諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「雀(sparrow)」と見紛った、「四十雀(great tit)」と「河原鶸(oriental greenfinchi)」

 昨日は雨も、今日は曇りのち晴れ。昨日は少し寒かったものの、今日は暖かい。

 今日は「みどりの日」。自然と親しむ祝日である。 

 

はじめに

 

 春になって、「雀(スズメ)」を見掛けない日がないこの頃である。「揚げ雲雀」は相変わらずである。「山鳩(キジバト」も電線に止まっている姿をよく見かける。「鶫(ツグミ」は、未だシベリア等へ帰っていない。鳥たちの行動は、田んぼ周辺で活発になっている。

 

 そんな中、最近、❶見たことのない鳥と、❷稀にしか見ない鳥が、自宅の庭周辺に止まっているのを見つけた。それらの鳥は「スズメ」とほぼ同サイズで、当初は、「スズメ」かと思ってやり過ごしていた。しかし、どうも、それらの様子が「スズメ」とは、違っているようであった。

 

 と言うのも、上記❶と❷の鳥の行動が敏捷であり、同じ場所に長居をすることはなかったからである。ちょうど、「鵯(ヒヨドリ」の行動と少し似ている。

 そして、撮影した鳥の画像を、パソコンディスプレイから確認すると、やはり「スズメ」とは違っていた。おそらく、「俄か田んぼのバードウォッチャー」等でなかったら、「スズメ」と思ってやり過ごし、カメラ撮影はしなかったであろう。

 

 今回は、その写真を掲載して、上記❶と❷の小鳥の話をし、おまけとして、当初は、どの鳥かは判らなった、もう一羽の小鳥の話もしたい。

 

 それにつけても、その小鳥らの話をする前に頭に浮かぶのは、次の曲の歌詞フレーズである。(^^♪

 その曲とは、かって、シルバー世代(団塊世代)の星として一躍脚光を浴び、現在も活躍している歌手「秋元順子」さんが唄っていた、次のユーチューブ曲である「愛のままで・・・」(作詞・作曲・編曲/花岡優平。2008年リリース。オリコン1位。)である。

https://www.youtube.com/watch?v=CbZNp-vxDL8

https://www.youtube.com/watch?v=N-rVJ8vZDfo

 その歌詞フレーズの最初部分に、「小鳥たちは何を騒ぐの 甘い果実が欲しいのですか」がある。

 今思うに、上記❶と❷の小鳥は、自宅周辺に、甘い果実(餌となる木の実等)がないにもかかわらず、なぜか一時騒いでいたような気がした。それで、「おいどん」として気に留めた感じである。(*‘ω‘ *)

 

四十雀(great tit)

 

 4月26日、突然、小さな庭の花畑に植えている「金木犀」に、2羽の小鳥が止まった。当初は、小さな鳥だったので、「スズメ」かと思った。しかし、鳥の体色が違っていた。初めて見る鳥である(別の1羽の写真は、ピンボケのため不掲載)

 

 その鳥の写真(2枚)は、次のとおりである。

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 どういう小鳥であろうか? 

 

 そこで、いつものように、ネットでググって調べてみた。その結果、どうも「四十雀」という鳥のようである。その漢字は「シジュウカラ」と読む。

 その命名理由には、❶たくさん(四十)群れるからとの説、❷雀40羽分の価値があるからとの説、❸「ツピーツピー」等の鳴き声由来説、があるらしい。全長は14.5㎝で、「スズメ」とほぼ同じである。

  

 「四十雀シジュウカラ)」によく似た鳥として、「小雀(コガラ)」「日雀(ヒガラ)」が挙げられている。

 そこで、さらに、ネットググリ調べてみると、確かに、いずれもが大変良く似ている。そうすると、上掲写真の鳥は、果たして本当に、「四十雀シジュウカラ)」なのか疑問が湧いてくる。

 

 この点、下記の記事によると、「四十雀シジュウカラ)」の特徴として、他の鳥にない「ネクタイのような黒い線」や「背羽根の黄緑色」が見られるとのことである。

 上掲写真の鳥を見ると、確かに、そのような特徴がある。

 そうすると、「四十雀シジュウカラ)」であることに、間違いはない。

シジュウカラ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動

野鳥シリーズ42 シジュウカラ | あきた森づくり活動サポートセンター

シジュウカラとヒガラとコガラの違いと見分け方 | 野鳥情報.com

 

 それにしても、まぁ~、以上のような鳥の見分け方等の困難さを考えると、「バードウォッチャー」の醍醐味とか、奥深さを、つくづく感じさせられようか。

 つまり、一瞬「スズメ」と思いきやそうではなく、さりとて、「コガラ」や「ヒガラ」でもなく、結局のところ、「シジュウカラ」ということである。

 

河原鶸(oriental greenfinchi)

 

 一昨日の5月2日夕方頃、自宅近くの電線に「スズメ」と思った鳥が止まっていた。いつもなら、そこは、「スズメ」が止まる定位置であった。しかも、夕方であったことから、鳥の色が褐色に見えた。しかし、その鳥の様子が少しおかしかった。「チュンチュン」と鳴いていないようであった。

 そこで、何気なく、カメラ撮影をし、その鳥の姿をパソコン映像で見ると、やはり「スズメ」とは違うようであった。そして、黒くかつ褐色に見える鳥の映像を、より明るく調整し、編集してみると、「スズメ」でないことが判明した。

 

 その鳥の写真(4枚)は、次のとおりである。

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 何と、この鳥は「河原鶸(カワラヒワ」であった。最近も目撃している鳥なのに、「スズメ」と間違いそうになったのは、夕方で見えづらかったこと、全長も約14㎝と「スズメ」よりやや小さく、ほぼ同サイズであること等からであっただろうか。

 しかも、「河原鶸(カワラヒワ)」は、偶に、「スズメ」の集団近くにいて、共に、食事をしているようである。

 また、上掲写真の1枚目と3枚目をまじまじと見ても、「スズメ」にそっくりではないだろうか?これでは、遠目からだと「スズメ」と見紛っても仕方がない。

 それにしても、4枚目の写真では、「河原鶸(カワラヒワ」が鳴き騒いでいるように見える。この自宅周辺は、田んぼを除いて、木の実等の餌となりそうな樹木が少ない。とても、前記「愛のままで・・・」の歌詞フレーズで唄われている「甘い果実」は、ありそうにない。

 しかも、市街化区域に編入されて、田んぼは潰され、アパートや一戸建て住宅が続々と建設されている。「トカイナカ」になりそうな昨今の情勢下、上記の歌を唄えるような、鳥にとって住みよい環境もなくなりつつある。

 この状況について、本日の「みどりの日」の趣旨と、どう調和させるのだろう?

 

おわりに

 

 今回、一瞬とは言え、「スズメ」と見紛った、「シジュウカラ」と「カワラヒワ」の話をした。それらは、同じ大きさの鳥なので、遠目からとか、影のできる暗さの中では見分けがつきにくい。

 

 そのことは、「スズメ」より大きい、一昨日の4月30日に撮影した次の写真(1枚)の鳥でも、間違いなくその鳥だと断言できない場合がある。 

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 この写真を見ると、一瞬、「ツバメ」と勘違いしそうである。しかし、嘴と尾っぽから判断すると、明らかに、「ツバメ」ではない。

 では、何の鳥だろう?

 

 「セキレイ」であることは間違いなさそう。しかし、それが「ハクセキレイ」か「セグロセキレイ」かは、判別が困難のようである。しかも、いずれもが、全長が21㎝のサイズが同一である。

 一応、上掲写真から、喉元が白くないように見えるので、「セグロセキレイ」と判断する。

ハクセキレイとセグロセキレイの違い - 森の青葉 Ⅱ-BORGで身近な野鳥撮影ブログ

 まぁ~、プロ等から見れば、一目瞭然であるんだろうが・・・!(=_=)