昨日は晴れ。今日は晴れ一時曇り。
このところ、上空にジェット旅客機の飛ぶ姿を見る機会がめっきり少なくなった。それは、なんでだろう~?
これは、ラムダ株の新型コロナ感染拡大により、東京のみならず地方にまで緊急事態宣言等が発令されていることと関係があるのだろうか?
新型コロナ: 緊急事態宣言、21都道府県に拡大 9月12日まで: 日本経済新聞
それでも、昨夕は、「日航機」が久しぶりに飛んでいるのを目撃した。
その様子は、次の写真(Twitter投稿を含め、4枚)のとおりである。
❶国内生産原油量0.3%、輸入原油量99.7%(2019年度)と!https://t.co/f4ygjcnS4j
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年8月29日
❷今夕飛行していた「日航機」 pic.twitter.com/q63UBOpasF
そして、今夕は、どこかのジェット旅客機が遥か上空を飛んでいるのを目撃した。
その様子は次の写真(1枚)のとおりである。
ジェット旅客機を見ていると、しばらく途絶えている「想ひ出の名曲を辿るジェットの旅」シリーズが想起される。
想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(30)~シルヴィ・ヴァルタン歌唱5選~ - 諦観ブログ日記
そんな中、今回、平成時代の著作物使用料分配額(JASRAC)上位の「レトロな名曲」について、当該作品の売れ行きが良かった理由を少し考えてみた。
はじめに
JASRAC(ジャスラック)は、「平成の著作物使用料分配額」(1989年~2019年)のランキング・トップ100を、次のとおり発表(分配額は非表示)している。
https://www.jasrac.or.jp/release/pdf/190417_1.pdf
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3dab4a08a8205dd5ad811ff4a5f0f51e6ad2756
このランキングから6曲を厳選して、ランク外の類似曲等と対比しながら記事を書くことにしたい。そして、ここで問題にしたいのは、これら平成時代における6作品の音楽演奏、カラオケ・社交場利用等による楽曲使用が絶好調だった理由は、「なんでだろう~」ということである。
ところで、「なんでだろう~」は、お笑いコンビ「テツandトモ」のギター漫談で使用されていた文句(2003年新語・流行語大賞受賞)である。
最近はあまり聞かれない文句となっているが、疑問符の「なぜ?」というよりも、日常会話用語として素朴な響きがあり、しかも、何度でも繰り返し使用でき、とても好感が持てる。そこで本記事に拝借した次第である。
世界に一つだけの花
1位は、「SMAP」歌唱の「世界に一つだけの花」(作詞・作曲・編曲/槇原敬之。2003年)であった。2019年オリコン調べCD売上枚数は、約320万枚とのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=nLE6w_WJzRs(ただし、作曲者の歌唱分)
これに対して、ランク外のNHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(歌唱/花は咲くプロジェクト、作詞/岩井俊二、作曲・編曲/菅野ようこ。2012年)がある。
https://www.youtube.com/watch?v=_RwTct8K2JM
いずれも「花」に纏わる曲であり、メロディ等作品の優劣はつけがたく、素晴らしい名曲である。なのに、片やランクトップ、こなたランク外は、なんでだろう~?
一応の理由として、人気歌手グループ「SMAP」の歌唱がミソなのか?それに、作品発表に10年近い開きもあろう?
居酒屋
2位は、「五木ひろし&木の実ナナ」歌唱の「居酒屋」(作詞/阿久悠、作曲/大野克夫。1982年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=5uoFl8-M0xY
https://www.youtube.com/watch?v=sD1JaW0YXgI(ただし、「五木ひろし&坂本冬美」歌唱のニューヴァージョン。2017年)
これに対して、似たような作品としてランク外の「日野美歌」歌唱の「氷雨」(作詞・作曲/とまりれん、編曲/高田弘。1982年)がある。当初のオリコン売り上げ50万枚超えと言われ、大ヒットした曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=Lki3dPFoXpQ
https://www.youtube.com/watch?v=eijtSjfi05c(ただし、中森明菜カヴァー曲)
https://www.youtube.com/watch?v=s3lk3C1mx_s(ただし、テレサ・テンカヴァー曲)
いずれも、作品が同時期に発表されているのに、ランク2位とランク外との分かれ目は、なんでだろう~?
確かに、かたやデュエット曲、こなたソロ曲の違いはある。また、紅白歌合戦出場常連の演歌歌手「五木ひろし」の知名度は抜群である。それよりも、男女仲睦ましくカラオケで歌うのが受けるのかも知れない。
酒よ
8位に、「吉幾三」歌唱の「酒よ」(作詞・作曲/吉幾三、編曲/池多孝春。1988年)がある。
https://www.youtube.com/watch?v=8dClLW5tqHE
https://www.youtube.com/watch?v=fmVe9uzCGJs
ところが、この曲に類似の「チェッカーズ」歌唱の「星屑のステージ」(作詞/売野雅勇、作曲・編曲/芹澤廣明。1984年。オリコン発表の売上枚数約61万枚)があり、ランク外となっている。
https://www.youtube.com/watch?v=vLdvyUSM7OQ
https://www.youtube.com/watch?v=78M1rN1xsyY
一部が類似曲?同士なのに、ランク8位とランク外との差は、なんでだろう~?
かたや演歌、こなたポップスで、しみじみとした歌に対し、賑やかな歌との違いはある。演歌はかって「不動産神話」があったように、「演歌神話」もあった。
ポップス歌手は新旧交代が激しいのに対し、演歌歌手は新旧交代がほとんどなく、末永く歌い続けられるという神話である。ところが、昨今は演歌衰退のためか、「演歌神話」も聞かれなくなったように思われる。
Love Love Love
33位には、「ドリカム」歌唱の「Love Love Love」(作詞/吉田美和、作曲・編曲/中村正人。1995年)がある。この曲は、オリコン調べCD売上枚数が累計約250万枚。テレビドラマの主題歌にもなっており、高校の教科書にも掲載されているよう。又、多くの有名歌手によるカヴァー曲もある。
https://www.youtube.com/watch?v=kEPznDgVv8w
https://www.youtube.com/watch?v=6AoEPNo1TOo
ところが、類似の原曲?として、「アルバート・ハモンド」歌唱の「落ち葉のコンチェルト」(作詞・作曲/アルバート・ハモンド、マイク・ヘイゼルウッド。1973年)がネット上で話題になっていた。
https://www.youtube.com/watch?v=RMpGSjHpvqU
https://www.youtube.com/watch?v=433VEAKO9TI
これらにつき、かたやランク33位、こなたランク外になっているのは、なんでだろう~?
まず、考えられるのに、当該女性歌手の抜群の歌唱力が挙げられようか。次にヴィジアル面もあろう。まぁ~、何より、テレビドラマ主題歌となったり、高校の音楽教科書に掲載されたことが大要因であろうか。
「つぐない」&「ノラ」
さらには、44位の「テレサテン」歌唱の「つぐない」(作詞/荒木とよひさ、作曲/三木たかし、編曲/川口真。1984年。オリコン調査売上累計枚数150万枚?)と、https://www.youtube.com/watch?v=S_hXZbuG8Zc
100位の「門倉有希」歌唱の「ノラ」(作詞/ちあき哲也、作曲/徳久広司、編曲/今泉敏郎。「木下結子」のオリジナル歌唱曲を含む。1998年。CD売り上げ80万枚超え)がある。
https://www.youtube.com/watch?v=EEHXTvTXH78
https://www.youtube.com/watch?v=1SHcmQc-pwo
https://www.youtube.com/watch?v=Q2zF3uas_sE(ただし、木下結子のオリジナル歌唱分)
これらはいずれもが切なくも悲しい歌である。なのに、つぐないが44位、ノラが100位となっているのは、なんでだろう~?
この点、後者の方が前者よりも悲壮感がより漂っている。歌手については、かたやアジアの歌姫、こなた日本の歌姫の違いがある。さらには、作品発表年次も10年以上離れているという事情もある。
おわりに
単なる音楽愛好者として、時に、この曲がヒットして当然だとか、なぜこの曲がヒットしないのだろうか、との雑念が頭をよぎることがある。まさに「なんでだろう~」である。
しかし、今回記事として取り上げた6曲は、いずれもヒットして当然なのであろう。
そのことは、ジャスラックが発表した「平成の楽曲使用料分配額ランク」の上位に表れていることからも窺えよう。
問題はランクの上位・下位と、ランク上位に劣らない名曲なのにランク外になっていることである。その要因の一つとして、人気歌手グループの歌だからとか、昨今流行りのダンス付き名曲だからとか、内向きでない外向きの賑やかな歌だからとか、等があるのかも知れない。
また、かっては街中のどこでも流れていた名曲を聞くことがなくなったこともあろうか?さらには、音楽ジャンル(例えば、ポップス、演歌orアニソン等)の好き好きも影響しているのだろう。
いずれにしても、この曲がヒットし、この曲はヒットしないのかの問題について、絶対ということはなさそうである。というのも、レコードシングル盤のA面、B面の曲について、B面の曲がヒットし、A面の曲はヒットしなかったという事例もあるから。また、後になってヒットするようになったという事例もある。
これらのことは、プロの音楽関係者にとっては嬉しい悲鳴であったであろう。反面、プロでもヒットの有無の予想判断を誤るということを意味している。
ましてや、単なる音楽愛好者では、猶更「なんでだろう~」ということになろうか?
最後にくどくどとなるも、お笑いコンビ「テツandトモ」のギター漫談で歌われている「なんでだろ~、なんでだろ~、なでだなんでだろ~!」を口ずさもう。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!