一昨日は晴れ。昨日は曇りのち晴れ。今日は曇り一時雨。
昨夜は、美しい「上弦の月」を久しぶりに眺めることができた。
その様子は次の写真(1枚)のとおりである。
はじめに
最近、東京では宗教(旧統一教会)と政治(自民党)との関係で、「ズブズブ」言葉が流行っている。少し前までは、「雲隠れ」言葉が流行っていたのであるが。
また、地方では、コロナ禍のためなのか「グダグダ」病に罹っているとみられる職業人が目に付く。
両者に共通することは、丁寧な説明が十分になされないままに終わることである。
今回、此の頃都で流行る「ズブズブ」言葉と、田舎の「グダグダ」病について、記事にしてみる。
「ズブズブ」言葉
最近、政界に関する報道で「ズブズブ」言葉が流行っている。
それは、次のタイトルからも分かろうか。日刊ゲンダイ、AERAやSmart FLASHの週刊誌記事タイトルである。
旧統一教会とズブズブ…かつて安倍政権が「反社会的勢力」の定義を“撤回”した本当の狙い(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
「自民党とはズブズブ」旧統一教会との関係が明るみに 「選挙支援」〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
旧統一教会と「ズブズブ」疑惑議員に厳しい声 - ライブドアニュース(Smart FLASH)
ズブズブの意味は「水や泥などに深く沈むさま/デジタル大辞典」を言う。そうすると、多くの自民党議員が旧統一教会という水や泥に深く嵌っている(約30%の議員)ような何らかの関係があるということなのか。
その中でも、特にズブズブと見られている御仁は、安倍晋三元首相、下村博文元文科相、二之湯智国家公安委員長、細田博之衆院議長、山谷えり子元国家公安委員長、萩生田公一経済相、岸信夫防衛相、末松信介文科相、稲田朋美元防衛相、北村経夫参院議員、井上義行参院議員、逢沢一郎国対委員長、平井卓也デジタル相、杉田水脈衆院議員、細野豪志衆院議員や長島昭久衆院議員等である。https://www.theheadline.jp/articles/666
上記のズブズブ関係にあると見られている御仁は、岸田文雄首相も言っているように、今後、国民に対して、各人からの丁寧な説明が必要とされよう。
それでは、これがなぜ問題になるのだろう。というのも、福田達夫総務会長は、7月29日の記者会見で、旧統一教会と政治との関係について、「何が問題か正直分からない」と話しているからである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d1eda23592ffe36f40efda512c1df8dc8e98768
そもそも政治を行うとは、一部の国民でなく、国民全体の生活を守ること(注1)にあるのなら、福田総務会長は、旧統一教会が信者(国民)らの生活を著しく侵害していることについて、甚だ思いが至らないことに浅薄さが窺えようか。
では、旧統一教会の具体的に何が問題なのであろうか?
それは、次の事例にあろう。
❶ 統一教会元信者(仮名・鈴木さん/38歳)談(日テレNEWS。7月27日放送)
ペンダントの宝石145万円、ミニチュアの壺3万円を2個、着物81万円を7年 間で約500万円費消させられた。
また、自民、旧民主の選挙ボランティア(2006~13年)に参加させられた。
❷ 7月29日の日テレNEWS報道
昨年の霊感商法被害額は、約3億3000万円。例えば、印鑑21万円、壺70万円、絵画・美術品70万円、献金約9000万円
これまで、裁判で賠償額が認められた例は、天聖経・平和経140万円、アメリカの研修施設建設63万円、教会に通う受講料18万円、先祖供養40万円、霊肉祝福304万円である。
それも、購入しないと地獄に墜ちる等と脅され購入させられた。
これに対し、最高裁は社会的相当な範囲を逸脱しているとして、返金命令を下した。
“統一教会”の霊感商法、35年間で「1237億円」 「地獄で苦しんでいる」…煽られ500万円超→違法判決(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース(7月29日)
旧統一教会巡る相談12倍に 「5億円献金」、2世からも:東京新聞 TOKYO Web
❸ さらに、国益を毀損しそうな大問題は、家庭崩壊にまで至った日本の信者等から搔き集められたお金が韓国等に送金され、アメリカでの宗教ビジネスに費消されているということである。又、アメリカや韓国に広大な御殿の建設費用にも費消されている。
日本から「年500億円」搾取した統一教会(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
文鮮明・韓鶴子「強欲夫婦」の本性 日本から年500億円搾取 | 週刊文春 電子版
❶旧統一教会が日本信者から集めた巨額の資金を原資に、米国で巨大ビジネスを展開し、莫大な利益を得る(海外メディア指摘)。
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年8月1日
⇦タク・ジイル教授曰く「(教団は)表面上は宗教的な教義を追及しているが、実際のところはカネを追及しているのだ」と!https://t.co/lBBU8oMByL
❷今夜の三日月(広義) pic.twitter.com/Fddh4sdXJ9
そして、最近の原資たる送金額は、毎年200億円超で、多い年には600億円や1000億円も送金されたようである。
文鮮明氏の米国大邸宅建立資金の出所が気になる。 https://t.co/TttIohUZZM
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年7月21日
旧統一教会にとって日本は“金ヅル”…韓国本部に「年間200億円」送金と献金実態(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
旧統一教会の正体 植民地支配の怨みを解くため日本はただの献金組織【報道1930】 | TBS NEWS DIG (1ページ)
この旧統一教会が実施した霊感商法等に対して、長期の安倍政権は有効な霊感商法等防止策を講ずることはなく、むしろ、間接的にこれを助長して来た節も見られる。その一つが、2015年の旧統一教会の名称変更であろう(注2)。
それにしても、このことに対して、デモをしている政党は見られず、ただ政治団体の「日本第一党」だけが東京・新宿でデモをしただけである(注3)。
その様子は次のTwitterに投稿された写真(1枚)のとおりである。
政党を含めた政治団体の内で、デモ行進したのは「日本第一党」さんだけか? https://t.co/USxWtjdSBs
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年8月1日
結局「ズブズブ」なのは、多くの自民党議員が旧統一教会から選挙活動支援を受けたり、自民党有力議員が旧統一教会の行事に参加したり、又、広告塔等になっているということである。それにより、旧統一教会の霊感商法等の活動が容易になっている側面も否めない。
【画像・写真】旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 歴代政権の重要ポスト経験者が34人もP2|日刊ゲンダイDIGITAL(7月16日)
【画像・写真】旧統一教会と関係ある「安倍派議員35人」のリストがコレだ! 自民党内でも圧倒的な人数P1|日刊ゲンダイDIGITAL(7月23日)
細田博之議長の選対本部長は「統一教会」有力団体の議長だった | 文春オンライン
おまけに、自民党市議(元衆院議員)のように、旧統一教会との縁を切れないと公言する御仁もいる。
旧統一教会と40年以上関わり 北海道市議「縁を切ると言う気ない」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
宗教が政治を支配しようとする一証言にも! https://t.co/RirXkgztYu
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年7月22日
これでは、根も深く「ズブズブ」言葉が流行るわけである。
「グダグダ」病について
他方、最近、地方では医者や歯医者の治療後の説明が十分でないばかりか、依頼した修理業者の修理内容が不十分極まりないことが多く見られる。これらは、以前にはなかったことである。
説明を求めても、納得のゆくようなものでなく、のらりくらりと分からないまま、「グダグダ」病にかかっているかのようで、「だめだこりゃ、という」という気持ちにさせられる。
そう言えば、コロナ禍前の話であるが、宗教勧誘者と思われるおばさん二名が自宅に訪問して来、要件を尋ねても答えることなくグダグダと世界平和の話をされて、閉口したことがあった。そのおばさん連中が旧統一教会の勧誘者だったかは定かでない。
グダグダの意味は「気抜けしている様。だめだこりゃ、という状態/weblio辞典」とされる。
地方の医者には、インフォームド・コンセントが欠けていそうに思われるのである。医療法第1条の4第2項においても、努力義務とはいえ、インフォームド・コンセント形成の規定がある。
それなのに、丁寧な説明もなく、その医者を敬遠せざるを得ない。
歯医者においてもそうであるが、おいそれと変える訳には行かない。それまでかかっていた歯医者は説明十分であったが、コロナ禍のため閉院してしまった。ただ、コロナ禍が収まって院の再開を願うのみである。
一昨日は、便座の人センサーやリモコンの調子が悪く、修理を依頼した修理業者が来宅した。単に人センサーやリモコンを取り換えるだけで、技術料がとられていた。結局、修理を頼む必要もなく、人センサーやリモコンの器具を家電量販店で購入するだけで済んだのである。それも、出張費、技術料と消費税でそれらの器具交換費用と同額になっていたのである。
修理を依頼したのは、その他に故障がないかを尋ね、会社に了解を得ていたからであるが、その修理担当者は質問への応答がないばかりか、納得できる説明のないまま、のらりくらりとグダグダ状態になっていた。このことも、以前には見られなかったことである。
このことは、2年以上に渡る「コロナ禍」のため、世の中が多少おかしくなっているのであろうか?
おわりに
これまで、ズブズブ言葉とグダグダ病について考えて来たが、前者は根の深い問題であり、後者は多少コロナ禍が影響しているのかも知れない。前者の根の深い問題について、公共放送であるNHKが「視点論点」としで放送しないことに、多くの視聴者から批判が寄せられている。
旧統一教会問題に及び腰?「プライドはないのか」などNHKに相次ぐ批判 - ライブドアニュース(女性自身)
これでは、NHKに受信料を払いたくなくなるね!
最後に、気分直しに、恒例のレトロな名曲(カンツォーネ)を鑑賞して、本記事を終えたい。
それは、ナポリ出身のイタリア人歌手「Peppino Gagliardi(ペピーノ・ガリアルディ)」が歌唱している、次の4曲である。
❶ 「Settemble」
https://www.youtube.com/watch?v=H0Srb7Qv4Qc
https://www.youtube.com/watch?v=i4W76EZ5InA
❷ 「Che Vuore Questa Musica Stasera」(邦題名/ガラスの部屋。1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=nKS4Iu0JvPU
https://www.youtube.com/watch?v=xIfiF47rh6Q
❹ 「Gocce di mare」
https://www.youtube.com/watch?v=vGVN4HYTqdY
(注1)
憲法15条2項は、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者でない。」と規定し、99条は、「天皇又は摂政及び国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。」と規定している。
首相は国務大臣の範疇に入り、国会議員もその他の公務員の範疇に入る。
(注2)
家庭崩壊させられて、安倍元首相を銃撃した「山上徹也容疑者」は、その動機を政治的テロでなく私怨としているので、政治的テロでも暗殺でもなく、単なる私怨による殺害である。そうすると、民主主義の根幹を揺るがす殺人行為でもない。であれば、国葬に付すのは道理に合わないのでないだろうか。
就職氷河期世代(1999年~2004年の高校・大学等卒業生)
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年7月28日
❶山上徹也容疑者(1999年高校卒業)https://t.co/SWGZJjvCQohttps://t.co/pd0chYVEeu
❷加藤智大・死刑囚(1982年生まれ)https://t.co/7iiUFsNrFT
又、法的根拠もなく、4割近くの非正規労働者を創出させ、社会階層の2極化(分断)を推進した張本人でもある。これまで一部の富裕層だけを優遇して来たのは、憲法15条に規定する「全体の奉仕者」として政治をしたとは言い難いだろう。このことは、憲法98条に規定する「憲法尊重擁護義務」に違反する行為でもあろうか。
(注3)
政治団体「日本第一党」について、旧統一教会を断固糾弾するデモを実行したことは、今後の政治活動に期待が持てそうである。いずれ、政党要件を獲得して、国会で大暴れしてくれそうである。ただ、今夏の参院選比例代表得票が約11万票(0.2%)は少ないので、旧統一教会粉砕問題に取り組むことで、国民の支持を拡大したいものである。
野党に至っては、立民(中川正春元文科相外7名)、国民(玉木雄一郎代表、前原誠司代表代行)、維新(馬場伸幸共同代表外12名)が旧統一教会に関わっている御仁がいる。共産、社民やれいわにはいないものの、これらの政党がデモをする等、旧統一教会を糾弾するようなことをしていない。圧倒的多数の自公政権に対して、今後いくら口撃等で抗議しても、おそらく結局のところ、尻すぼみとなってグダグダ状態になってしまうだろう。