諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「買い物ウォッチャー」として、2年前の記事3例を振り返って!

お題「今日の出来事」

お題「ブログをはじめたきっかけ」

お題「これって私だけ?」

お題「最近気になったニュース」

 昨日は晴れも、今日は曇り後晴れ。

 

 

はじめに

 

 今回は、買い物ウォッチャーとして、2年前に書いた記事3例を振り返り、当時と現在の状況とを対比させて、一応の総括をして考えてみたい。

  この10月から消費税が10%に引き上げられ(但し、食料品については8%に据置)、かつ国策としてキャッシュレス化が加速しつつある今日、買い物状況に多少の変容が見られるようである。

 そこで、これに伴う新旧の状況を対比して、その買い物状況の変容の有無について考えることにする。まず、過去の事例を紐解き、その事情について、今日どうなっているかを見てみることにする。

 

 それにしても、思うに、昨日撮影した、次の「月齢上の満月」2日前の「月」の写真(2枚)のように、以前も今も、世の中が薄雲がかかった状態に変わりはないようか。

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3事例の紹介

 

ケース1小規模スーパーマーケットでの出来事(不条理)

 本日(2017年12月15日)、プレミアム付き商品券(2万円分)を購入するのに、寒空の中、早朝一番にスーパーの店頭に並んだ。開店30分前であった。おそらく商品券購入希望客が既にさっとうしており購入は無理かなと思った。というのも、先着30名の限定商品であり、しかもそのスーパーはわりかし人気の店だったからである。しかし、予想が見事にはずれた。
 開店少し前には大分購入希望客が集まり出した。その店の年末特別企画広告には、「先着30名様限定。店頭にて整理券を配布」としていた。すると、店の入口だけでなく出口(その店の入口と出口は商品籠等の置き場を真ん中に挟んで同じ場所)にも人が集まり、並び出したではないか。しかも開店扉が両方同時に開き、脱兎のごく購入希望客が店内になだれ込んだ。
 開店前入口付近には、「店頭にて整理券を配布」する店員はおらず、整理券配布場所がどこか迷っていたところ、店内少し入ったカウンターの前で整理券を配布し出したのである。そのため、脇に押し出された私は、順番どおり並んでいないということで、整理券配布の店員に叱責される羽目になった。しかも異なことに、整理券配布場所と商品券引換受付・配布場所が同じところであった。「店頭にて」という理解において、極めて後味の悪さが残ったひと時であった。

 そもそも、「店頭」とは、開店扉の正面入口付近を指すものというのではないだろうか。そうでないと、来客者は迷い、立ち止まってしまう。しかも、その店の張り紙には、「店内を駆けないでください。立ち止まらないでください。」旨の警告がなされている。この場合、駆けたり、立ち止まったりするなと言われても、無理なのではないだろうか。
 小市民として、一つの小さな不条理を感じた本日の早朝でした。
 はじめまして、今回から、はてなブログにおいて、追々、「いろいろな不条理」を感じたまま載せて行きたいと思っています。しがらみのない生活者からの視点で書き綴りたく思っています。どうかご愛顧のほどよろしくお願いします。

 

ケース2買い物レシートの金額記載について

 今朝(2017年12月17日)、スーパーマーケットに卵等を、さらにディスカウントストアに米等の食料品を買いに行った。買い物購入後は可能な限りレシートの明細を見るようにしている。それは記憶再確認のためである。
 これら両店はいずれも、❶外税で金額確認は容易である。一番良いのが、❷消費税込みの金額記載をしてくれている店(ホームセンター1件とドラッグストア1件)である。一番困るのが、❸個別の商品金額に税を含んだ記載(内税)をしている店(スーパーマーケット2件)である。なぜならば、記憶の確認が困難だからである。
 その他、たまに行く店(家電量販店1件、ショッピングセンター2件、ホームセンター2件、スーパーマーケット3件)は外税であった。
 こうしてみると、❶が10件、❷が2件、❸が2件となり、外税の店が約71パーセントで圧倒的である。なお、❷の1件と❸の1件は、最近出店してきたばかりである。
 さらに個別商品金額の記載について気になるのは、字が小さすぎて、3と5と8と9が混同しやすくて困るということである。店舗が明るいと見間違いはあまりないのだが、暗いと同じように見えるので、できる限り明るいところで確認をしている。

 

ケース3買い物レシート金額が違う!」 

 本日(2017年12月29日)午後3時半過ぎ、スーパーマーケットに買い物に行った。約3000円ほどの買い物を終え、レシートを確認すると、クリームシチュー(2個分)の金額が違っていた。1個127円の品が、203円とレジ打ちされていたのである。
 このスーパーは、店示金額は消費税抜きで、レシートは消費税込みの金額記載なので、少しの金額だとその違いは分かりにくく、確認しにくい。今回は、明らかにおかしいと気づく金額だったので、カウンターに行き、そこで清算してもらい、差額152円を返還してもらった。
 この点について、本月17日の「買い物レシートの金額記載について」と題するブログ記事に懸念を書いていたが、これが現実的なものになった。このスーパーでは初めてのことであった。
 先だっても、他のスーパーマーケットではあるが、3個分まとめて買うと多少安くなる品物について、そうでない1個づつ分の金額のレシート記載があったばかりである。
 このような買い物レシートの金額が違う事態は、そうそうあるわけでないので、店に抗議はしないものの、あまりいい気分はしない。
 それでは、少し大袈裟ではあるが、以上の余分なお金を、もし店側が受領した場合の法的な問題点は、何かを少し考えて見ることにする。

 考えられるのは、詐欺罪が成立するかである。
 詐欺罪とは、「人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する」(刑法246条1項)というものである。その要件は、「❶欺罔(人を騙す行為)、❷錯誤(勘違い)、❸処分行為、❹財物の取得」であると言われている。
 本件について、購入客が店頭表示金額だと思ったのに、レシートにはそれよりも高い金額になっていたことに勘違いしているので、❷の要件はある。購入客が高い金額の金銭を出しているので❸の要件もある。さらに、レジの店員がそれを受け取っているので❹の要件もある。

 しかし、❶の要件につき、店側が購入客を騙す意思があったかどうかについては、検討の余地がある。
 通常は、レジ打ちミス、バーコードの読み取りミス、レジのシステムミスや店示品価格とバーコード価格の人的ミスによる不一致であろう。この場合、「過失」(うっかりミス)はあるものの、「故意」(騙す意思)がない。そうすると、詐欺罪に過失を処罰する規定がないので、犯罪は成立しない。
 ほとんど考えにくいけれど、店示品価格とバーコード入力価格を、店側が意図的に違えた場合である。この場合は❶の要件が認められ、❶~❹のすべての要件が充たされることになるので、詐欺罪が成立する。しかし、立証は、ほぼ不可能であろうから、犯罪の成立する余地はないといえるだろう。
 結局は購入客の自己責任ということになろうか。
 もし仮に詐欺罪が成立するとした場合、上記事例について、被害額は差額の152円だから、その金額が騙し取られた金額になるとの見解もあろう。しかし、クリームシチュー2個分の金額がレシート記載の金額なら購入しなかっただろうということから、差額ではなく、406円が被害額になるとする見解の方が妥当であろう。
 それでは、誰が犯罪者になるのか。この点につき、レジの店員は「道具」と同視し得るので、犯罪者足りえない。結局は、店示品価格とバーコード入力価格を意図的に違えた店員。もしそれを指示した者(上司等)がいれば、彼らが共犯となり得るだろう。

 

上記3事例に関する今日的状況

 

(1)ケース1について

 

 最近は、スーパー等で「先着順何名様まで」というセールが少なくなっているせいか、本ケースは少なくなったようである。それでも、稀に、何ら前触れもなく、並んでいた直前で、「はい、ここまで!」と言われたこともあった。また、まだ間に合うと思って行ったところ、品数が少なかったためか直前で打ち止めにされたこともあった。

 しかし、整理券を配布する等、お客に対する目配りについて、店員さんや店の対応は悪くはなかった(この場合は、先着順何名様までということはなかったものの、以前は品数はもっと多かったはずだった。なのに、残念であった。)。

 未だ、整理券を配布しない店が多い中、まだ、ましな方であろう。おそらく、中高年の幾度とない嘆息やボヤキ等を、店員さんが聞かされたこともあってか、店側も、客の苦情等には敏感になっているのであろうか。

 まぁ~、それだけ、庶民の生活も苦しくなっていることの証左なのであろう。

 

(2)ケース2について

  

 今回の消費増税があってから、本ケースの❸個別の商品金額に税を含んだ記載(内税)をしている店がなくなった。今日、同❷消費税込みの金額記載をしている店はドラッグストア1件のみになった。そして、それ以外すべてが、同❶外税で金額記載表示に変更している。

 あくまでも、店側の都合優先は変わらず、現在さらに極端になっている。やはり、消費者ファーストを考えるのであれば、同❷消費税込みの金額記載にすべきでないだろうか。おまけに、「商品金額+税」ということさえ目に付く商品もある。この表示は、一過性なのであろうか?

 

(3)ケース3について

 

 最近のスーパーでのレジ係員は、お金を扱わないバーコード読み取りだけで済ます場合が散見される(レジ係員の道具化がますます促進される事態)。後は、すべて精算機械に任せるのである。まぁ~、これだと確かにつり銭等の人的ミスが防げ、かつ店員さんも少なくて済むというメリットがある。そして、何より、キャッシュレス化にも資しているようである。

 

 しかし、ミス防止においては、本ケースの場合に当てはまらない。そもそも、バーコード読み取り前の金額入力自体に間違い(入力変更忘れ、入力ミス等の人的ミス?)があるからである。

 この点について、最近はそのようなミスはほとんどなくなって来ているようである。それでも、稀にはある。この前も、商品何個分買うと多少値引きされる値段になっているのに、1個分の商品値段の合計額が付けられていた。

 

 また、悪いことに当該安い値段の商品がすぐそばにあって間違って買ったり、当該商品には値段表示がなく、近くの安い商品値段とごちゃごちゃになっているものがあり、高い値段のまま買った商品もあった(結局は、後の祭り状態)。

 このようなことは、「買い物ウォッチャー」でないと見過ごすことは必定であろう。それでも、見過ごすことはある。

 まぁ~、多くの富裕層にとっては、こんとなこと、どうでもよいことであろうが。

 なお、本ケースでは、あり得ないことを想定した「詐欺罪」のことまで考えてみたが、やはり、あくまでも、買い物客の「自己責任」第一は、昔も今も変わらない。

 

おわりに 

 

 今回は、2年前と今日の「買い物ウォッチャー」から見た買い物状況等について考えてみた。確かに、以前のような商品値段の間違いは格段に少なくなっている。しかし、稀にそのようなことはある。

 また、店員さんの客対応も以前と比べて大変良くなっているようである。しかし、稀にぶっきら棒な人(特に、中高年)がいないわけではない。

 

 まぁ~、所詮、人間のやることだから、ある程度は仕方のない面もあろう。

 改善がなければ怒りもしようが、すべてと言ってよいほど店側も客対応等について、是正しているようである。そうすると、感情を害するのは、一時に止まるだけになろうか。客対応が良ければ、所謂「クレーマー」はいざ知らず、それだけで済まされる場合が多いと思われる。

 

 よくニュース記事に取り上げられる「クレーマー」だって、極ごく少数であるかも知れない。ひょっとすると、その場合だって、店員さんの対応が悪い場合も全くなきにしもあらずか。「おいどん」は、そのようなケースを目にしたことがない。この点、「田舎の人」は多少我慢強い面もあるのかも知れないが・・・。

 

 その背景には、次の記事にあるように、昨今の「格差社会」等出現にあるのだろか。

日本の格差社会が「お客様」をクレーマーにし、店員に罵声を浴びさせる | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

“普通の人”が突然モンスタークレーマー化! 増加する「カスハラ」は、日本の過剰なサービス精神が元凶? | ダ・ヴィンチニュース

 

 いずれにしろ、世の中は、冒頭部分の薄雲がかかった「月」の写真のように、すっきりしないことが多いようか。

 最後に、 「月齢上の満月」前日である、今日の「月」の写真(2枚)を掲載しておく。このようにすっきりしていれば、申し分ないのであろうが・・・。

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