今日は、昨日に続き晴れ。
これまでの天候の不安定さを払拭するかのように、落ち着いた天候になっている。
はじめに
最近、田んぼにて、「小鳥たちのカップル」がよく見られるようになった。これまでは、単独で行動していた鳥が多かったのに、暖かくなって複数羽が、しばしば田んぼの畔にいるのが見られた。田んぼのアイドル的存在であった「ツグミ」も例外ではない。
この点、「カワラヒワ」「ヒバリ」と「ハクセキレイ」や「ツグミ」とでは、その辺りの事情が異なるようであろう。
今回は、鳥のカップル等の様子を写真(撮影日は順不同)を通じて見ながら、鳥たちの「春」来訪事情について少し考えてみることにする。
カワラヒワ
昨日夕方、これまで見たことのないような2羽の小鳥が、頭上周辺の電線等に止まったりして、騒々しかった。動きが俊敏で、モズか、ジョウビタキか、シメか、将又、別種の小鳥なのかと思い、すかさず、カメラ撮影を試みた。しかし、その小鳥は一か所に長く止まらず、かつ俊敏過ぎて撮影が思うように行かない。
それでも、何とか、電線に止まっていたその小鳥の写真(1枚)を、撮影することができた(その後、田んぼの畔に舞い降りた2羽の鳥の写真撮影にも成功)。
その写真は次のとおりである。
この鳥は、どこかで見たことがあるような、ないような鳥であった。嘴が肌色であるので、「シメ」だろうか?しかし、「シメ」は全長が19㎝、羽根の色は褐色である。
写真の鳥は全長がスズメ大(14~15㎝)で、羽根に黄色い斑点があるので、「シメ」でない。
そう言えば、思い出すに、昨年、この鳥に似た小鳥を記事にしたことがあった。それは、次の記事であった。
身近なはずの鳥なのに! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
やはり、見ていたのである。滅多に見られない小鳥なので、その名前について明確な記憶がなかった。それも、2羽一緒にいるのを見ることができたは、初めてである。
この鳥の名は「カワラヒワ」であった。
2羽の「カワラヒワ」が田んぼの畔に舞い降りた様子は、次の写真(3枚)のとおりである。


「カワラヒワ」の繁殖時期は3月~7月である。留鳥で、ヒマワリの種子を好物とする植物食性である。
https://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/Bio/birds/index398.htm
ヒバリ
アイドル的存在である「ツグミ」も、いずれ、シベリアへと帰って行き、田んぼからいなくなる。そのため、その鳥に代わって、「ヒバリ」がアイドル的存在になろうとしている。
これまでは、単独行動の多かった「ヒバリ」も、最近、そのカップルの姿がしばしば田んぼの畔で見られる。「ヒバリ」の繁殖時期は3月~7月頃である。留鳥で雑食性である。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/wada/Breed/Alauda.html
「ヒバリ」って、どんななの? - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
その様子は、次の写真(合計5枚)のとおりである。
(3月4日に撮影)
(3月13日に撮影)
(本日撮影)
しかも、相変わらず、次のように、「揚げ雲雀」をいつまでも続けている。
(3月3日に撮影)
それにしても、この田んぼの畔周辺に、「ヒバリ」は何羽いるのだろうか?
「ツグミ」と違って、あちこちからやって来ているように思う。
(本日撮影)
ハクセキレイ
人懐っこい「ハクセキレイ」も、しきりにカップルになろうとしているような行動が窺えた。しかし、「ハクセキレイ」の繁殖時期は5月~7月であるので、この時分、カップルになるのはまだ早いようか?
「ハクセキレイ」は、他の鳥にでも臆せず近づいて行く習性があるので、この時期2羽が一緒にいるからと言って、必ずしもカップルになったと言えない。
この鳥は留鳥で、ミミズや昆虫等も食す雑食性である。
それでは、「ハクセキレイ」の、カップルと見られそうな写真(1枚)を掲載する。
次に、一羽の「ハクセキレイ」の雄姿然とした写真(1枚)を掲載する。
(以上、本日撮影)
ツグミ
「ツグミ」は、前記の鳥らと違い「渡り鳥(冬鳥)」であるので、近いうちに、日本を離れてしまう。10月頃にシベリアからやって来て、3月半ば以降に帰ってしまう。「おいどん」がアイドルとして見守って来たこの鳥も、もうすぐいなくなる。
以前は見られなかったが、最近は複数羽がいることが多いようである。シベリアへ帰る準備をしているのだろうか。帰る時は大群になって帰るそうである。この点、「ツバメ」と似ている。そう言えば、最近になって、「ツバメ」が1、2羽飛んでいるのを見かけた。
そうすると、カップルのように見えても、繁殖行動のためのカップルでないことが判ろうか。
アイドル的存在の「ツグミ」の写真(1枚)は、次のとおりである。
(以上、本日撮影)
いずれ、上掲写真下部に写っている「ヒバリ」が、アイドル的存在になるだろう。
(*‘ω‘ *)
下記の解説記事を見ていると、「ツグミ」のシベリア帰還は、3月中旬以降とのことであるが、当地のツグミは帰り支度をしているような素振りすら窺えない。「ツバメ」がそうであるように、ある日突然いなくなってしまうのだろう。
帰り支度に関連して言うと、1983年に、シンガーソングライターの「さとう宗幸」さんが作詞・作曲して唄った、次の「別れ支度」という名曲があった。
https://www.youtube.com/watch?v=BsuBL4B9bVo
ちょうどこの歌のように、「ツグミ」は、当地の田んぼから、いつの間にか去って行くのであろう。😢
おわりに
春の時期ともなり、多くの鳥にカップルの姿が見られるようになった。そこで、そのカップルはどういうものかについて、少し考えて見た。❶「つがい」としてのカップル、❷「たまたまカップルのよう」に見えたのでないか、❸「帰り支度準備行動としての連れ添い」のようなもの、とかいろいろな意味がありそうか?(-_-;)
春の到来は間違いないであろう。今年は、四国地方で春一番が吹き、さらに、関東地方では2月22日に吹いたからである。
四国地方で「春一番」が吹きました(日直予報士 2020年02月13日) - 日本気象協会 tenki.jp
関東地方で「春一番」(日直予報士 2020年02月22日) - 日本気象協会 tenki.jp
さらに又、中国地方では、3月19日の今日、春一番が吹いたとのことである。
中国地方で「春一番」が吹きました(2020年3月19日)|BIGLOBEニュース
「春一番」については、1976年に、「キャンディーズ」が唄った名曲(作詞・作曲/穂口雄右)があったと聞き及んでいる。
爽やかで楽しくなる歌である。それは次のユーチューブ曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=KJYPpSLIdoA
その詞によると、「春」は、恋をしたくなる季節なのであろう。(^^♪
(追記)
3月20日早朝、晴れ。
「spring has come」(又は「spring is here」)なのに、早朝はまだ少し肌寒い。
今朝、田んぼ周辺の路上で、ジョウビタキを目撃した。まだシベリア等へ帰っていない。さらに、「ツグミ」のカップル?も路上にいた。「ジョウビタキ」の写真は撮影できなかったものの、「ツグミ」のカップル?の写真(1枚)は、次のとおり撮影ができた。
その後しばらくして、田んぼの畔に2羽の「ツグミ」がいた。
また、アイドル的存在の「ツグミ」ちゃんも、田んぼに鎮座していたがな!(^^)/