今日は晴れのち曇り。
今朝は周囲に濃い霧が立ち込めていた。その様子は日本歌曲にも唄われているように神秘的そのもの(女声合唱曲集 霧と話した - YouTube)。
空を見ると、太陽の輪郭がクッキリと見えた。これも幻想的であった。
その霧が消え去った後は晴れとなり、ANA機やIBEX機が飛んで来た。
午後からは雲が張り出し、夕方になって日航機も飛んで来た。
さて今回は、学会&経済界のトップクラスに位置する御仁3人の名言を紹介する。所謂「上級国民」の弁である。
ネット上話題になった「上級国民」問題について(私見) - 諦観ブログ日記(2019年5月14日)
これらの提言については、批判がいろいろと寄せられている。しかし、新自由主義思想による経済的合理性の観点からすれば、批判自体が可笑しいとの反論もありそう?
1 慶応大学塾長・伊藤公平氏の「国立大学年間100万円学費値上げ」発言
2024年3月27日、文科省の高等教育の在り方に関する特別部会で、委員の一人の慶応大学塾長「伊藤公平」氏(58)※が放った、「大学教育の質を上げて行くため、公平な競争環境を整えることが必要である。そのために、国公立の家計負担を年額150万円程度上げる」との提言。
※ 商社トップの伊藤忠商事創業者の来孫。慶應幼稚舎・慶応義塾高校・慶応義塾大学理工学部出身、物理学者。慶応義塾長。
これに対して、受験生の親からは「国立の意味が分からなくなる」とか、専門家からも「授業料値上げが大学教育の質とどうつながるのか疑問」との声が寄せられていた。
なお、現在の国立大学の年間授業料は53万5800円である。
伊藤 慶大塾長、国立大学費「年間100万円値上げ」提言 に波紋 - ライブドアニュース
2023年9月11日の記者会見で、経団連会長「十倉雅和」氏(73)※が放った、「異次元の少子化対策の財源につき、消費税は有力な選択肢の一つ」とのコメント。
※ 兵庫県立西脇高校、東大経済学部出身。住友化学社長。経団連会長。内閣府の各種会議の議員兼任。
しかし、これまでがそうであったように、その抱き合わせとして、法人税の更なる減税要請も汲み取れようか。おまけに、消費税増税に伴う莫大な輸出戻し税も。
経団連会長への批判 炎上で憂さ晴らしても 編集委員久原穏:東京新聞 TOKYO Web
経団連の消費税引上げ提言理由、 過去「税率19%への引上げ」 マネーポストWEB
2021年9月9日、経済同友会・夏季セミナーで、サントリー社長「新浪剛史」氏(65)※が放った、「日本企業が企業価値を向上させるため、『45歳定年制』の導入によって人材の流動化を進める必要がある」との提言。
※ 横浜翠嵐高校、慶応義塾大学経済学部出身。商社2位の三菱商事入社、当該子会社のローソン社長、サントリー社長。経済同友会代表幹事。経済財政諮問会議の議員。
これに対して、「人材切り捨て」等の批判が沸き起こっていた。
サントリー新浪社長「45歳定年制」を提言 定年延長にもの申す:朝日新聞デジタル
以上のような提言がある一方で、上記と比較されるべき、次のような「公益に資する名言3選」もある。しかし、これらの名言に対する批判は聞かれない。
埋没されてはならない「公益に資する名言3選」について - 諦観ブログ日記(2018年11月13日)
してみると、上記の提言3例と名言3選との批判の有りや無しやは、どこから来るのであろうか?
最後に、ダークダックスが歌唱している、次の2曲を紹介して、本記事を終えたい。
❶ 「花の街」(作詞/江間章子、作曲/團伊玖磨。1947年)
https://www.youtube.com/watch?v=m1k_El4uogc
https://www.youtube.com/watch?v=jbLkEx5KANo(ただし、ボニージャックス歌唱)
❷ 「青葉城恋唄」(作詞/星間船一、作曲/さとう宗幸、編曲/小野崎孝輔。1978年。オリジナル)
https://www.youtube.com/watch?v=Snowf9wUqwo
https://www.youtube.com/watch?v=1YK0vweWicw(さとう宗幸さんのセルフカバー)
https://www.youtube.com/watch?v=u-GYBCktieU(同上)
(追記)
5月4日、快晴。
「国立大の学費を年間100万円上げる」提言に違和感の声、続々「裕福でなくてもいけるのが国公立じゃないの?」高等教育の門戸はどうなる? - ライブドアニュース