昨日、今日と快晴。
今日、いつもの屋根に「イソヒヨドリ♀」がいるのを目撃した。
その様子は次の写真(4枚)のとおりである。
(以上、今朝撮影)
(以上、今夕撮影)
この屋根が落ち着くのだろうか。寛いでいる様子であった。
はじめに
本国ではヒットしなかったものの、日本でヒットした名曲がある。それは、フランスのシャンソン「再会」と、アメリカン・ポップス「レモンのキッス」。前者は「金子由香利」さん、後者は「ザ・ピーナッツ」が各々歌唱していた名曲である。
今回、ヒットしなかったオリジナル曲やヒットしたカヴァー曲に当たり、なぜ、一方はヒットし、他方はヒットしなかったのかを対比してみたい。
金子由香利歌唱の「再会」
1976年、シャンソン歌手「金子由香利」さんは、次の「再会」(訳詞/矢田部道一)を発表し、1980年に再レコード化された。
https://www.youtube.com/watch?v=JKO3918bVF8
https://www.youtube.com/watch?v=xl5VP1xpsns
https://www.youtube.com/watch?v=-f8IU_teAq8
ポップス歌手の「岩崎宏美」さんも、この曲を歌唱している。(https://www.youtube.com/watch?v=mz-dGMF3Ks0)
この曲は、1974年、「金子由香利」さんが次の「めぐり逢い(再会)」(日本語詞/荒木とよひさ)と言う曲で歌唱していたものである。
https://www.youtube.com/watch?v=0Yhl8iPIeuM
https://www.youtube.com/watch?v=a55oV_JaoDc
シャンソン歌手「朝田卓爾」さんも、この曲を歌唱している。
(https://www.youtube.com/watch?v=eF9TqUHWtd0)
これらのオリジナル曲は、フランスの歌手「Nicoletta(ニコレッタ)」が歌唱している、次の「Je nai pourrai jamais t'oublier(いつまでもあなたを忘れない)」(邦題名/過ぎ去りし恋。作詞/P.Carly・パトリシア・カルリ /作曲/E.Dimitrov・エミール・ディミトリフ。1968年)であった。
https://www.youtube.com/watch?v=eKfjNUUW2pM
https://www.youtube.com/watch?v=K-R8IxU9sOw
https://www.youtube.com/watch?v=FuPVy93dAs4
https://www.youtube.com/watch?v=0ybGtaUn2Ng (ただし、ポール・モーリア演奏)
以上、オリジナル曲とカヴァー曲を聴き比べると、歌手の歌唱力等に多少の違いがあるとは言え、大きな違いがあるように思えない。
ヒットの成否を分けたのは、おそらく、フランス人がドライな曲を好む傾向にあるのに対し、日本人がウェットな曲を好む傾向にあるためだろうか?
ザ・ピーナッツ歌唱の「レモンのキッス」
1962年に「ザ・ピーナッツ」が歌唱して大ヒットさせた、次の「Like I Do(邦題/レモンのキッス)」(作詞/Dick Manning、作曲/アミルカレ・ポンキエッリ‐Amilcale Ponchielli)は、米国では流行らなかったそうである。
https://www.youtube.com/watch?v=o45vYw6Qodk
https://www.youtube.com/watch?v=pJ0KmPYd7Q0
そのオリジナル曲として歌唱していたのが、アメリカのポップス歌手「Nancy Sinatra(ナンシー・シナトラ)」である(https://www.youtube.com/watch?v=H3JvlubZYdk、
https://www.youtube.com/watch?v=FQMSpuW8g4g)。
この元々の曲は、イタリアの歌劇作曲家・ポンキエッリの「時の踊り」(歌劇「ラ・ジョコンダ」3幕のバレー音楽、https://www.youtube.com/watch?v=FfnNiNv9nxs、
https://www.youtube.com/watch?v=tXj7epC1TTM)であった。
この「Like I Do」がアメリカでヒットしなかった理由は、不明も(シングルB面の影響か?)、カヴァー曲を歌っていた「ザ・ピーナツ」は、当時の日本で大人気デユオ歌手であったことが一要因に挙げられようか(シングルA面の影響も?)。
なお、イギリス、イタリアやオランダでは大ヒットしている。
おわりに
今回は本国でヒットしなったものの、日本等の外国でヒットした名曲(オリジナルとカヴァー)を取上げてみた。ヒット有無の理由は不明も、もしかしたら、受ける曲の国柄が影響したのかも知れない。
このようなことは、これまでしばしばみられたことであり、今回取り上げた2曲だけに限らない。
例えば、「帰り来ぬ青春」はフランス(Hier encore)でヒットしなかったものの、アメリカ(Yesterday, When I Was Young)等で大ヒットしたケースが、そうである。
シャンソンの王様と目すべき、フランスの「シャルル・アズナヴ―ル」が歌唱して駄目だったのが、アメリカの「ロイ・クラーク」が歌唱して大ヒットしたのである。
想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(11)~「帰り来ぬ青春(Yesterday、when I was young)」~ - 諦観ブログ日記(2019年12月7日)
これまでレトロな名曲を探してみて思うに、名曲だからと言って必ずしもヒットするとは限らず、カバー曲がヒットして再評価される場合がある。また、埋もれてしまう名曲もあろうか。しかし、一般的に名曲の多くはヒットしているようである。
この点、今流行の「AI」が進化して、ヒットの有無を予想してくれるのだろうか?