1か月前に有償譲渡を受け、懸案だった中古パソコンのメールが、ようやく本日開通した。今回は、そのパソコンに関する話である。
先月23日に、JEMTC(一般社団法人 日本電子機器補修協会)からの「官公庁・大企業で余剰となったノートパソコンをお譲りします」というチラシが、自宅に投入されていたので、購入目的で、開催場所である市民文化センターへ出向いた。
午前11時開始の予定が、荷物の到着が遅れているということで、開始時刻が幾分ずれた。多くの購入客が詰め掛けていた。会場に入ると、その周囲の事務机の上に、いろいろな機種のノートパソコン(富士通、東芝、NEC製)が並べられていた。3~5年前に製造されたパソコンで、リユースされた中古品(windows7又はwindows10用のもの)とのことである。会場が狭いこともあり、購入客がごった返したような形になった。
初めに、JEMTCの会社説明や中古ノートパソコンの再有効活用のビデオ上映があった。それが終わると、各自、目的のパソコンを目指して殺到した。担当者から、パソコンの数は十分必要なだけあるので、心配いらないとの説明があった。しかし、目的の相応しいパソコンが必要な数だけあるかはわからない。それらの値段は2万円台~6万円台で、低廉な方は、初心者向きのワープロを主眼としたwindows7用のものであった。
2、3人の担当者(一人は会計担当)で案内・説明をしていた。そのため、個別製品の機能や用途等について、満足な説明は受けられず、選定に迷うような状況であった。特に、ドライブや無線LAN対応等の有無について、その機種の性能に関し、実際操作し、説明を受けてみないとわかりにくかったからである。
当初は多少廉価で軽くてドライブがなくても良いかなと思ってドライブの付いていないパソコンを選定し、手に持って、会計のところへと並んでいた。しかし、再度思い返し、一応、担当者の感想を聞いて、2番目に高価なドライブ付きで無線LAN対応(外付型)の富士通のパソコンに交換してもらい、これを購入した。
そのパソコンに入っている統合ソフトは、WPS Office(キングソフトオフィス)で、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンソフトで構成されており、それには、メールソフトはなかった。
デスクトップにあったのは、別に組み込まれたフリーソフトである「Thunderbird」である。当初は分からず、何日か経ってこれを利用しようとしたら、「grandi.net」の表示がでて、しかも設定操作を続けるうちに、「$マーク」がでたので、しばらくメール設定をやめていた。
そして、本日、気を取り直して、サポートセンターに連絡し、問い合わせたところ、「grandi.net」は無視してもよいとのことであった。そして、これを無視して、ようやくメール開通の設定が完了したのである。
それにしても、「Thunderbird」のメール設定時に、「grandi.net」と「$マーク」という表示が、何故、なされていたのかよくわからない。この点について、サポートセンターの担当者からの説明はなかった。これはとりもなおさず、市販されていない、中古パソコン購入に伴う宿命なのだろうか。