今日は、雨後曇り。
はじめに
今回は、旅を唄うレトロな名曲5選を紹介したい。今週から「はてな」さんは、「あなたのおすすめの旅は?」を募集しているところ、たちまち思いつくのは、突拍子もない、全国に散在すると思われる「三途の川巡りの旅」であろうか?(*^-^*)
現在、実在すると判明している「三途の川」は、❶群馬県甘楽郡甘楽町を流れる利根川水系白川川支流の三途の川、❷千葉県長生郡長南町を流れる、一宮川支流の「さんずがわ」、❸宮城県苅田郡蔵王町を流れる阿武隈水系濁川支流の小河川の「さんずのかわ」、❹青森県むつ市を流れる正津川の上流部(別名・三途川)、❺高知県四万十川の異名・渡川「わたりがわ」(三途の川と同義語)、の5箇所が挙げられている。
群馬にリアル「三途の川」があった なぜこんな名称に?歴史を調べてみたら...(全文表示) - ニュース - Jタウンネット 東京都
【三途の川】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
「三途の川」の意味は、「死後7日に渡るという冥途にある川。三つの瀬があり、生前の業によって、善人は橋を、軽い罪人は浅瀬を、重い罪人は流れの速い深みを渡るという」(goo辞書)とのことである。
特に、熟年の人々は必見の旅巡りであるような気がする。(*^-^*)
それにしても、「岬めぐりの旅」のように、そんな「バスツアー」でもあるのだろうか?
そう言えば、トワ・エ・モアが唄っていた「岬めぐり」(1974年、作詞/山上道夫、作曲/山本厚太郎のリリース曲)があった。若者向けの唄であろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=_2Wx1pbGKLU
しかし、「三途の川めぐり」の唄は聞いたことがない。あるのだろうか?
最近、特に65歳以上の高齢者は全人口の約3割近くを占め、熟年ツアー客の需要も十分見込めそうである。又、疲弊している地域の活性化にも役立つという利点があるように思われる。閉塞気味であるようなバス観光旅行会社やお寺さんは、何故こういうところにも着目して、商売繁盛に繋げるようなことを考えないのであろう?
すべてに言えることだが、座して死を待つより、打って出る方がまだましなような気もする(諸葛孔明曰く「座して死を待つよりは、出て活路を見い出さん」と!)。
そこで、特に、赤字経営に苦慮している「バス観光旅行会社」等は、フリーランスのお坊さんとタッグを組んで、全国に散在するはずの「三途の川めぐり」のバスツアー企画を実行してもよさそうに思われる。
そのためには当面、全国各地の「老人会」に向けて、大々的な「PR」を講ずる必要があろうか。そういう発想のバスツアー企画は、確かに奇抜(人によっては不謹慎と捉えられるかも知れない。)であろう。けれども、今の世知辛く、かつ殺伐とした世相(新自由主義社会)を鎮魂するには、相応しいように思われる。(*‘ω‘ *)
65歳以上人口が最高28.4% 7人に1人が75歳以上 :日本経済新聞
思うに、おそらく、人間誰しもが渡らなければならないであろうと思われる「三途の川」は、「百聞は一見に如かず」で、実際に、その川の様子を、一度見ておくことが肝心なのかも知れない。(*‘ω‘ *)
閑話休題(前置きは長くなったが)
今回は旅に関するレトロな名曲を取上げる。最近は、世の中が忙しくなったこともあり、バスや電車等で全国各地を旅すると言った、昔の風情を醸し出していた長旅が少なくなって来ているようである。今は、ジェット旅客機又はマイカーによるスピード旅が主流であろうか?
特に、ジェットの旅は世界各国を巡るようでなければ、あっという間に目的地へと到着して、旅の気分すら薄れてしまいそう?
そんな中にあって、多少なりとも、レトロな曲に想いを寄せて、旅気分に浸るのは悪くないように思われる。以下、旅に出たいと駆られる気分、旅の途中にあじわう気分、旅の目的地に到着した気分等の名曲(フォーク・歌謡曲)を紹介したい。
旅でもしようか
まず、1979年に、シンガーソングライターの「大塚博堂」さんが唄った「旅でもしようか」(作詞/藤公之介、作曲/大塚博堂)が挙げられる。NHK‐FMイメージソングとして使用された曲である。この曲を聴くと、ついつい旅に出たくなる気分にさせられる。(^^♪
フォーク編<370>大塚博堂(22)|【西日本新聞ニュース】
https://www.youtube.com/watch?v=fi3Hq2Bp7Ng
青春の旅
次に、1972年に、フォークグループの「青い三角定規」が唄った大ヒット曲「太陽がくれた季節」、のB面「青春の旅」(作詞/山川啓介、作曲/いずみたく)がある。しかし、大ヒット曲より、むしろこちらの方がしみじみとした気分に浸らされようか。大変良い曲である。(^^♪
しかも、「青春の旅」という題名も素晴らしい。最近は、このような素晴らしい言葉さえも聞かれなくなったから、なおさら感もある。その言葉は、今や、死語になっているのだろうか?最近は、希望や夢の満ち溢れた「青春ドラマ」がないようである。
https://www.youtube.com/watch?v=LWGx5lblT5A
風
さらに、遡った1969年、フォークグループの「はしだのりひことシューベルツ」が唄った「風」(作詞/北山修、作曲/端田宣彦)がある。よく商店街で、この曲が鳴り響いていた。幼少時?頃の記憶が蘇るようである。(^^♪
旅の途中で味わえる、心地よく吹く風の趣が感じられて、爽やかになりそうになる。
はしだのりひこさん死去、今年4月に最後のステージ - おくやみ : 日刊スポーツ
https://www.youtube.com/watch?v=zRUQhnnUA20
みちのくひとり旅
さらに又、1980年に、演歌歌手「山本譲二」さんが唄ってヒットした「みちのくひとり旅」(作詞/市場馨、作曲/三島大輔)がある。この曲は、「山本譲二」さんにとって、苦節何年という演歌歌手低迷期を乗り越えさせて、大物演歌歌手へのスターダムに伸し上らせてくれた記念すべき歌であった。(^^♪
十和田奥入瀬観光大使 『奥入瀬』を歌う山本譲二さん:夢追人ニュース|BUNKA新聞
前記の旅の歌等は、いずれも爽やかさが感じられた曲である。しかし、この曲は、悲壮感に満ち満ちた内容になっている。
このことから、旅にも、爽やかで清々しい旅と悲壮感に満ち溢れた旅があることがうかがい知れる。
https://www.youtube.com/watch?v=Dh_b5JtMP-A
それにしても、何故か、演歌では「北日本(特に、北海道)」にまつわるヒット曲が何と多いことか!しかも、大物演歌歌手へのスターダムに伸し上がらせてくれた曲が大変多い。例えば、北島三郎さんの「函館の女」、鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、田川寿美さんの「女・・・ひとり旅」がそうである。
さらには、名俳優の石原裕次郎さんが唄っていた「北の旅人」「北へ」、同小林旭さんが唄った「北帰行」にもあるように、ヒット曲が多い。
旅の終わりはお前
最後は、1982年、上記の山本さんが唄った「旅の終わりはお前」(作詞/作曲は、いずれも上記と同じ)がある。「みちのくひとり旅」の続編とも言うべきものなのだろうか?
ここで、旅は終わることになる。やはり、悲壮感に満ちた旅の終わりに見つけた目的があったようである。😂
まぁ~、旅とは、つまるところ、そんなもんなのであろうか?(*‘ω‘ *)
https://www.youtube.com/watch?v=TaP4-1VSWRM
なお、その後にリリースされた曲としては、「小樽発・利尻行き」、「奥州路」、「北情歌」、「奥入瀬」(青森県十和田)がある。山本さんの「北への旅歌」は終わっておらず、あちこちと続いていたのである。
おわりに
今回は、今週のお題「あなたのおすすめの旅は?」の募集に誘引されて、「ジェットの旅」ならぬ「バス等の旅」を巡るレトロな名曲を考えてみた。又、不謹慎とも思えそうな、しかもこれまでは、誰もが発想だにしなかったであろう「三途の川を巡る旅」のことにまで触れてみた。「三途の川」は、実際に全国各地にあろうか?有名どころは、関東圏に多いものの、探せばまだあるかも知れない。
そんなこんだと考えながら、名曲である「旅の歌5選」を取上げ、そしてネットでググるうちに、旅に関する歌の題材となっている地域は、北海道を中心とする北日本が多いことが分かった。日本人は、何故かしら、北国に憧れを抱くようである。
今回の「旅の歌5選」のコンセプトは、旅への動機、旅の途中の風情、旅の終わりの切なさ感を、曲順に取り上げるという流れにしたつもりである。旅の一連の時系列的風情がこれにより味合えたかは、多少物足りなさもある。しかし、名曲も数多く豊富にあるわけではないので、仕方のない面がある。
最後に、一昨日飛来していた「ジェット旅客機」の写真を掲載する。そのジェット機はタイ機で、タイ国は大の仏教国(大乗仏教)である。「三途の川」が、タイ国にあるかは分からないが、日本も仏教国(小乗仏教)であるので、宗教面で、共通するところは多いように思われる。
しかし、次の記事からは、世界中に「三途の川」の言い伝えがあるとしながらも、タイ国に「三途の川」があるとの記述はなかった。タイ国には、果たして「三途の川」があるのだろうか?
上記「ジェット旅客機」の写真(2枚)は、次のとおりである。
(以上、12月25日の朝に撮影した、タイのLCC「ノックエア機」。)
(追記)
12月31日、曇り。
還暦を迎える人の平均貯蓄額2,956万円(PGF生命のネット調査結果)と!
旅行するのに余裕がある資力か?但し、多少の体力もいるだろうが!