今日は曇り。
今日、遠方の住宅屋根で鳴いている小鳥を見つけた。頭部から背中は黒色、腹部は白色である。
この鳥は、「ツバメ」のようにも見えるが、果たして、そうなのであろうか?
最近、多数の「ツバメ」(全長17㎝)が、田んぼ周辺を頻繁に飛び回っており、鳴き声もよく聞かれる。その鳴き声の一つに、「チュピチュピチュピギー」がある。それを、日本語で、「土食って虫食って渋い」と聞きなし(鳥のさえずりを人間の言葉に当てはめて憶えやすくすること)されるそうである。
そんな「ツバメ」が、一昨日から、何羽も田んぼに降り、土を食っている姿を見かけている。繁殖するのでないと地上に降りて来ないと言われる「ツバメ」だけに、この土食いは、繁殖のための巣作り素材を集めているよう。今朝も、「つがい」であろう2羽の「ツバメ」の様子を現認した。
「ツバメ」が田んぼの目的の土を集めるのに、なぜか、必ずと言ってよいほど、半周旋回してから着地する。一直線に目的地へと降りては来ない。これは、多分、警戒心からであろうか。しかも、水たまり近くにある柔らかい土を集めている。
それから、土を啄む時間は、カメラの焦点を合わす暇もないほど短い。そのため、あらかじめカメラを構えておかないと、その「ツバメ」の様子の写真を撮影することは困難である。
幸い、「ツバメ」は、間髪置かずと言ってよいぐらいに、何度も何度も、土食いのため、田んぼに飛来するので、その様子を撮影する機会が少ないわけでない。
その「ツバメ」の様子を撮影した写真(5枚)は、次のとおりである。
では、冒頭写真の鳥は、この「ツバメ」なのだろうか?
確かに、頭部から背中は黒色、腹部は白色である。しかし、冒頭写真の鳥と違って、「ツバメ」の嘴は短く、しかも、目の上が白くはない。
「ツバメ」でないとしたら、どういう鳥なのであろうか?
そこで、ネットググりをしてみた。すると、「セグロセキレイ(orハクセキレイ)」という鳥を見つけた。この鳥は、確かに、頭部から背中は黒色、腹部は白色であった。しかも、嘴も「ツバメ」のように、短くはない。いずれも、その全長は21㎝と「ツバメ」より大きい。
言われてみれば、この鳥が目に留まったのは、遠目からでも「ツバメ」より多少大きく感じたからである。しかし、遠くからだと、大きさの度合いは、明らかな違いがなければ判らない。
そう言えば、今、昨年(11月11日)田んぼにいた「ハクセキレイ)」を撮影していたのを思い出した。
それは、次の写真(1枚)である。
この写真を見ると、目の上が白く、嘴は「ツバメ」よりも長い。そうすると、冒頭写真の鳥は「ツバメ」でなく、「セグロセキレイ(orハクセキレイ)」ということになろうか。そして、この写真の鳥は喉元が白いようなので、「ハクセキレイ」である。
では、冒頭写真の鳥は、「セグロセキレイ」なのか、それとも、「ハクセキレイ」なのであろうか?
この点、冒頭写真上からは明確でないものの、喉元が白くないようなので、「セグロセキレイ」の可能性が高いよう?
この両者の見分け方は、次の過去記事にも触れたように、一見して難しい。
とある田舎での「珍しい光景?」4例 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
結論としては、「ハクセキレイ」の可能性もないわけでないが、一応、「セグロセキレイ」と認定する。
最後に、「ツバメ」に関し、昨年書いた次の記事を参考として掲載し、本記事を終える。
「つばくろ(燕)、来たる!」(1) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
「つばくろ(燕)、来たる !」(2)~巣作りを巡り、長期紛争に見る壮絶バトル~ - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
「つばくろ(燕)、来たる!」(3)~摩訶不思議なインシデント(Incident)~ - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
「つばくろ(燕)、来たる!」(4)~巣作り観察等から得られたコロラリー(帰結)~ - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記