑問もある。
確かに、カラスはたくましくかつ賢いので、遊び心で嫌がらせすることもあろう。しかし、まかり間違えば反撃を受けて、返り討ちに遭うかも知れない。むしろ、テリトリーを守るための決死の行動と見た方が良さそうに思われる。
トンビに対してならば、決死の行動とまでは言えなくても、鷹の場合は相当な覚悟が必要であろう。現に、モビングを仕掛けたカラスが、逆に鷹の反撃に合って殺された記事も散見される。
また、それと少し似たようなことを感じさせられる事例を、昨年、現に目撃している。
その事例は、次の「カラス対ハイタカ?の攻防戦」の過去記事である。
「ハシボソガラスvs.鷹(ハイタカ?)」の空中戦 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
この記事では、大型のカラスのモビングに対して、小型の鷹が、逆に反撃を繰り返して、カラスの背中の上に乗っているのが窺える。見応えのある攻防戦であった。この時、鷹はカラスから逃げようとしなかった。最後には、カラスが逃げるような格好になったように思われた。
全長30cmを超える小型の鳥(ハイタカ?)が、全長50cmの大型の鳥(ハシボソガラス)に対して、単独で立ち向かって反撃するという事例は、日本人なら誰でも拍手喝采を贈りたくなろうか?
「おいどん」も、その様子を見て、ひどく感動を覚えたものである。
かっては、大相撲や柔道において、小さい者が大きな者とつばぜり合いを繰り返した末に、大きい者を倒すということが、多くの観衆にとって拍手喝采ものであった。
今でも、そのような心情が日本人の心に浸透していると思いたい。しかし、実際の世の中の有り様を見ていると、真逆になっていそうか?(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
かってあり得たことが、今では、どうころんでもあり得ようがないと思われるからである。
トンビは鷹の一種で大型の鳥なのに、一般的には、さえない鳥と言われている。それは、動物の死骸等をあさるからであろうか。しかも、本来の鷹のように、猛禽類には似つかわしくなく、生きた鳥を捕食しないからである。当然、生きたカラスを捕食することはない。
いや、そもそも、無駄にカラスと喧嘩して傷つくことの方が命取りになる。だから、逃げた方が賢いということになろう。
これまでに目撃し、以下の記事に書いて来た「トンビとカラス」の空中戦は、その多くが、カラスのモビングに対し、トンビが交わす等して、逃げていたようである。
とある田舎での「珍しい光景?」4例 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
秋晴れの空にて、「トンビ(鳶)」らのバトル勃発か?(>_<) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
昨日見た、トンビとカラスとの空中戦も、そうであった。
(以下の掲載写真からは見えないが、もう一羽のハシボソガラスも近くに飛んで控えているようであった。)
その様子は、次の写真(Twitter投稿を含め、6枚)のとおりである。
(ハシボソガラスがトンビを追いかけている。)
(トンビがハシボソガラスを追いかけた格好になっている。)
(ハシボソガラスとトンビとが交錯している。)
ハシボソカラスのトンビに対する「モビング」
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年3月9日
⇦田舎町では偶に見られる光景か。カラスの負けん気が伝わる。にしても、トンビは避けるのが精一杯で、逃げていた。 pic.twitter.com/5KwwvbST9O
カラスのモビングを受けて逃れたトンビは、その後、なぜか、自宅近くの上空にやって来た。(@_@。
その様子は、次のTwitter投稿写真(1枚)のとおりである。
「トンビ」と「ハシボソガラス」 pic.twitter.com/GXBsevsp9W
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年3月9日
最後に、恒例のレトロな「ラテン・ポップス」の名曲を紹介して、本記事を終える。
それは、南米のウルグアイバンド「Los Iracundos(ロス・イラクンドス)」が歌唱している、次の「Las Puertas Del Olvido」(1984年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=wGL9whmK3u0
https://www.youtube.com/watch?v=lSHvITl9C9k
https://www.youtube.com/watch?v=Fk7mhqKZ2o4
なお、ウルグアイと言えば、南米では馴染みのない国であるが、世界一貧しい大統領「ホセ・ムヒカ」氏がいる国として知られるようになった。このような大統領は、通常あり得へんことなので、世界中の注目の的とされた。(^-^)