諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(22)~「酒よ」~

お題「リラックス法」

お題「わたしの癒やし」

 

 今日は晴れ。

 

 お題「#おうち時間」へ再度応答するにつけ、それは音楽鑑賞に尽きようか。それも、単なる「BGMとして聴くのでなく、本格的に聴くことである。しかも、好きな曲を、である。好きな曲でないと、ストレスが溜まり、リラックスによる心の癒しどころでなくなる。

 つまり、好きな曲を聴くという音楽鑑賞が一つのリラックス法になり、それによって、心が癒されるというものである。

 

 まぁ~、音楽と言っても、ジャズ、ロック、ポップス、歌謡曲、クラッシク等の色々なジャンルがあり、その好みは、人それぞれ違う。しかも、同じジャンルであっても、限定的に聴く好みの曲もあろうか。

 まさに、諺にある「蓼食う虫も好き好き(人の好みはさまざま)である

 

 以上のことは、音楽好きを前提にした話であり、音楽自体を好きでないとか、むしろ嫌い等と忌避する人にとって、当て嵌まらない。

 人によって、音楽を騒音と同じように感じるあまり、ストレス状態になり、心の癒しになるどころか、むしろイライラ感が募り、最後には、爆発する事態も起こりうるかも知れない?(>_<)

 

 それにつけても、「おいどん」の部屋には数多くのCDがある。しかも、今では、すべての曲を聴くのでなく、限られた曲を聴くだけである。CDアルバム盤を購入するのに、11曲中6曲以上が聴きたい曲であれば、購入して良かったと思っていたが、実際は、2、3曲の場合が多く、失敗感は否めない。と言うのも、後者の場合は、そのままお飾り状態になっている場合が多く、「聴かずのCD」となっているからである。

 

 過去のCD購入成功例を挙げるなら、歌謡曲では、アルバム盤の「マルシア全曲集」がそうであった。買って外れがほとんどなかったのである。これは珍しいことであった。

 シャンソンのCDアルバム盤では、現・料理研究家の「平野レミ」さんが唄っていたCD全曲版ぐらいであろうか。もっとも、昔のCDであったので、中古レコード店で購入したものである。

 

 今回、取り上げたい「想ひ出の名曲」は。1985年に、「内海美幸」さんが唄っていた「酒よ」(作詞/千家和也、作曲/浜圭介)である。

 それは、次のユーチューブ曲である。 

https://www.youtube.com/watch?v=q_yq7cxmhW0

 この曲は、たまたま、レコード店で、2007年発売の「エッセンシャル・ベスト 内海みゆき」というCDアルバムを購入した際、その曲目の中にあった一曲である。

 

 彼女のヒット曲には、1982年に唄っていた「酔っぱらっちゃった」(作詞/千家和也、作曲/浜圭介)があるようである。次のユーチューブ曲は、演歌歌手「水田竜子」さんが唄っているカヴァー曲である。

https://www.youtube.com/watch?v=0h8pc1OEt4M

 確かに、ノリにノッて、思わず、唄って踊りたくなりそうな軽快な曲である。しかも、その後、日本の名立たる多くの有名演歌歌手が、次の記事にあるとおり、この曲を取り上げて唄っている。

【名曲】「酔っぱらっちゃった」を聴き比べる【内海美幸】 - NAVER まとめ

 

 しかし、「ヒット曲≠好みの曲」というのも、「蓼食う虫も好き好き」であろう。その上、新型コロナ感染防止のため、部屋への閉じ籠りを推奨されている最中、この曲を聴くというには多少違和感があるのみならず、じっくりと聴き入るには、少し抵抗感があるように思われる。

 上記のCDアルバム「エッセンシャル・ベスト 内海みゆき」も、お目当ての曲は、「酒よ」だけであった。

 

 「酒よ」という歌について、1988年に、演歌歌手「吉幾三」さんが作詞・作曲して唄いヒットした曲が、特に有名である。そのことは、カラオケ定番曲に、「内海美幸」さんの「酒よ」はなくなっているのに、「吉幾三」さんの「酒よ」は、必ず曲目としてあったからである。現在のユーチューブ曲でも、そうである。「吉幾三」さんの「酒よ」ばかりである。

 

 おそらく、1989年に、全日本有線放送大賞グランプリを受賞したこともあるのだろうか。まさに、演歌「酒よ」=「吉幾三」の曲ともなっている。知名度抜群である。

 その歌は、次のユーチューブ曲にあるとおりである。

https://www.youtube.com/watch?v=8dClLW5tqHE

https://www.youtube.com/watch?v=C5pIbmWuj6E

 

  その歌を聴くと、確かに、お酒好きの日本人にとって、お猪口で酒を飲みながらの、しみじみとした酒場の状況雰囲気が、如実に伝わって来ようか。しかも、唄いやすく、メロディも良い。「おじさん連中」にとって、酒が入るとつい口ずさみたくなるのも郁子なるかなである。

 さらには、昭和における「牧歌的時代」のレトロ気分を味わうには絶好の曲でもあろうか。しかし、酒をあまり好まない人等にとっては、そこまでの雰囲気に、のめり込めそうもないようか?例え、それが演歌定番の名曲中の名曲であっても・・・。

 

 それにしても、今回取り上げる「内海美幸」さんの「酒よ」は、聴きごたえのある良い曲であるのに、いつの間にか、忘れ去られたような曲となったのは、なぜなのであろう?

 作詞家・作曲家・歌手、いずれをとっても有名な方々により仕上げられた作品(編曲や歌い方を含む。)なのに、である。

 とりわけ、この曲中、最後のワビサビ部分のフレーズ「酒よ今夜は男抜きで わたしをちょっぴりなぐさめて」は、このうえなく素晴らしい。(^^♪

 

 かように、曲自体大変良いのに、敢えて難点あるとすれば、作詞において、女性の悲哀さがもろに表現されているからであろうか?しかし、であっても、このことは、同年、韓国人歌手の「桂銀淑(ケイ・ウンスク)」さんが唄ってヒットした、女性の悲哀さが表現されている「大阪暮色」(作詞・作曲/浜圭介。全日本有線放送大賞新人賞受賞。)でも、同じようなことが言えるのではないだろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=TFGQqxdP2XQ

 

 いずれにしても、それらの間のヒットの有無を分けた要素が、どの部分にあったのか、未だ解明できない。それは、「名曲≠ヒット曲」との図式の最たるものであろう。

 でき得れば、リバイバル・ソングとして、捲土重来復活して、大ヒット曲となってもらいたいものである。埋もれた名曲をそのままにして、葬り去るのはもったいない。しかし、現実として、下(場末の大衆)からの盛り上がりによる「リバイバル・ソング(スナックや居酒屋等の小さな酒場から、自然発生的に唄われて、全国に拡散する。)は出て来そうにないようか。

 その大きな阻害要因の一つとして、「ジャスラック問題」があり、そのことが暗い影を落しているようにも思われる。

 

 最後に、「名曲を辿るジェットの旅」に相応しく、昨日撮影した「ジェット旅客機」等の写真(3枚)を掲載して、本記事を終える。  

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 (ANA機)

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(JAL機&双発機)

 なお、ANA機とJAL機の飛び方が、心なしか精彩を欠くように感じられるのは、次の記事が見受けられるからであろうか?

ANAとJAL「コロナ直撃」に憂鬱が募りまくる事情 航空輸送需要11兆円が消滅、リストラ不安も - 記事詳細|Infoseekニュース

https://forincs.com/headlines.php?src=2020050800571.xml