諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

癒しのレトロな名曲を探して(1)~哀しみのソレアード&千の風になって~

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日は曇りのち雨。今朝は曇り。

 

 昨日の3連休中日は、日航機、ANA機やスプリング・ジャパン機が立て続けに、田んぼの空を飛んでいた。

 その様子は次の写真(3枚)のとおりである。

 今回は、日航機のタマ(格納扉の前輪)出しがあまりにも早い。パイロットの気分がノリノリだったのであろうか?(*'ω'*)
 

 音楽鑑賞の効用として、一つには、ストレスを解消し心をリラックスさせる側面があることが挙げられる。かって、モーツアルトやサティ等の名曲を集めた「ヒーリング・

クラッシック」が流行ったものである。

ヒーリング・クラシック ドリーム CD全7巻 | ユーキャン通販ショップ

 

 ただ、クラッシックはこれに馴染めない人々にとって鬱陶しく、ストレス解消効果と真逆になりかねない。要は、その人のストレス解消に役立つ音楽であることが重要である。従って、音楽ジャンルの如何を問うべきではないだろう。

 ジャズ、ソウル、ポップス、フォーク、シャンソン、ロックや演歌等でも、その人のストレス解消に役立つ音楽であれば、それで良いのである。尤も、音楽が嫌いと言う人には、論外であろう。

 

 今回から、「癒しのレトロな名曲を探して」というタイトルで、特に感傷的なメロディに満ち満ちた世界のレトロな名曲を集めた特集を、記事にすることにしたい。

 

 まずは、「哀しみのソレアード」である。

 この元々の曲名はスペイン語の「SOLEAD」で、日本語で「日だまり」と言う。次のイタリアの音楽グループ「ダニエル・センダクルツ・アンサンブル」が演奏していたインストルメンタル1974年)が原曲であった。

https://www.youtube.com/watch?v=7FJoTmeQbsM

https://www.youtube.com/watch?v=CxxVmB-rGxg

 

 その後、このインストルメンタルに詞が付され、フランス語詞、英語詞、スペイン語詞や日本語詞となって、世界各国で歌われたものである。それも、おそらく、原曲のタイトルに近い題名が付されているのは日本ぐらいであろう。それほどに、メロディ性が高く評価された曲と言えよう。

 

 それでは、以下「哀しみのソレアード(SOLEAD)」の各国で歌唱されているものを紹介する。

 

(1)フランスの女性歌手「Mireille Mathieuミレイユ・マチュー)」歌唱の「On ne vit pas sans se dire adieu」(16歳よさようなら。1975年)

https://www.youtube.com/watch?v=pm3J1ZFY8fU

https://www.youtube.com/watch?v=kxl2h5QHoUY

https://www.youtube.com/watch?v=2s0a-wnTr4I

 

(2)「When A Child is Born」(子供が生まれる時/クリスマス・ソング

 ❶ 「Joney Mathis Gladays Knight」歌唱(1976年

https://www.youtube.com/watch?v=eXGoO1BSxVg

 ❷ 「Boney M.」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=Rnw2gnYKYa8

 ❸ 「Sarah Brightman」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=T8R5oTDCewA

 

(3)「Te Amaré, Te Amo, Y Te Querré」(私はあなたを愛する、私はあなたを愛し、私はあなたを愛する

  ❶ スペインの女性歌手「Mari Triniマリ・トリニ)歌唱(1981年)

TE AMARE TE AMO Y TE QUERRÉ | MARI TRINI LETRA - YouTube

TE AMARE, TE AMO Y TE QUERRÉ -- ORACIONES DE AMOR - 1981 - YouTube

 ❷ 「Junco」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=dStdbhz6xK8

 

(4)「哀しみのソレアード」(日本語詞/山川啓介

 ❶ 「クミコ」歌唱(最後の恋 哀しみのソレアード。2011年)

https://www.youtube.com/watch?v=BzoGflyWWTw

 ❷ 「弘田三枝子」歌唱(日本語詞/同人?。2013年)

https://www.youtube.com/watch?v=niDrAeVJ9c8

 

 以上を聴き比べすると、上記(1)と(4)❷は原曲に忠実な曲想であるが、(3)のスペイン語版だけは、何故か他と比べて曲想が多少異なって聞こえて来そうである。

 これは、気のせいだろうか?

 

 次に、「千の風になって」(作詞不詳、日本語詞・作曲/新井満2006年)という、日本の名曲がある。

 この曲を歌唱しているのは次の有名歌手らである。 

 ❶ 「秋川雅史

https://www.youtube.com/watch?v=yqzCwcL9xDc

https://www.youtube.com/watch?v=aoS1j4SNKoQ

 ❷ 「はいだしょうこ

https://www.youtube.com/watch?v=MPHAmYMYqOY

 

 この曲は、2007年の年間オリコンシングルチャート1位2008年3月時点で、マキシシングルの累計売上120万枚超えの大ヒットした作品である。

 

 ところで何んと、この「千の風になって」は「哀しみのソレアード」の盗作でないかという疑義が持ち上がっていたそうな!(>_<)

哀しみのソレアード SOLEADO

https://eastworld.asablo.jp/blog/2007/02/11/1176241

 これに対して、次の記事では、盗用・剽窃でないとの見解が示されている。

剽窃ではない:「千の風になって」:フルートと音楽の日々:SSブログ

 

 思うに、確かに、曲の冒頭1、2小節のメロディは似ているが、曲全体からみると独自の創作物であろう。もし、このような1、2小節のメロディが似ているから、盗作と決めつけられるのなら、そのような曲はごまんとあるだろう。特に、日本の演歌等の歌謡曲において、このことが言えそう。

 

 それなのに、「千の風になって」の原曲「哀しみのソレアード」として売り出している、次の音楽ネット記事がある。

フレデリックダールオーケストラ「「千の風になって」の原曲「哀しみのソレアード」」の楽曲ダウンロード【dミュージック】 S20352239

Shazam

 これはおそらく、大ヒットした「千の風になって」の原曲と付した方が、売上げの宣伝効果にはてきめんと考えたのであろうか。これも、知名度に肖った、一つの販売戦略と言うことか。