今日は曇り後晴れ一時雨。今日は晴れのち曇り。
ぶり返したのか、曇ってても蒸し蒸しと暑い。
今日、今季初のクレオメ(風蝶草)が咲いていた。
その様子は次の写真(1枚)のとおりである。
美しくも愛らしい「クレオメ」が咲き誇っているよ! - 諦観ブログ日記(2021年7月16日)
- はじめに
- 選挙最終盤における各党議席獲得予測等は?
- 少数政党等(れいわ、NHK党&参政党)の議席獲得は?
- 三井義文・元セブンイレブンオーナーは、どこへ?
- 黒川NHK党幹事長の不規則発言等の波及効果は?
- 水道橋博士加入による「れいわ新選組」の盛り上がりも!
- おわりに
はじめに
参院選も最終盤になっているのに、選挙カーが全く来ない。国の進路を決める国政選挙があるようにも思えない。その間、物価はうなぎ上りに上昇している。やはり、物価対策が重要な争点であるはずなのに、田舎まではそのような声が聞こえて来ない。静かすぎる。
これは、おそらく大手マスメディアが大々的に報じないためだろうか。
【参院選】各社の情勢予測「前回衆院選で大外れ」&「選挙報道減少」の理由を専門家に聞いた(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
今回、7月10日投開票の参院選について、特に少数政党等に焦点を当てて、あれこれ考えてみた。
選挙最終盤における各党議席獲得予測等は?
参院選挙の最終盤になっても、マスコミ報道各社による各党の議席獲得予測は、選挙が始まる前からほとんど変わっていない。つまり、自公で過半数。維新は倍増。改憲議席2/3も視野に入っている。立民や国民は議席減である。
自公が改選過半数有力、比例で維新に勢い=JX通信社 参院選中盤情勢調査(米重克洋) - 個人 - Yahoo!ニュース
この記事によると、自民16~19、公明6~8、立民7~9、維新8~9、国民2~3、共産3~4,れいわ2~3、社民0~0、NHK党0~1、参政党1~2、との議席獲得予測(2022年7月4日現在)がなされている。
NHK世論調査による各政党支持率については、自民35.6%に対し、立民は5.8%、共産4.0%と、公明4.8%、維新5.4%とほとんど変わらない。まさに、一強多弱を露呈している。
そればかりか、立民と維新が野党第1党をかけて競っている。このことは、これまでになかったことである。それも、社民の支持労組の約半数が立民支持労組に組み入れられた(注1)はずなのに、である。
各党の支持率は NHK世論調査 | NHK | 参院選(2022年7月4日)
少数政党等(れいわ、NHK党&参政党)の議席獲得は?
ところで、このNHK世論調査で気になるのは、れいわ0.5%に対し、NHK党が同じ0.5%の同一支持率である。というのも、前述の議席獲得がれいわ2~3、NHK党0~1となっているからである。これは、調査方法や調査対象等によるものであろうか。
それにしても、国政政党でない「参政党」が1~2議席獲得予測とあるが、聞きなれない党である。
次の記事によれば、「概ね自民党よりやや『右』に位置する保守政党との印象」とのことである。
NHK党、参政党は「議席を獲得してもおかしくない」 ガーシーが国会議員になってしまう?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
参院選のダークホース「参政党」の正体に迫る 〈#カルトじゃない〉と主張するが実態は?(藤倉善郎)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
例え、よく分からない政党であっても、れいわが選挙資金に四苦八苦して、候補者をあまり立てられない実情(比例9人、選挙区5人)にあるのに対して、参政党はNHK党(比例9人、選挙区73人)同様、多数の候補者(比例5人、選挙区45人)を擁立している。この点、選挙資金が潤沢なのであろうか。
多数の候補者を擁立するメリットは、比例で議席獲得する確率が高くなると言われている。NHK党や参政党はこれを狙ったものと思われる。しかし、選挙資金が潤沢でないとできないことである。なぜなら、得票数が少ないと供託金(比例600万円、小選挙区300万円)が没収されるからである。
三井義文・元セブンイレブンオーナーは、どこへ?
参政党で気になるのは、2019年の参院選挙で「れいわ」から立候補した「三井義文」氏(65)である。元セブンイレブンオーナーで、理不尽なコンビニの在り方に問題を投げかけて敢然と戦い、一世を風靡した御仁である。
「おいどん」はコンビニの有様をユーチューブで夢中になって視聴し、「コンビニおじさん」と思いながら、陰ながら応援していた。
それが、今回、三井義文氏が「れいわ」から「参政党」に加入している(参政党員)のが判明したのである。しかも、「れいわ」は左翼(下翼)と見られているのに、参政党は右翼(上翼)と見られている(注2)。
さて、この移り変わりは何があったのであろう?
おそらく、「れいわ」に政治活動の場がなく、「参政党」にその活路を見出したのであろう(注3)。
この点について、例えば、自民、立民、維新や国民間の議員同士の移り変わりは合っても、それらと、共産、社民やれいわとの議員の移り変わりがないことから、異例なことが解ろうか。
黒川NHK党幹事長の不規則発言等の波及効果は?
NHK党で特筆されるのは、黒川敦彦NHK党幹事長(43)が、6月26日のNHK日曜討論で司会者が発言を制止するのもきかず、不規則発言を繰り返した末、「アベノセイダー」と唄ったことである。
NHK党 黒川敦彦 幹事長 日曜討論で大いに語りそしてアベノセイダーを唄いきる - YouTube
事の良し悪しは別として、これで、NHK党の存在感が世間一般に遍く知られ、得票増に繋がる可能性もある。特に、NHKの受信料徴収を苦々しく思っている人々にとっては。
立花孝志代表(54)も、これまで維持して来た国政政党要件(全国を通して2%以上の得票)の死守に懸命である。というのも、政党交付金が交付されるか否かに関わるからである。
次の記事によれば、立花代表も、大量候補者の擁立は「当選が目的でなく、政党要件をみたすことが狙いである」旨を言明している。
選挙区に自民超える大量候補者 異例の戦略、N党は何を狙う? | 毎日新聞
そうすると、党存続の岐路に立つ「立花孝志」代表も、黒川幹事長のNHK討論会での不規則発言等も許容の範疇に入っていようか。
この点、同じ存続の岐路に立つ社民党も、方法は違えど、何か党をアッピールするものが必要ではなかろうか。大人しすぎる。この際、党存続危機回避のためにもドカーンとした花火を打ち上げて欲しいものである。過去に燦然と輝き、栄光ある政党が無くなるのは、日本にとって大きな損失であろう。
ジョウビタキとスズメの「時事談義」譚~「2021年衆院選投票結果(立民敗因あれこれ)」~ - 諦観ブログ日記(2021年11月19日)
水道橋博士加入による「れいわ新選組」の盛り上がりも!
お笑い芸人「水道橋博士(59)」がれいわ新選組から比例で立候補するようになった経緯は、次の記事に書いた。
お笑い芸人「水道橋博士」の参院選立候補挑戦に、あれこれと! - 諦観ブログ日記
「れいわ旋風」が聞かれなくなった今、「博士旋風」を期待する向きも多い。全国的知名度は、「山本太郎」代表に次ぐ存在であろう。
そのためか、比例獲得も4議席と予想する人もいたが、多くて2~3議席が穏当な獲得予測であろうか。
しかし、気は抜けない。最悪比例0ということもある。このこともあってか、水道橋博士の選挙活動は死地を彷徨うがごとく、寝食を忘れて、支持者等に対する応答(ツイキャス配信等)は勿論、全国各地を分刻みで街宣に回っている。当選の暁には卒倒しかねない程に、である。
当選はまず間違いないと言われ、楽勝ムードが漂っていそうな自民のタレント候補(54)や歌手の維新候補(76)と、同じタレントの「水道橋博士」とは、大違いなような気もする。
というのも、「水道橋博士」に身を削るような悲壮感が漂っているようにも思われるからである。いや、「スラップ訴訟法案」の法制化への猛烈な使命感とも言うべきであろうか。
おわりに
国の進路を決める大事な国政選挙である「参院選」。大政党のみならず、少数政党立候補者からの、遊説演説が聞かれない。そのため、投票する立候補者名が分からない。今回の参院選は、地方の自治体選挙と同じようになっている。これでは、投票に行っても誰に投票したらよいか判ろうはずもない。
そんな中、周知力に劣り、選挙資金もないだろう「少数政党の候補者」に投票するのも一考であろうか。いや、それよりも、真摯に物価対策に取り組む政党が良いのではないか。待てよ、むしろ国の防衛のために軍事力増強を図る政党の方が良いのだろうか。
そんな訳で、無党派層にとっては、政党や候補者の選択に迷うことが多い。(-_-)
物価高 家計「苦しい」5割 防衛費増「必要」7割超 本紙世論調査(宮崎日日新聞) - Yahoo!ニュース
最後に、恒例の歌謡曲を紹介して、本記事を終えたい。
それは、次の歌手らが歌唱している、昭和レトロありありの名曲3選である。
❶ 「安達明」歌唱の「女学生」(作詞/北村公一、作曲/越部信義。1964年8月)
https://www.youtube.com/watch?v=OBLwKZk_wo8
❷ 「ペギー葉山」歌唱の「学生時代」(作詞・作曲・編曲/平岡精二。1964年12月。ミリオンセラー)
https://www.youtube.com/watch?v=lS8fuVtGmeE
https://www.youtube.com/watch?v=0LWZTOYEHSU
❸ 「岡田奈々」歌唱の「女学生」(作詞/松本隆、作曲・編曲/都倉俊一。1975年)
https://www.youtube.com/watch?v=is-X-dUpU0w
(注1)
2020年11月14日の社民の臨時党大会で立民組み入れに賛成か、反対かを問う議案に対し、賛成84、反対75で立民組み入れが可決された。
(注2)
「下翼(かよく)」や「上翼(じょうよく)」の語彙は、スタンダップ・コメディアン「清水宏」氏が、れいわ新選組の街宣で述べたものである。
https://www.youtube.com/watch?v=DCfua12SuLs
右翼、左翼の語源はフランス革命後の議場席から来たもので、現代は、上級国民側/下級国民側を指して、「下翼」「上翼」と語彙を変える時期に来ていようか?(-_-;)
(注3)
山本太郎・れいわ代表(47)が、参院選東京選挙区の議席予測で当落線上にあるのと何某かの関係がありそうか。オリジナルメンバーとの軋轢も多少影響しているのだろか、2019年当時の「れいわ旋風」が聞かれない。そんな中にあって、「水道博士旋風」がこれを補っているものと思いたい。
れいわ新選組創始メンバーで現参政党員の三井よしふみさん、れいわ新選組からなぜ参政党に移ったのか?- YouTube
れいわ旋風が問うものは | 特集記事 | NHK政治マガジン
(追記)
7月14日、雨時々曇り。
「水道橋博士」の当選は、参院選の開票が始まって翌日の未明に判明した。
猛暑の中でのそれまでの街宣活動等の頑張りを具に見ていて、当選の暁には卒倒するのでないかと心配するほどであった。
ところがいざ当選してみて、卒倒はしなかったものの、13日に新型コロナに感染していることが判明した。
まぁ~、新型コロナ感染が選挙期間中でなかったのは、不幸中の幸いであろう。