諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「八十八夜」を彩る「上弦の月」と「牡丹の花」

今週のお題「カメラロールから1枚」

今日は、昨日に続く晴れ。

 

はじめに

 

 今週のお題は「カメラロールから1枚」であるが、それに関するネタ記事を忠実に書こうとすると、なかなか内容のある記事が書けない。そこで、「1枚」という意味をメインと考えて、記事を書くことにしたい。

 今回は、昨日の八十八夜の意味を説明した後に、同日撮影した「月」と「花」の写真を掲載する。

 

八十八夜とは

 

 昨日は、唱歌茶摘み」(作詞・作曲者/不詳。1912年発表。)で有名な「夏も近づく八十八夜(^^♪」であった。最近、「八十八夜」という言葉を余り聞かなくなったのは、気象技術が高度に発達して、昔のその言葉の持つ意味が薄れたためであろうか?

https://www.youtube.com/watch?v=EiUg07KPD1w

 

 次の記事によると、「八十八夜」とは立春(2月4日頃)から数えて88日目の日のことであり、「八十八夜の別れ霜」という言葉があるように、野菜農家にとって「苗植えには霜が大敵」であることから、「八十八夜」の意味するところは大きかった。

「八十八夜」新茶の季節 今年は今日5月1日 - ウェザーニュース

 

 「八十八夜」という言葉が、なぜ、唱歌「茶摘み」にでしか、人口に膾炙しなかったのかの理由については判らない。「茶摘み」が有名なのは、国定音楽教科のため、小学生児童の誰もが唄わされたからであろう。

 ずっと後になるが、フォーク・グループ「N.S.P」も、そのものずばり「八十八夜」(作詞・作曲/天野滋1978年リリース。)という曲を唄っていたようか。

 レコード売上枚数も、そこそこ良かったようであるが、大ヒットにまでは至らなかったのであろう(オリコン・ランク37位。1974年「夕暮れ時はさびしそう」は同11位。同年「雨は似合わない」は同35位。同年オリジナルアルバム「NSPⅢ一休み」は同4位。以上「Wikipedia」より)。

 

 それは、次のユーチューブ曲である。

https://www.youtube.com/watch?v=1c2pcMoWYnI

 もし、この「八十八夜」が大ヒットしていれば、「八十八夜」という言葉が、老若男女を問わず、人口に膾炙したかも知れないね!

 この曲を聴いていると、その歌詞の中に、「もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる」と言うフレーズがしきりに出てくる。これは、上記唱歌「茶摘み」の「夏も近づく」と、「もうすぐ暖かくなる」の各フレーズとが似たような季節感のオーバーラップを醸し出している。

 

 「八十八夜」は、寒暖の境目(農作業始動開始の目安)となっているのである。もう一つ言うと、「夜」という意味は、そのままの夜でなく、朝昼夜の一日を指すことのようである。知らない人にとっては、「夜」そのものとして受け取るであろう。

「八十八夜」とは… 甲斐さんのお天気箱【佐賀県】|佐賀のニュース・天気|サガテレビ

 今日は、前方にある「田んぼ」の農家さんも、朝方から、農業用トラクター(耕運機)で田んぼを耕していた。八十八夜後に、農作業の始動をしている。 

 そろそろ、「おいどん」としても、「茄子」や「キューリ」等の苗を、ちっちゃな猫の額ほどの「庭畑」に植えないといけない時期かな!

 

上弦の月

 

 昨夜は、半月である「上弦の月」が西の空に出ていた。金星との距離はかなりあり、金星は午後10時頃には完全に見えなくなっていた。しかし、「上弦の月」は午後11時を過ぎても、西空の位置にあり、見えなくなる様子はなかった。

 今回、「上弦の月」か否かを、以下の写真で見られる「月」の傾きの変動で、考えて見ることにしたい。

 

 昨夜の午後11時過ぎに撮影した「上弦の月」の写真(1枚)の様子は、次のとおりである。

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 では、その「上弦の月」が、時刻の経過により、どのような傾きに変わって行ったかを、写真で見てみることにする。と言うのも、弦部分が上か下かで、「上弦」か「下弦」の月かを見分ける一つの判別方法があるので、それについて考えて見たい。

 

 次の写真(2枚)は、夕方頃、まだ日が明るい頃に撮影した「半月」と、夕暮れ後、完全に真っ暗になってから撮影した「半月」である。

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 次の写真(2枚)は、「半月」になる前々日(4月29日)と、前日(4月30日)の各夕刻に撮影した「月」である。1日違いで、月の形状の変化を見て取れようか。

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 以上の上部2枚の写真を見ると、弦部分が下向きになっており、それだけを見ると「下弦の月」と間違いそうである。そうすると、弦部分が上か下かで、「上弦の月」か「下弦の月」かを見分ける判別方法には、難点もあろう。

 そこで、それらの判別方法で一番間違いが少ないのは、弦部分の左・下向き(=上弦の月)or右・上向き(=下弦の月)が良いように思われる。その際、月が、東からに西に沈むときに、左半回転することを頭の中に入れておく必要がある。

 

 ところで、「上弦の月」又は「下弦の月」については、次の過去記事を書いているので、参考としてそれらを掲載する。

とある田舎での「珍しい光景?」4例 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「ジェット旅客機」と「上弦の月」と! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

半月(下弦の月)と思ったが! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

令和元年(2019年)最後の「上弦の月」 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 

牡丹の花 

 

 小さな庭に植えている「牡丹の花」が、4月下旬頃から咲きだして、今は満開になっている。赤紫色の牡丹の花咲きが早く、ピンクの牡丹の花咲きは少し遅いようである。

 まず、4月30日に撮影した、赤紫色の牡丹の満開写真(1枚)は、次のとおりである。

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 この「牡丹の花」は、4月25日時点では、次の写真(2枚)にあるとおり、まだ花は開いておらず、蕾状態であった。

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 次に、本日撮影した「ピンクの牡丹の花」満開写真(1枚)は、次のとおりである。

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 この牡丹の花は、4月26日時点で、まだ花は開いておらず、蕾状態であった。

 その様子の写真(2枚)は、次のとおりである。

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 「牡丹の花」は百花の王と言われているが、咲き始めると関を切ったように一気に満開となって咲き乱れる。そして、花の命も短い。

 

 「牡丹」についても、昨年の記事があるので、参考としてこれを掲載する。と共に、本日撮影した「ピンク&赤紫色」の牡丹の花の写真を掲載する。

牡丹が満開! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「ボタン」の掛け違い(ネタに窮す)!? - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「牡丹の花」、咲き誇らんばかりに満開! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

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 満開の花も、もう終わりのようである。

 

おわりに

 

 今回、今週のお題「カメラロールから1枚」から、その趣旨を勝手に変えて、「上弦の月」と「赤紫色&ピンク」の各牡丹の花をメインとした記事を書いた。と言うのも、1枚だけだと、記事ネタ内容への十全化が図られないと思ったからである。

 

 本記事の趣旨は、「上弦の月」や「牡丹の花」が、「八十八夜」になって、花を咲かせたというものである。そして、そこへ至る一週間前のそれらの形状の変化を見てみようとするものである。

 それにしても、「八十八夜」に、「花鳥風月」として愛でられる、「上弦の月」と「牡丹の花」のマッチングする話題を取り上げられたのは、幸いであった。(^_-)-☆