諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

癒しのレトロな名曲を探して(22)~「雨に咲く花」&「黒い花びら」~

お題「雨の日に聴きたい曲は・・・?」 - はてなブログ

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日、今日と曇り。

 

 今朝、先だってホームセンターで購入していた「クフェアメキシコハコヤナギ)」や「バーベナ」が咲いていた。

 

 一昨日の23日、仙台管区気象台は東北地方の梅雨入りを発表した。これで、日本全国が梅雨入りしたことになる。ところが、同日に、鹿児島地方気象台奄美地方の梅雨明けを発表(https://weathernews.jp/s/topics/202406/230045/)し、沖縄は20日に梅雨明けが発表されていた。

 と言うことは、日本全国各地が梅雨状態で重なるところは、なかったことになる。もっとも、北海道には梅雨はないが。

 

 さて、雨シーズンの季節、昭和レトロの名曲を探していると、シンガーソングライターの「来生たかお」さん、ポップス歌手「高橋真梨子」さんや演歌歌手「山本譲二」さんが歌っていた、次の「雨に咲く花」を見つけた。

https://www.youtube.com/watch?v=yEn1MjiYDgE

https://www.youtube.com/watch?v=ocKDJFGI01w

https://www.youtube.com/watch?v=xPkNUUI5jz0

※ 雨に咲く花は、雨の中で美しく咲く花と言う意味で雨降り花」と言われている。ヒルガオシロツメクサ等の花である。

 

 この曲は、1960年、演歌歌手の「井上ひろし」さんが歌って、レコード約100万枚売上げの大ヒットを記録した名曲(作詞/高橋掬太郎、作曲/池田不二男、編曲/柳田六合雄)である。井上さんはこの曲で、翌年NHK紅白歌合戦に出場した。

https://www.youtube.com/watch?v=NAH5lA4NjZM

https://www.youtube.com/watch?v=SMR1gVayr8E

 一言で、「未練がましい恋の歌」である。

 

 ところが、井上さん歌唱の「雨に咲く花」はリバイバル曲で、オリジナル曲は1935年に「関種子」さんが歌唱した、次の曲であった。

https://www.youtube.com/watch?v=WgHMUGXLhrs

 と言うことは、井上さん歌唱のカヴァー曲が、25年の歳月を経てリバイバルブームを巻き起こしたことになる。

 やはり、名曲は後世にまで歌い続けられてこそ名曲なのであろうか

 

 ところが、ところがである。名曲「雨に咲く花」のイントロ部分が、どこぞで聴いた「名曲」に似ていそう。そこで、ネットググりであれこれと探してみた。するとそれは、演歌歌手の「水原弘」さんが歌唱していた、次の「黒い花びら」であった。

https://www.youtube.com/watch?v=gB7H6It4KnE

https://www.youtube.com/watch?v=vKZdi2ha8nY

 この曲は、1959年の作詞/永六輔、作曲・編曲/中村八大の作品である。この曲は累計売上100万枚の大ヒット曲となった。第1回日本レコード大賞曲でもある。

 一言で、「苦しくも切ない恋なんか、もうしたくない」という歌である。

 

 他方で、この曲が「雨に咲く花」のイントロに似ているという話は聞かれず、ポール・アンカPaul Anka)歌唱の「You I My Destiny」(邦題/君はわが運命、作詞・作曲/ポール・アンカ1957年  https://www.youtube.com/watch?v=GJTA9Ng7xYY)に似ているという話である。

https://www.youtube.com/watch?v=nckCEB8bEo4(ただし、西城秀樹歌唱分)

 

 それもそのはず、中村八大さんはこの「You I My Destiny」の曲にヒント(インスピレーション)を得て、「黒い花びら」を作曲したからである。

 なお、この「黒い花びら」は秋元順子さんや、真田ナオキ(演歌の大御所「吉幾三の弟子)さんも歌っており、後世にまで歌い継がれている。

https://www.youtube.com/watch?v=ByzpUGDDPvk

https://www.youtube.com/watch?v=T7i90q_3STQ 

 

 それにしても、まさか、カナダのシンガーソングライター「ポール・アンカ」が、「雨に咲く花」の原曲にヒント(インスピレーション)を得て、「You I My Destiny」を作曲したのではあるまい。(?_?) (-_-;)