「人生最大のピンチ」は！？

今週のお題「人生最大のピンチ」

お題「わたしの癒やし」

　昨日、今日と晴れ時々曇り。

　昨日は、久しぶりに「キジバト」を目撃した。

　その様子は次の写真（３枚）のとおりである。

　田んぼの稲が実る頃は、野鳥と言えばスズメばかりであった。

　今日のお題は「人生最大のピンチ」ということであるが、そのピンチを潜り抜けることによって、その後の人生が変わったかも知れない話である。

　それは、今は昔の「今昔物語」ほどではないにしろ、今思えば背筋のゾッとする、今となっては昔のことである。

　当時は、今のような金満主義（過度な金儲け主義）が横行する社会ではなく、例えば、多少のお金の不足があっても、金銭的な貧窮事情があれば小銭の不足分はまけておくという風潮（どんぶり勘定）があった。また、それができなければ、お金のある範囲内で善処してくれるという人情味（義理人情）の溢れたレトロな牧歌的時代であった。

　努努、昨今社会問題化している「旧統一教会（世界平和統一家庭連合）」のような、例えば、霊感商法とか、高額の寄付をさせ、お金が無くなれば借金までさせたり、又、お金を集めるために売春までさせたとかいう人倫に悖る話について、マスコミが大々的に取り上げ、報道していた記憶はない。

紀藤正樹弁護士旧統一教会系の〝集金実態〟明かす「信者に売春させた事件も」（東スポWeb） - Yahoo!ニュース

　「人生最大のピンチ」は、「ギリギリ、カツカツ間に合った」ことである。

　では、何が「ギリギリ、カツカツ間に合った」のか？

　それは、受験である。

　当時は、新幹線もなく、当日の始発便で田舎から鈍行列車に乗って、受験校地まで２時間余りかけて行った。

　若気もあって、考えが甘く軽く受験に間に合うものと思っていた。ところが、当地に着いてみると、タクシーに乗っても、ギリギリ間に合うか否かの瀬戸際に立たされていた。

　早速、タクシーに乗ったは良いものの、当日の宿泊代や帰りの汽車賃等を考えると、駅から受験校までのタクシー賃をある程度省かざるを得ない。そこで、受験校が見え、メーターによるタクシー賃（チン）が上がる寸前までの地で下ろしてもらった。(-_-;)

　その時のタクシーの運転手さんの対応は素晴らしく、今でも感謝している。駅からの最短距離、運賃の上がる一歩手前かつ受験校のすぐそばへと誘ってくれたのである。これまで、タクシーに何度も乗って来たが、荒ぶる運転手ばかりが頭に焼き付いているだけに、猶更である。一生に一度、いや二度出遭うか出遭わないかのタクシー運転手さんであった。

　受験校舎へと、死に物狂いで駆けに翔った。受験校の構内に入ると、案内係員がまさに店仕舞いをするところであった。試験会場はどこかと右往左往した。そして、息も絶え絶えに、試験会場へと怒涛の如く雪崩れ込んだのであった。

　試験会場では、試験官が事前の受験説明をしていた。間一髪！

　ギリギリ、カツカツ間に合ったのである。

　人生最大のピンチであった。繰り返すが、今でも、当時を思うと背筋がゾッとする。

　では、この何が人生最大のピンチだったのであろう？

　それは、この地が、その後の人生を決定づけるところとなったからである。おそらく、受験に合格していなかったなら、この地に移り住んでいなかったであろう。

　まぁ～、人によって、そんなことは「人生最大のピンチ」と言えないかも知れない。しかし、その捉え方は人それぞれであろう。命がけとか、リストラ避け等だけが、「人生最大のピンチ」だと決めつけられないように思われる。

　最後に、恒例のレトロなラテンポップスの名曲を紹介して、本記事を終える。

　それは、イタリアの女性歌手「Ksenya Nikora（クセニア・二コラ）＆Nikolason'g」が歌唱している、次の４曲である。

　❶　「Lágrimas Negras」

https://www.youtube.com/watch?v=TkxTv1ktr-E

　❷　「Quien Será（Sway）」