今日は雨。
はじめに
今回、お笑い等のテレビ番組から知り得た名曲の元を調べていると、それ以前に大ヒットし人口に膾炙していた名曲であったことを知った。それは言わば、音楽に関心のない人にまでその名曲の周知度の裾野を広げたことを意味している。
特に、テレビ番組、とりわけお笑い等の娯楽番組がもたらす影響力は甚大である。その影響力は、おそらく老若男女を問わないからであろうか。
今回、お笑い等のテレビ番組から、より周知度が増して人気を博した名曲4選を取り上げてみたい。それはいずれも、マジック・手品、お笑いや節約生活番組のテーマ曲として使用された名曲ばかりである。
今回企画の切っ掛けは、フィンランドのポップの名曲探しを続けているうち、次の曲を見つけたからである。
Marion - El Bimbo 1974 - YouTube
かって、しばしばどこかで聴いたことのある曲である。
さて、どういう曲であっただろうか?
オリーブの首飾り(ポール・モーリア)
思い出すに、そう言えば、手品やマジックのテレビ番組のテーマ曲として使用されていた(https://www.youtube.com/watch?v=xcVE44EQcyA)。
それは、「Paul Mauriat(ポール・モーリア)が演奏している、次の「El Bimbo(エル・ビンボー)」(邦題名/オリーブの首飾り。1975年)の使用曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=3fgfBKRJ0DU
この名曲は、元々フランスのポップグループ「Bimbo jet(ビンボー・ジェット)」が 歌唱していた、次の「El Bimbo」(邦題名/嘆きのビンボー、作曲/クロード・モルガン。1974年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=7HyftZVx6tY
https://www.youtube.com/watch?v=deXt2lkMpZU
この「ビンボー囃子」のデスコ音楽は日本で流行らなかったが、ポール・モーリアが
イージーリスニングとして、さらに、マジックや手品のテーマ曲に取り上げられるようになってから、日本でも人口に膾炙した。
思うに、日本で「ビンボー囃子」は禁句なんであろうか?
その他、「ビンボー囃子」として、次の歌手らも歌唱している。
❶ 「Rosanna Fratello(ロザンナ・フラテッロ)」歌唱の「Il Bimbo」(1975年)
https://www.youtube.com/watch?v=kQfqI0wl50Q
❷ 「Gergie Dann」歌唱の「El Bimbo」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=-RUcYmaEUPA
なお、「El Bimbo」は、イタリア語で「赤ちゃん」、英語、スペイン語の「ふしだらな女or若くてセクシーな女」の意味である。
ラブユー東京(黒沢明とロス・プリモス)
貧乏囃子を乱発する日本の名曲の替え歌には、フジテレビ「オレたちひょうきん族」で用いられた「黒沢明とロス・プリモス」が歌唱している、次の「ラブユー貧乏」(作詞/高橋英樹・上原尚、作曲/中川博之。1987年)がある。
https://www.youtube.com/watch?v=RaJQmvKj9KI
元歌は、「黒沢明とロス・プリモス」が歌唱している、次の「ラブユー東京」(作詞/上原尚、作曲・編曲/中川博之。1966年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=rc0ydVPXG4c
それにしても、作曲されて20年も経た「替え歌」のリバイバル曲として、大人のムード歌謡を超えて、老若男女を問わず人々から遍く親しまれた名曲と化している。
マネー、マネー、マネー(アバ)
お金に関する節約生活番組として、テレビ朝日の「いきなり!黄金伝説」の一か月1万円生活(2003年頃から)がある。この、テーマ曲として使用されたのが、スウェーデンの世界的ポップ歌手「アバ」の「マネー、マネー、マネー」である。
https://www.youtube.com/watch?v=ZZg2d2DnKFQ
おそらく、このテレビ番組を視聴してこの名曲を知った人々が多かったように思われる。
この名曲については、次の過去記事を書いている。
Money,Money,Money(マネー、マネー、マネー)、あれこれ!(>_<) - 諦観ブログ日記
(2019年11月24日)
なお、いくらお金があれば金持ちかについては、次の議論がある。
【ひろゆき激詰め集】派遣労働者を増やし私腹を肥やしたと言われ憤慨する竹中平蔵 - YouTube
ガラスの部屋(ペピーノ・ガリアルディ)
最後に、お笑い芸人「ヒロシ」を一躍スターダムに伸し上げた「ヒロシです...」のテーマ曲「ガラスの部屋」である。
自虐ネタとBGMが絶妙に嚙み合って、このイタリアの名曲(カンツォーネ)をより世間に知らしめた名曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=BIxoelfh2NA
これについては、次の過去記事を書いている。
一発屋お笑い芸人「ヒロシ」、「キャンプ芸人・先生」へ変貌!(^^)/ - 諦観ブログ日記
(2020年4月30日)
おわりに
以上取り上げて来た名曲4選はいずれも、元々有名な曲であったのが、テレビの人気番組で使用されることで、老若男女を問わずさらに、その周知度を増した作品である。特に、お笑い番組の影響力は多大であろう。
最近は、音楽著作権法違反問題が喧しくかつシビアになる中、例えば、物まねが音楽の売り上げに貢献したとかの、ちょっとしたことにも目くじらを立てるような風潮になっている。
そしてさらなる問題は、ジャスラックの度を超した音楽使用料の徴収である。街中商店のBGMや、小規模音楽教室内の指導者演奏然りである。
おまけ(モズはりゅうちょう)
6月に入っても「モズ」の目撃が続いている。これまで、4月上旬は偶に「モズ」を見かけることがあっても、梅雨時期になってもしばしばお目にかかるのはなぜだろう?
そういえば「モズ」は留鳥なので、1年中見かけても不思議ではない。これは、おそらく、春以降はモズが山に帰るという先入観があったから、意識しなかったように思われる。
それも、「モズの高鳴き」が見られる晩秋、「モズのはやにえ」が見られる冬鳥の印象が強いせいであろうか。見落としの感が拭えないようである。
今日はモズを見なかったが、昨夕と6月25日に目撃した、未掲載のモズの写真を掲載することにする。
その様子は次の写真(Twitter投稿を含め、10枚)のとおりである。
(6月29日夕方撮影)
電線のモズ#モズ pic.twitter.com/RQEnRNwAA7
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2023年6月25日
❶オリーブオイル、スペインの大干ばつで価格が世界的に急騰と!(>_<)https://t.co/ZiGDPsRetA
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2023年6月25日
❷モズが電線で鳴いている。#モズ pic.twitter.com/JAGLM7Icx7
(以上、6月25日撮影)