昨日は晴れのち曇り。今日は雨。
相変わらず、天気の変動は激しい。昨日、蝶々の「ヒメアカタテハ」を、一昨夜のうちに「二日月」を撮影できたのは、好天気のお陰であった。
その様子は次の写真(X投稿を含め、計7枚)のとおりである。
❶大手コンビニのセブンイレブン、消費期限マジカの食品を「エコだ値」として、値下げへ。
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2024年5月11日
⇦えっ、マジか!?https://t.co/ZVT4l092aq
❷今日目撃の「ヒメアカタテハ」 pic.twitter.com/Hke7N6gzpd
❶広島県安芸高田市長「石丸伸二」氏(41)、次期市長選(7月28日投開票)に再選不出馬表明と!https://t.co/Kejl4HzhCN
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2024年5月10日
❷今夜目撃の「二日月」 pic.twitter.com/kyEi2w1KWU
さて、本ブログの記事では、これまでにしばしば「想ひ出の名曲」「埋もれた名曲」等の数々を紹介して来た。しかして振り返えると、そもそも「名曲」とは何かを考えることなく、漫然とその用語を使用して来たようである。
そこで、その意味を今一度考えるに、一つ目は「有名」であること、二つ目は「優れている」ことが挙げられよう。
有名な曲の一例としては、ヒット曲がある。これは客観的事実である。また、学校等の教材で取上げられて、よく歌唱される曲もある。これも又、客観的事実である。
ということは、ヒット曲や教材等の歌唱曲はすべて名曲扱いとなる。
次に、「有名」でなくても「優れて」いれば名曲となるが、問題は「何をもって、優れている」かである。
この点、一般的には、多くの専門家が優れていると評価すれば「優れている」と言うことになるが、このことは特にクラッシック音楽に妥当する。これは、一般大衆に支持されるか否かと別次元にある。例えば、現代音楽がそうである。
しかし、有名でないから「名曲」とは言えないというのも、考えものである。と言うのも、当時は有名でなかった曲が後々に有名になった曲もあるし、そもそも、有名か否かは名曲の一要素であっても、絶対的なものではないだろう。
つまり、「蓼食う虫も好き好き」で、聴き手が素晴らしい曲と思えば、当人にとってはすべて名曲でなかろうか。ここにおいて、「埋もれた名曲」としての価値が見い出される。
また、多くの専門家が優れていると評価するものだけが「名曲」というのも、問題であろう。と言うのも、例えば、当時大人気であった、ポーランドの女性作曲家「バダジェフスカ」の「乙女の祈り(https://www.youtube.com/watch?v=ff8vJAZwvh4)」は、専門家から「芸術的価値がない」ものと酷評されていた。「愚かな時代遅れの曲」と評価されたのである。
それでも、その「乙女の祈り」の音楽的価値は、音楽小国の日本でも、「黛ジュン」さん歌唱の「乙女の祈り (1968年)」の曲名に表れていたはずなのに。(?_?)
このバダジェフスカの「乙女の祈り」は、当時の専門家からは、「有名」ではあるが「優れていない」と評価されたケースである。
まぁ~、今でもそうであろうが、一般大衆とは乖離した「音楽芸術学会の唯我独尊性や孤高性」が垣間見られる、一エピソードである。
確かに、芸術的価値云々についてはそうであっても、芸術的価値のある曲のみが名曲とするのは、音楽愛好家等の一般大衆からしては、とても容認できない。
むしろ、名曲の大きな要素は一般大衆に支持されるか否か、さらには後世までその曲が歌唱(演奏)され続けるかにあるような気がする。
つまり、後世まで一般大衆に支持されるか否かが、「優れている」という大きな要素になると思われる。専門家だけが優れていると、評価する場合のみに限らないのでなかろうか。
結局のところ、「優れている」か否かの判断は、聴き手本人が「名曲」だと判断すれば、優れているということになるのでないだろうか。
何度も繰り返すが、「蓼食う虫も好き好き」という意味で、これまで紹介して来た曲はすべて名曲ということになる。名曲概念は多義性である。
以上から、名曲たらしめ所以として、レコード(CD)売上がミリオンセラーであることも(※1)、一例に挙げられようか。
これらの多くが、いずれも好景気で金回りの良い時期(※2)のことであっても、遍く知れ渡っていたということで「有名」だったことに、間違いない。「名曲」の典型。
しかし、それが「名曲中の名曲」かと言えば、すべてがすべてそうとは限らない。それよりむしろ「永続性」が最重要でなかろうか。つまり、数多くの歌い手等にカバーされ歌われてこそ、その作品の価値の永続性があるというもので、そこに名曲中の名曲としての「真の名曲」たらしめる核心があると思う。
※1 100万枚以上をミリオンセラー(中条きよしのうそ等)、50万枚以上をハーフミリオン(中森明菜のセカンドラブ、山本譲二のみちのく一人旅等)、
200万枚以上をダブルミリオン(黒猫のタンゴ等)、そして300万以上をトリプルミリオン(宮史郎とぴんからトリオの女のみち等)、400万枚以上(子門真人のおよげ!たいやきくん)をクワドラプルミリオンという。
シングルミリオンセラー売上ランク - AKB48グループの仲間たち | CHART BUSTERS
https://anfunsite.com/200510-article_14-html/
https://www7a.biglobe.ne.jp/~yamag/single2512/yamamotojo.html
※2 ミリオンセラーの続出は、バブル崩壊後(バブル景気は1986年12月~1991年2月頃)の1992年頃とされている。jポップの全盛期である。
その後、2000年代に入ると、ダブルミリオンセラーが、2000年サザンオールスターズの「TUNAMI」、福山雅治の「桜坂」、2003年SMAPの「世界に一つだけの花」だけになった。
最後に、ブラジルのシンガーソングライター「Balthazar(バルタザール)」が歌唱している、次の4曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Transas De Amor」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=UukBvguHITo
https://www.youtube.com/watch?v=UJqvFyI86yg
❷ 「Mariana」(1975年)
https://www.youtube.com/watch?v=TQM10056r2Q
❸ 「Procure Sorrir」
https://www.youtube.com/watch?v=QeBmDwWHD-M
❹ 「Fol Deus Quem Trouxe」(1986年)
https://www.youtube.com/watch?v=fZv_KQ8asmU
https://www.youtube.com/watch?v=3FiuFuRBWo8
(追記)
5月18日、晴れ一時曇り。