一昨日は晴れも、昨日は雪一時晴れ。今日は雪後晴れ。
今朝は、昨夜から深々と降り続いていた雪が、周辺一帯に約3㎝ほど降り積もっている。このところ、晴れ間も時々あるが、大変寒く、真冬の天気となっている。田んぼの鳥もほとんど見られない。
そんな中、今回、2月16日に目撃し撮影した、次の写真(Twitter投稿を含め、8枚)にある「ツグミ」と「ジョビコ(ジョウビタキのメス)」さんに、一般的に疑問の起こりそうな、世の中の事柄について時事(爺?)談議をしてもらう。
何時も目にする「ツグミ」。今日は、すぐ近くの電線に止まっていた。 pic.twitter.com/W8zYanpa6b
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年2月16日
今日も「ジョビコ」さんを目撃 pic.twitter.com/xtYXf62lD0
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年2月16日
その世の中に関する事柄は、昨日、鹿児島大学(鹿大)教授らが贈収賄事件において執行猶予付きの有罪判決を受けた事案についてである。
具体的には、次のニュース番組等のとおりである。
鹿大教授ら贈収賄 執行猶予付きの有罪判決(KYT鹿児島読売テレビ) - Yahoo!ニュース
https://mainichi.jp/articles/20210217/k00/00m/040/169000c
そもそも、所謂「贈収賄罪」(刑法197条~198条)は公務員を処罰の対象とする刑罰である。その保護される法的利益について、最高裁判例は、職務の公正とそれに対する国民一般の信頼(信頼保護説)としている。
この最高裁判例を受け、鹿児島地裁は、当該判決において、「公務員の職務の公正さやこれに対する社会の信頼を害した程度は大きく」等の理由で、鹿児島大学教授らを有罪判決にしたのであろう。
(時事談義)
❶ 「ツグミ」
従来、国の機関であった国立大学(国立学校設置法)は、2003年の「国立大学法人法」の制定により、大学教員(教授等)が公務員でなくなったはず。なのに、公務員でない鹿大教授が収賄罪で、なぜ処罰されなければならないの?
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/8791/hogaku0010300010.pdf
「ジョビコ」
まぁ~、そういう素朴で一般的な疑問もあろう。しかし、国立大学法人法19条には「国立大学法人の役員や職員は、刑法その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。」とある。そのため、この規定により、国立大学教授も、所謂「みなし公務員」とされている。
❷ 「ツグミ」
「みなし公務員」も、「公務員」なの?
「ジョビコ」
「みなす」の意味は、「ある事物と性質の異なる他の事物を、一定の法律関係について、同一視し、同じ法律効果を生じさせる(デジタル大辞泉)」のことであるので、「本来は違うが、これと同一視する」ということ。
そうすると、「みなし公務員」も、その場面(刑罰適用)では「公務員」扱いとなるということである。
❸ 「ツグミ」
そんな事例は他にもあるの?
「ジョビコ」
他にも事例はあるよ。例えば、❶日本郵便株式会社の従業員(郵便業務)、❷独立行政法人国立病院機構の役職員等である。
❹ 「ツグミ」
「みなし公務員」でなくても、賄賂に関する罰則が適用される職種は、あるの?
「ジョビコ」
あるよ。高速道路の役職員、電信電話会社の役職員、日本たばこ産業の役職員、JRの役職員、日本放送協会の役員等が、そうである。
いずれも、それぞれの特別法に規定があり、公益性や公共性が高いことから個別に罰則規定が設けられている。
❺ 「ツグミ」
例外ばっかりで、これでは訳が分からなくなるよね。
「ジョビコ」
そだね。これも、昔は公的機関だったことが遠因になっているよう。結局は、国鉄民営化、電信電話公社民営化、郵政民営化等が尾を引いていようか。公益性や公共性が高い職種なのに、公務員の大幅削減化がもたらした賜物であるように思われる。
❻ 「ツグミ」
そのような民営化の事例は、今後も加速して行くの?
「ジョビコ」
勿論。政府は、今や、より公共性の高い「水道民営化」にまで手を付け始めている。もし、水を飲む金がなければどうなるのだろう?
人が水なしで生きられるのは数日、食べ物より水の方が重要です。【備蓄水のすすめ】 - めでぃまーる.net
我ら野鳥も、田んぼを宅地等分譲地(宅地開発の急速化等)に替えられ、農業用水路も潰されて、飲み水さえも事欠くようになって来つつある。現に、野鳥の「ヒバリ」さんもいなくなった、次の事例もある。
❼ 「ツグミ」
経済発展も大事であろうが、野鳥の住める環境保全も大切にしてもらいたいね。
「ジョビコ」
そう思うが、昨今の新自由主義政策下では、無理か。と言うのも、輸出大企業や不動産事業会社ばかりを儲けさせる昨今の日本では、公益性や公共性が蔑ろにされている側面があろうから。金儲け主義一辺倒では、どうしても、金儲けにならない「自然環境保全」まで目が行き届かないであろう。
❽ 「ツグミ」
すると、ひょっとしたら、来年はこの地も「東京砂漠(歌唱/内山田洋とクール・ファイブ)」のように砂漠化して、来訪できないかもね。(*'ω'*)
https://www.youtube.com/watch?v=uT0RZhfJfBw
「ジョビコ」
そだね。(-_-)
最後に、恒例のレトロな「ラテン・ポップス」の名曲を紹介して、本記事を終える。
それは、メキシコ歌謡界の大御所「José José(ホセ・ホセ)」が歌唱する、次の3曲である。
❶ 「La Nave Del Orvido」(邦題名/忘却の小舟)
https://www.youtube.com/watch?v=djVWzPEm7Pg
https://www.youtube.com/watch?v=xf6cyDfi8t8
❷ 「Y Quién Puede Ser」
https://www.youtube.com/watch?v=6e0XWqAeTwc
❸ 「A Esa」
https://www.youtube.com/watch?v=Vy7RFCijLWU&list=PLTbHatCdejA992CljUKZ9u_tWDtuzd4ti&index=34