諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(21)~アメリカンオールディーズ5選~

お題「#おうち時間

 

 今日は曇り。

 

  今回は、お題「#おうち時間」ということなので、自宅に籠り、音楽鑑賞をする名曲に触れてみる。その曲は、「缶蹴り」や「かくれんぼ」等をして遊んでいた幼少の頃、しばしばラジオから流れていて、そのレトロな「アメリカン・ポップス」に想いを馳せたものである。

 

 当時は、モノラル音声全盛で、音質は良くなかった時代である。そんな中でも、記憶に残る名曲はあった。確か、当時の日本は、ラジオからしばしば流されていた「浪曲浪花節」の華やかりし時代でもあったようか。

 そして、「浪曲浪花節)」に違和感満載の中にあって、一際、燦然と輝いていたのは、アメリカ黒人歌手「ハリー・べラフォンテ」が唄う曲であったと記憶している。

 

 勿論、クラシック音楽も隆盛を極めていた。当時、指揮者カール・ベームウイン・フィルカラヤンベルリン・フィル演奏のクラシック音楽が、世界を席巻していたのでないだろうか。当時、NHK交響楽団の有名な指揮者ですら、ウイーン・フィルを指揮して来たと公言して、子供のように有頂天になった記事を掲載していたぐらいである。

 

 1960年代に入ってから、ラジオ放送もFMステレオが出現(1963年)した。それでも当時は、1960年前に発売されたレコードも、モノラル録音がまだ多かったように思う。

 なお、次の記事には、「1958年からステレオレコードが発売された」とある。

レコードあれこれ

 

 今回取り上げる米国の名曲「オールディーズ5選」も、その多くは、モノラル録音によるレコードが発売されていた時代であり、ちょうど、「モノラル」から「ステレオ」へと移行する過渡期に作られた曲である。

 音楽に関わる時代の変遷は早いもの。昔流行った「浪曲浪花節)」や「モノラル」は完全に廃れて「演歌」や「ステレオ」へと様変わりし、そして今や、「演歌」や「クラシック音楽」も往年(2000年頃までか?)の隆盛さがなくなっている。

 

 レコードもSPからLPへ、そしてCDへと変わって行った。そして今や、CDさえも、昔流行った面影が薄れつつある。

 なお、その前に、カセットテープ隆盛の時代もあったが、これも廃れている。

 そんな中でも、LPレコードやカセットテープの復権報道が一部あるにはある。しかし、これも、マニア向けの稀有な事例であろう。

  以上、音楽に関わる事情経緯を簡単に触れて来た。

 

 それにしても、今と昔の時代の歌の相違について、歌の内容にドリーム性があるか否か、牧歌調であるか否か、作詞内容が義理人情を扱っているか否か、さらに又、郷愁に満ち溢れているか否か等々の点に、音楽性の変遷があるように思えてならない。

 以下で取り上げる米国の名曲「オールディーズ5選」は、いずれも、郷愁に満ち溢れた歌であり、ドリーム性もあり、さらに牧歌調である。典型的なレトロな歌なのである。

 

 (1) さらば ジャマイカJamaica Farewell)

 

  この曲は、ジャマイカ民謡、作詞はロ-ド・バージェス(1956年リリース)である。

 歌詞内容の主旨は、航海の途中に立ち寄ったジャマイカの首都キングストンの娘を想って唄ったとのことである。

 では、以下の有名歌手らの歌唱を聴いてみることにする。

 

 ❶ 「ハリー・ベラフォンテ(Harry  Belafonte)の歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=C4az5Y-g7xk

https://www.youtube.com/watch?v=X-PTafd-ymQ

https://www.youtube.com/watch?v=8SS4BpiOZnA

 ❷ 「ブラザーズ・フォー(The  Brothers  Four)の歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=bbKNyOcVTRY

 ❸ 「パティ・ペイジpatti paje)の歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=7C7KyFZmhQg

 ❹ 「レイ・コニフ(Rey  Conniff)の歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=xnUzNA3_6Y0

 やはり、「ハリー・ベラフォンテ」が唄って大ヒットした曲だけに、彼の歌い方が一番魅力的であろうか。

 なお、参考として、次の解説記事を掲載する。

さらばジャマイカ Jamaica Farewell 解説と試聴

http://bossapedia.blog.fc2.com/blog-entry-314.html

 

(2) 日の当たる島(Island ㏌ The sun)

 

 この曲は、作詞が「ハリー・ベラフォンテ」、作曲は「Irving  Burgie」(1956年作曲、1957年リリース)である。

  カリブの架空の島における、白人地主と、教養ある黒人労働者との人種間対立等を描いた映画の主題歌である。

 

  この曲を、次の、歌手らが唄っている。

 ❶ 「ハリー・ベラフォンテ歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=5C6lEyuibhM

https://www.youtube.com/watch?v=-aaCfH9jUw8

https://www.youtube.com/watch?v=wNCJ3c2NFX0

https://www.youtube.com/watch?v=r5VfdYgxSls

 ❷ 「ブラザーズ・フォーの歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=6tA1P5VwXR4

  この曲は、「ハリー・ベラフォンテ」が唄う「カリプソの歌」の中でも最高であるように思える。また、上記❶❷の歌手らを聴き比べてみると、やはり、「ハリー・ベラフォンテ」の歌唱に魅力を感じる。

 なお、参考として、次の解説記事を掲載する。

 1957年初演「日の当たる島」の映画主題歌

Island In The Sun (日の当たる島) | Paul McCartney's Songs From A to Z

 

(3) トライ・トゥ・リメンバー(Try To Remember)

 

 この曲は、1960年初演のミュージカル「ファンタスティック」の劇中歌である。

 作詞はトム・ジョーンズ(有名米国人歌手とは別人)、作曲はハービー・シュミットである。

 

 この曲を、次の歌手らが唄っている。

 ❶ 「ハリー・ベラフォンテ歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=IFaPImOyGa8

https://www.youtube.com/watch?v=l76Fhl7K-mc

 ❷ 「ブラザーズ・フォーの歌

https://www.youtube.com/watch?v=KAn4L0l_-SU

https://www.youtube.com/watch?v=QEm67QbgEG

 ❸ 「アンディ・ウイリアムの歌唱(1965年)

https://www.youtube.com/watch?v=FOPKL9PX2Y4

 ❹ 「ペリー・コモ歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=iGWJ9KKalIU

 やはり、この曲も「ハリー・ベラフォンテ」の歌唱が一番良いようか。

 

(4) 「太陽の当たる場所(A  Place  ㏌  The  Sun)

 

 1966年にスティーヴィー・ワンダーStevie  Wonder)が作詞・作曲して、唄った曲である。思うに、1960年代は「日当たり」に関する名曲が多いようか。

https://www.youtube.com/watch?v=W8lVPMWLCBQ

https://www.youtube.com/watch?v=eIzZOQnipIs

 

(5)  「心の愛’ Ⅰ  Just  Called  To  Say  Ⅰ  Love  you )

 

 1984年にスティーヴィー・ワンダーStevie Wonder)が作詞・作曲して、唄った曲である。もう、この頃には、ステレオ盤は当たり前の時代になっている。

https://www.youtube.com/watch?v=h6mLe1_ha2A

https://www.youtube.com/watch?v=5kIdjnuLeXo

https://www.youtube.com/watch?v=wFEH4GYXhAk

https://www.youtube.com/watch?v=XxoBaEQGMPo

【洋楽歌詞和訳】I Just Called To Say I Love You / Stevie Wonder(スティービーワンダー) | 洋楽ハック!歌詞和訳サイト

 

 ところで、スティ-ヴィー・ワンダーは、生まれつき目が不自由ながらも、良い曲をたくさん作って来た「音楽の天才アーティスト」であるが、私生活においては離婚・再婚を繰り返している。5人の女性との間に子供を9人設けている。

 俗に言われているようだが、天才は私生活において破天荒なのだろう。

http://zip2000.server-shared.com/s-wonder.htm

 

 最後に、本記事は「ジェットの旅シリーズなので、4月15日に飛行していた「全日空機」と、翌日の16日に飛行していた「ヘリコプター」の、各写真(計6枚)を掲載して記事を終える。

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