一昨日、昨日と晴れ。今日は曇りのち晴れ、一時雨。
今朝はこれまでの秋日和と打って変わり、空一面が雲に覆われている。
天気予報だと、今後雨が降った後に、北から強い寒気が流れ込み、週末は一気に気温が下がるそうである(11月上旬並みの20~10℃前後)。
https://www.youtube.com/watch?v=nlj_mxfRz4k
今朝、田んぼ周辺に、イソヒヨドリの美しい鳴き声が響き渡っていた。
その様子は次の写真(2枚)のとおりである。


(イソヒヨドリのオス、メスの識別について、この写真からは判然とし難いが、微かに見えるアイリングから、メスであろう。)
その鳴き声は、松田聖子さんが「野ばらのエチュード」(作詞/松本隆、作曲/財津和夫、編曲/大村雅朗。1982年)で歌唱していた「トゥルリラー、トゥルリラー」の冒頭フレーズ(https://www.youtube.com/watch?v=gtbLCDM22fY)と異なって、「ヒュルリー、ヒュルリー」と聞こえた。
この「ヒュルリ、ヒュルリ」は、森昌子さんが「越冬つばめ」(作詞/石原信一、作曲/円広志こと篠原義彦、編曲/竜崎孝路。1983年)で歌唱している「ヒュルリ、ヒュルリララ」のフレーズ(https://www.youtube.com/watch?v=dqI7nlroZuU)に似ていた。
この秋時分、ツバメはフィリピン等の東南アジアへと帰って行くが、中には、越冬するツバメもいるようである(ツバメは日本で越冬はできるの? | ツバメの教科書)。
「越冬ツバメ」で歌われている「ヒュルリ、ヒュルリララ」には、❶ツバメの鳴き声、❷風の音や❸女主人公の心の呻き(叫び) の3説があろうか。
この点、ツバメは「ヒュルリ、ヒュルリ」と鳴かないだろう。風の音は一般的に「ヒュー、ヒュー」であり、又、人の心の呻き(叫び)に「ヒュルリ、ヒュルリ」があると言うのを聞いたことはない。
してみると、「越冬ツバメ」の鳴き声は、近辺に居合わせたであろう、留鳥「イソヒヨドリ」の物悲しくも美しい鳴き声であったように思えて仕方がない。
そしてその声は、「越冬ツバメ」に擬えた女主人公の心の呻き(叫び)とオーバーラップ(overlap)したものと自分勝手に推測している。
真相については、作詞家の石原信一先生に訊くしかないが、おそらく、否定されるであろう。と言うのも、イソヒヨドリそのものがこの作詞からは窺えないからである。
つまり、文字通りの鳴き声から考え出した「珍説」と言うことになろうか。(-_-;)
最後に、恒例のシャンソンの名曲を紹介して、本記事を終える。
それは、エジプト・カイロ出身のフランス人シンガーソングライター「Guy Béart(ギイ・べアール)」が歌唱している、次の3曲である。
❶ 「L’eau vive」(フランス映画「河は呼んでいる」主題歌。1958年)
https://www.youtube.com/watch?v=m0b-foqp6-A
https://www.youtube.com/watch?v=NkV8JQKSvdA
https://www.youtube.com/watch?v=ZkGuIkDD8LE(ただし、「中原美紗緒」歌唱分)
❷ 「C'est aprés que ça se passe」(1978年)
https://www.youtube.com/watch?v=3Oz1GYBTXIE
❸ 「Qu'on est bian」(1957年)