今日は終日、雨。
今夕、小雨の中を「ANA機」が飛んでいた。東京から、とある地方空港まで飛んで来ているのであろう?頻繁でないのは欠航が多いためであろうか。そんな中でも、偶にお目にかかれるのは幸いである。
その様子の写真(2枚)は、次のとおりである。
とある地方空港にまでジェット機を飛ばせている出発地の「東京」について、「氷川きよし」さんが唄っている、次の曲「東京音頭」(作詞/西城八十、作曲/中山晋平。1933年レコード化)のフレーズの中に、東京が「花の都」とある。
https://www.youtube.com/watch?v=0ar5D9WZOug
また、1974年に、フォーク・グループの「マイ・ペース」が唄って大ヒットした、次の名曲「東京」(作詞・作曲/森田貢。累計約100万枚のレコード売り上げ。)にも、当然の如く、東京を「花の都」として、再三取り上げられている。
https://www.youtube.com/watch?v=qZdKdE5iU0Q
https://www.youtube.com/watch?v=01QTqWYrQDc&list=RDR3_98F8PkOU&index=4
ところが、それらの詩の中では、東京が「花の都」である理由について、何ら触れられていない。東京が「花の都」であることが、当然の前提となっている。
それにしても、なぜ、東京が「花の都」なんであろうか?
そこで、今回、東京が「花の都」である意味について、疑問無きにしもあらずなので、以下で、少し考えてみたい。
まず、これに似たような世界の都市を挙げるならば、「花の都フィレンツェ」(英語読みはフローレンス)がある。
次の記事によれば、フィレンツェが花の都と言われるのは、古来から地名が花咲く地に由来するからとのことである。
それは、ちょうど、「霧の都ロンドン」「音楽の都ウイーン」「水の都ベニス」とかと似ていて、それぞれ意味のある言葉となっている。例えば、ロンドンは霧が多いことで有名な中心都市(首都)である。
では次に、「花の都パリ」はどうであろうか?
パリは、花が一杯咲いている中心都市(首都)であるのであろうか。
次の記事によると、「芸術の都パリ」については妥当するも、「花の都パリ」という呼称に違和感がありそうである。
パリは本当に花の都なの?地方都市に住むフランス人から見たパリの姿とは | TABIZINE~人生に旅心を~
そうすると、「花の都フィレンツェ」や「霧の都ロンドン」等と違った意味で呼称されている「花の都」ということになろうか。
その理屈は、どうも、「花の都東京」にも当て嵌まりそうである。なぜなら、東京が特別に、花が多く咲いているわけでもなく、花の産地としての中心都市でもなさそうであるから。
そもそも、「花の都」の意味には、「❶都の美称、❷はなやかな都、❸花の盛りの都/デジタル大辞泉」の3通りがある。
そうすると、「花の都パリ」にしても、「花の都東京」にしても、上記❶と❷の意味となろうか。
そのことは、「花の都パリ」に関して、次の記事にも触れられている。
「花の都パリ(はなのみやこパリ)」の意味や使い方 Weblio辞書
つまるところ、「花の都東京」とは、「東京という都市の美称」であり、又、「大変華やかで栄えている大都市東京を例えた表現」ということになろう。
まぁ~、「花を咲かせてみよう」という比喩言葉もあるように、花は(商売)繁盛等する意味にも使用されている。
それにつけても。上記「マイ・ペース」が唄ったフォーク・ソングの名曲「東京」は、田舎の若者が華やかな東京へ憧れ、離れ離れになった恋人への想いを綴っているようである。東京は、田舎の若者にとって、華やかな魅力に満ち溢れ、憧れの街であった。そのことは、古今を問わず変わらないようか。
そのことについて、同作詞・作曲者は、次の記事で、「東京なんぼのもんじゃい!」と強がりを言っているようでもあろうか?
東京〜まだ“遠距離恋愛”という言葉がなかった時代に描かれた名曲の誕生秘話|街の歌|TAP the POP
この歌は、小気味良いメロディーで、かつ軽快にして唄いやすいね!(^^♪