今日は晴れ。少し冷たい風が吹いている。
- はじめに
- 腕時計の話題を切っ掛けとする最近の時事問題
- コロナにもめげず、今日も飛ぶ飛ぶ「ジェット旅客機」の様子
- ジェットの旅を巡る名曲「時計」3選について
- 大きな古時計
- 時計をとめて(El Reloj)
- 時計
- おわりに
はじめに
今回は、ある「時計」に関する社会問題の話が切っ掛けとなって、「時計」の名曲を紹介する。
その前に、ジェット機に乗る気分に浸りつつも、その名曲を聴く合間に、社会問題を取り上げて考えてみるのは、また、乙なものであろうか。(-_-;)
腕時計の話題を切っ掛けとする最近の時事問題
昨今、「時計」は、富裕層やマニア等にとって、時間を単に知らせる等という実用性以上に、財産的価値の享受や社会的ステータスのシンボルとしての位置づけが強いようである。
東京五輪誘致のために、現・組織委員会理事の「高橋治之」氏(75)が、セネガルのディアクIOC委員に、セイコー製の腕時計等の贈り物をし、それに関して、同氏は「安いんだよね、セイコーの時計は」と発言していたそうである。
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庶民にとって、セイコー製は日本の時計の中でも高級(例えば、グランドセイコー)であるはずなのに、世界各国の上層部(特権層等)又は腕時計マニア等の認識は、そうでないのだろうか?。
高級腕時計のおすすめブランド15選。一流のオトコなら持つべき必需品
高橋氏の上記「安いんだよね」発言には、どうも引っかかりがあるように思えてならない。
そもそも論として、そうまでして、誘致しなければならない「オリンピック」とは一体なんぞや、ということが問われそうか。なぜなら、まかり間違えば、大赤字(例えば、長野冬季オリンピック)となり、その付けは国民が負担しなければならないからである。
他人の金なら湯水のように使うことができるのか知らないが、自分の金なら、そうはしないであろう。
五輪マネーは何を残すのか? | 特集記事 | NHK政治マガジン
それにしても、最近は、かってのような情感に満ち溢れた「時計」に関する話題(曲等)が少なくなった。それは、アナログからデジタルに変わったためであろうか。今やまさに、スマホ等が時計代わりにさえなっている。そのため、昔のアナログ時計のように、刻々と時を刻むという観念が喪失している。
(思うに、高級腕時計を所持することが一流であることの証としての「名曲」なんて、あり得ようはずもない。)
コロナにもめげず、今日も飛ぶ飛ぶ「ジェット旅客機」の様子
昨日又は今日と、新型コロナウイルス感染の影響で空のジェット便が少なくなったとは言え、「日航機」や「全日空機」はそれなりに飛んでいる。しかも、相も変わらず、東方の空から北方へと旋回するため、あっという間にその姿を見失ってしまう。
というのも、その機体は横方向からは見えても、縦方向になると、空の色に同化する。時を刻々と刻みながら飛行すると言ったような悠長なことには行かない。とても、「時計を止めて」と言った雰囲気でないのである。
それにしても、上記の高橋氏も、それらのジェット機のファーストorビジネスクラスに乗って、IOC委員のもとに素早く飛んで行き、東京五輪誘致に向けた接触を、素早くしたのであろうか?
それらジェット機の写真(合計6枚)は、次のとおりである。


(以上、昨日に撮影した「日航機」の写真)




(以上、「全日空機」。上から順に、昨日の3枚と本日の1枚を撮影した各写真)
ジェットの旅を巡る名曲「時計」3選について
では、社会問題を考える話は、その辺で終わりにし、本題である「時計」(腕時計とは限らない)に関するレトロ等の名曲3選を取り上げることとする。
英語では、腕時計等のようなウェラブルの時計を「Watch」と言い、そうでないものを「Clock」と言っているよう。名曲の世界では、後者の時計を想定して唄っている曲が多いように思える。
スペイン語の「時計」は「El Reloj」と言い、読み方は「エル レロー」と言うようである。その日本語の曲名をみると、「時計」とするものと、「時計をとめて」とするものがある。
この点については、「時計」の曲名の方が多く使われて来たようである。そもそも、「El」は英語の「The」であり、「Reloj」は英語の「Clock」であるから、「時計」そのものが正しいのであろうが。
しかし、その曲の詞の内容は、まさに「時計をとめて」が核心的命題となろう。
また、本テーマは、「想ひ出の名曲を辿る旅」であるから、レトロな曲がメインである。しかし、昨今は昔と異なり、時代変化のスピードが速い。そうすると、3、4年前にリリースされた曲でも、レトロな曲と見る向きもあり得ようか?
以下で、名曲「時計」3選を紹介等する。
大きな古時計
2002年に、シンガーソングライター「平井堅」さんがカヴァー曲として唄い、話題となった大きな古時計「Grandfather‘s Clock」(作詞・作曲/ヘンリー・クレイ・ワーク(アメリカ)、日本語詞/保富庚午)は、1876年にリリースされ、当時のアメリカで大ヒットした。
なお、保富庚午の日本語詞「大きな古時計」について、基本的には訳詞であるが、本来の歌詞の内容を、部分的に変えているよう。
それでは、このユーチュブ曲と、それに関連する記事等を掲載する。
❶ https://www.youtube.com/watch?v=uJSfB3nNYn4
❷ https://www.youtube.com/watch?v=Y0vSH2VW-tk(「平井堅」さんの歌唱)
(ワークは、アメリカ民謡の父「フォスター」とほぼ同世代の作曲家だったよう!)
(なるほど、この続編作品である「曲」を聴いてみると、前作ほど、ヒットしなかった理由も頷けようか。)
時計をとめて(El Reloj)
1957年に、メキシコの「ロベルト・カントラール」が作詞・作曲して、1958年、「ロス・トレス・カバジェロス」(メキシコ)が唄っていた「時計をとめて」(El Reloj)の作品である。
https://www.youtube.com/watch?v=t1VXTvcc_dQ
https://www.youtube.com/watch?v=17PRqFEy7LA
次に、他の歌手のカヴァー曲を聴いてみることにする。
❶ 「ロス・パンチョス」歌唱の「時計」(El Reloj)
https://www.youtube.com/watch?v=fUwRYUdErHc
❷ 1966年、「青井輝彦(ジャニーズ)」さん歌唱の「時計をとめて」
https://www.youtube.com/watch?v=qN4vo1K2qHA
❸ 1983年、「グラシェラ・スサーナ」(アルゼンチン)さん歌唱の「時計」
https://www.youtube.com/watch?v=66WEInVQKh4
以上、名曲「時計」の論評については、次の記事がある。
なお、英語の題名は「The Clock」である。
★雑記/『El Reloj(時計)』は、切ない歌である: やっぱりラテン!
時計
最後に、シャンソン歌手「ケイ潤子」さんが唄っていた、2016年リリースの「時計」(作詞/たきのえいじ、作曲・編曲/若草恵)がある。この曲は、レトロな曲と言うより、最近の曲である。聴きごたえのある良い曲と言える。最新曲でないので、レトロ曲の扱いにした。
❶ この曲は、特に、終(小)楽章部分のワビサビである「ララーララー、ララーララー、ララーラララー、ラーラーラー」以下は、非常に魅力的なメロディである。この曲の核心部分であろうか。まるで、レトロな曲を聴いているような気分にさせられる。(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=QD-y3adSELc
❷ 作詞内容については、「時計をとめて」が核心部分になっている。これは、前記のラテン音楽「時計をとめて」(El Reloj)の作詞と類似する部分があろうか。
おわりに
今回の記事については、時事話と名曲との間には大きな乖離があった。本テーマについては、できる限り名曲に関連するネタ話があれば一番良いのであろうが、そんなネタはたびたびない。そこで、時に、取って付けた話でも仕方ないので、曲名に引っ掛けた何かを考えて見た。
名ナレーター「城達也」さんのFMラジオ深夜番組「JET STREAM」も、音楽の曲そのものの解説よりも、それと違う話の合間として、多くのイージーリスニング曲を流していたものと思えるのである。ただ、取って付けたような話がないだけのことである。
https://www.youtube.com/watch?v=iIK8vsH4Mfs
時に、時事ネタ等社会問題に関する論評を入れても良かったと思うが、番組の有するロマンティックさが薄れるので、番組には似つかわしくなかったのであろうか?
本テーマである「想ひ出の名曲で辿るジェットの旅」は、時事等社会問題を絡めた名曲の取り上げ方をしている。そして、それらの時事ネタと名曲との関連性は、ほとんどないのに等しい。曲の内容を話のネタに取り上げることもできようが、如何せん、それに関する知識が乏しい。そのため、勢い、ギャグネタも飛び出さざるを得ない。
そんな中でも、曲と話ネタとの関連性を保たせるのに、詞の内容等に言及するのが一番のように思われよう。「おいどん」としても、できる限りそのように関連性を持たせるようにして来たつもりであるが、今回のように、両者の関連性が薄い記事もある。ある人が「腕時計を贈った」ということを切っ掛けにして、「時計」の名曲を取り上げたのである。しかし、それらの意味内容は全く異なっている。
まぁ~、これをもって、取って付けた話ということになろうか?(-_-;)