一昨日から今日までの三日間は晴れの日が続いている。
それまでの初夏の暑さと異なり、昨日からはやや冷たい風が吹いている。
はじめに
一昨夜のWebニュースで、カンツオーネの3大ディーヴァ(歌姫)「ミルバ」の訃報(4月23日、イタリア北部のミラノで死去)が伝えられていた。81歳であった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28f43a44d9abe5a8b4ff1437024757beb3a34635
彼女はイタリアの生誕地に因み「ゴーロの女豹」と呼ばれていた。もう一人の歌姫「ミーナ」も「クレモナの牝虎」と呼ばれていたのと同様である。
あともう一人の歌姫については、日本で「オルネラ・ヴァノーニ」が挙げられているが、次の記事にあるように、むしろ「リゴンキオの鷹」と呼称されている「イヴァ・ザニキ」の方が妥当のように思われる。
ミルバ・・・Nessuno di voi(悲恋) - 惑星モルファス雑学帳
ニックネームが付くということは、それだけ歌の上手さに定評があったことを意味していようか。いずれにしろ、その他「パティ・プラボー」を加えて、上記の歌手らがカンツオーネの5大ディーヴァであることに間違いはない。
以上の5大ディーヴァの内でも「ミルバ」については、かって、彼女が歌うレトロな名曲収集のため、ブックオフ等の中古レコード(CD)店を徘徊した経緯がある。
と言うのも、彼女が歌って、鮮明な記憶の残っていた名曲中の名曲「愛遥かに」や「リリー・マルレーン」以外に、何かレトロな名曲がないかを探していたからである。
さらには、カンツーネ(ポップス)歌手として珍しく、ドイツのクラシック作曲家「クルト・ヴァイル」のオペレッタ「三文オペラ」に、歌唱力を買われて「ミルバ」が参加していることもあったからである。
それは、次のユーチューブ曲のとおりである。
https://www.youtube.com/watch?v=8y7lbEMI0r4&list=PLiNkJIU6ZetWdupTU95gRpqSFsHlwzPcR&index=2
https://www.youtube.com/watch?v=6bwE73kR2lA
(このオペレッタは、魅力的なメロディ盛りだくさんの作品である。)
結局のところ、そのことは徒労に終わってしまった。今は、ユーチューブ等ネットの周知力の凄さを、改めて思い知らされている。
それでは、以上のような苦い思い出を払しょくするためにも、まずは、一昨日から今日までの三日間に目撃した、バラの花、ヒバリ、ANA機や月等の「花鳥風月」を堪能すべき、簡単なコメント付きの写真を掲載したい。
そしてその後に、ユーチューブで見付けた「ミルバ」歌唱の名曲7選を紹介することにする。
なお、これらの中で、「愛遥かに」や「リリー・マルレーン」については、これまでも記事として取り上げてきた。
花鳥風月
(1) バラの花(写真1枚)
(昨日撮影。ホームセンターで購入した時の商品表示名が「ディスタントドラムス」とついていたが、未だにその名前が正しいのかは疑問のまままである。)
バラの商品表示名「ディスタントドラムス」が咲いたよ! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
(2) ヒバリ、キジバト&シジュウカラ(Twitter投稿を含め、写真計8枚)
❶スズメバチの巣にスズメが!(>_<)https://t.co/sLOFYD3BfL
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月24日
❷カエルの鳴き声は自然音の一つ。騒音に非ず。
⇦確かに、小さなアマガエルの鳴き声は、トノサマガエルよりも周囲に響き渡る声質をしているが!https://t.co/VbEafurzExhttps://t.co/eCOqpXgAA1
(電柱に止まって鳴く「ヒバリ」) pic.twitter.com/9g5XLP8hx3
この頃、「キジバト」が近くの電線に止まっていることが多い。 pic.twitter.com/prUgzqjMka
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月25日
❶「中高年へのリストラ覚悟対処」記事
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月26日
会社に言われた通りに働き、他人に判断を預け思考停止していると、その付けが!https://t.co/wwIEG8J9oHhttps://t.co/0qldqyNChP
❷知らない間に差し押さえが!https://t.co/v0kw9tifZt
(今朝も、電線の天辺に止まって「シジュウカラ」が鳴いていた。) pic.twitter.com/iWgAaj8syi
今日も電線に「鳴きヒバリ」が! pic.twitter.com/vIBTXFz75H
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月26日
(以上、4月24日~26日撮影。田んぼの野鳥の主役は「ヒバリ」になっている。)
(3) ANA機(Twitter投稿を含め、写真5枚)
❶「名ばかり管理職」に留まらず、「名ばかり役員(取締役)」も珍しくないと!(=_=)https://t.co/oghSjokG5Ghttps://t.co/Xy4F6LhRT2
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月24日
❷「黙っとれ~!」ならぬ「だまっとれん。」との、広島参院再選挙のキャッチコピーが話題に!https://t.co/7in1l0GziB
(今日飛行していたANA機の様子) pic.twitter.com/Uji762OSC0
(以上、4月24日撮影。やはり、他に比べてANA機の飛行する回数が多い。)
(本日夕刻撮影。ANA機だと思うんだが・・・?)
(4) ほぼ満月(Twitter投稿を含め、写真4枚)
今夜の「ほぼ満月」(月齢上の満月は4月27日) pic.twitter.com/52MVKStTnB
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月25日
(以上、昨夜撮影。満月のように見えるが、月齢上の満月ではない。黄色っぽい写真は色編集したもの)
今夜の「ほぼ満月」
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月26日
明日の12時31分が「ピンクムーン」と!https://t.co/tyRGC6ZM3O pic.twitter.com/1bayr2W13L
(以上、今夜の「ほぼ満月」の様子。明日の12時31分が月齢上の満月「ピンクムーン」)https://news.yahoo.co.jp/articles/9ac5abfb037f9f7ae10153fce6d9f1c67c04a71b
埋もれた名曲
ネット等で新たに見付けた「Milva(ミルバ)」が歌唱している名曲は、次の❸~❼である。ただし、邦題名が付いている❻と❼は、どこかで聞いたことのあるような気がする。
❶ 「Da troppo tempo(愛遥かに)」(LIve 1996)
https://www.youtube.com/watch?v=tSvc5VcVqD8
https://www.youtube.com/watch?v=dIqEUsL6W40
https://www.youtube.com/watch?v=0gPxCerkVPM
❷ 「Lili Marleen(リリー・マルレーン)」
https://www.youtube.com/watch?v=r3GQ1chayD0
❸ 「Come Spiegarti」
https://www.youtube.com/watch?v=EvZJDSk4KEM
❹ 「Tharassa」
https://www.youtube.com/watch?v=nfvAH4kyEZw
https://www.youtube.com/watch?v=jy2RcJ64Kr0
❺ 「D'amore Si Muore」
https://www.youtube.com/watch?v=rP-_64wo2II
❻ 「Nessuno di voi (悲恋)」(1966年)
https://www.youtube.com/watch?v=g6YcQauebeg
https://www.youtube.com/watch?v=GqlYicU2ihk
❼ 「L'Immencità(涙に咲く花)」(1967年)
https://www.youtube.com/watch?v=aUyKN1f2dEA
おわりに
一昨日、カンツーネの歌姫「ミルバ」の訃報をWebニュースで知り、今回、急遽「ミルバ」の歌唱曲を題材にした。1960年~70年にかけて、日本でも盛んに取り沙汰された歌手である。
ところが、昨今、日本のシャンソン歌手等が取り上げるぐらいで、往年のような周知度はなくなっている。勿論、大手メディアも取り上げていない
さらに、以前と違って、外国の歌が日本の邦題名を付けて唄われるようなことも、なくなっているよう。カンツオーネの5大ディーヴァを輩出した「サンレモ音楽祭」にしても、昨今は日本で話題とならない。その音楽祭は現在でも存続しているのに、である。
「ベネチア国際映画祭」は盛んなのに、「サンレモ音楽祭」が以前のように日本で報道されなくなったのは何故だろう?
思うに、自由かつ気軽に金のかからない音楽を楽しむことが困難になって来ているのだろうか?いつも口癖のように言うが、昨今、老若男女を問わず誰もが歌いやすい曲がなくなっている。
それは、新たなメロディ作りが枯渇しているのだろうか?
さらに加えて、ごく一部のメロディがパクリと非難されて袋叩きに遭うような風潮こそが、新たなメロディ作りへの妨げになっていまいか。
また、なんてたって、「JASRAC」の過度に思えるほどの広範囲の著作権料の徴収(言わば、根こそぎという形容も!)も、音楽衰退の影を落としているものと考える。この点、音楽著作権者の権利を保護するということであるが、過度で広範囲な徴収はもろ刃の剣となって、逆効果となっていそうである。
現に、街角から音楽が聞こえなくなっているのが、その証拠となろうか。
しかも、「JASRAC」の前会長をしていた御仁が、文化庁の長官に任命されるに至っては、上記の傾向が今後増々強まる懸念なきにしもあらずである。