諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

秋の花「彼岸花(ヒガンバナ)」が咲いていたよ!

今週のお題「○○の秋」

お題「今日の花」

お題「これって私だけ?」

お題「最近気になったニュース」

 

 今日は曇り。昨日よりは涼しい。

  

はじめに

 

 今回も、今週のお題「〇〇の秋」のpartⅢとして、「重宝がられている花の秋」の意味について書く。それは、秋ならではの花である「ヒガンバナ」である。

 

 この花は、単に花の美しさを愛でたりするだけでなく、別の隠れた意味もあるよう。その意味を、花に詳しい又は関心のある人等は知っていようとも、一般の素人(特に、最近の都会の若者等?)にとっては、別の意味があることを知る由もないと思われるからである。

 勿論、「おいどん」も知らんがな!

 「今はもう秋」。「誰もいない海」(テレサ・テン「誰もいない海」 - YouTube

と違って、「ヒガンバナ」が咲いている全国の名所地には、たくさんの観光客が押し寄せているよう。

 

ヒガンバナ彼岸花or曼殊沙華)を発見

 

 今日、ネット・ニュースでも、次のとおり、「ヒガンバナ」の記事が数多く取り上げられていた。

高知)真っ赤な花の海 ヒガンバナ満開 土佐清水市:朝日新聞デジタル

山あい彩るヒガンバナ 那須、蓑沢の公園で見頃(下野新聞SOON) - Yahoo!ニュース

 

 そんな関心事と、「おいどん」はつゆ知らず、今朝、近隣を、ミニ自転車に乗り運転中、偶然、旧田んぼ(現在は分譲中)沿いを水が流れる用水路際に咲く、赤い綺麗な「ヒガンバナ」を見つけた。

 人の手入れがされているように思えず、雑草に交じりながらも、ひときわ、気高く美しい赤い花を咲かせていた。(^-^)

 

 それが、次の写真(3枚)である。

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  おそらく、用水路南側の宅地化して分譲する前の(旧)田んぼ際にも、「ヒガンバナ」が咲いていた可能性がある。それだけ、後述するように、「ヒガンバナ」は田んぼにとって有益な花なのである。

 

 彼岸花ヒガンバナ)は、別名「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも

 

 そもそも「彼岸花」の名前の由来については、「秋の彼岸の日に一斉に咲く」からということのようである。

http://www.asahi-net.or.jp/~uu2n-mnt/yaso/yurai/yas_yur_higanbana.html

 では、彼岸の日は、何日なのだろうか?

 彼岸の日は毎年変わるようで、2019年は9月20日~9月26日とのことである。

2019年(平成31年/令和元年)春秋のお彼岸、期間はいつからいつまで?|カトトピ

 

 さらに又、なぜ、彼岸花ヒガンバナ)は、別名「曼殊沙華」と言うのだろうか。

 次の記事によると、「曼殊沙華は天界に咲く花という意味で、仏教ではおめでたい花として名前がついた」「真っ赤な彼岸花の姿は、まるで炎をイメージさせることから、別名がついた」とのみ、記述している。

彼岸花の別名の意味とは?彼岸花にまつわる迷信が関係していた!?

  しかし、いまいち、なぜ、彼岸花ヒガンバナ)が、別名「曼殊沙華」と言われるのかは釈然としないようか。

 

 この点、次のヤフー知恵袋で、「当時の中国であてはめ間違いをしたということらしい」との回答もあった。 

ヒガンバナは何故,別名を曼珠沙華とも言うのですか? - 曼珠沙華はインド... - Yahoo!知恵袋

  思うに、仏教経典に由来する天上の花である「曼殊沙華」を、その花の姿かたちから「彼岸花」に擬えたのだろうか?

 まあ、彼岸花の別名が、「死人花」「幽霊花」「地獄花」「狐花」等の1,000を超えるほどあるようなので、色々「いわく付きの花」であることは間違いがなさそうか。

曼珠沙華〜彼岸花の城下農園

彼岸花の不吉なイメージの理由は怖い別名にあり!花言葉の意味や特徴は関係なかった説 | Tanoseek!

【本当に不吉な花なの?】ヒガンバナ(彼岸花)の花言葉、特徴や種類は?水戸市植物公園園長に聞いてみた! - horti 〜ホルティ〜 by GreenSnap

 

彼岸花」が 重宝されて来た実質的理由とは

 

 前記で「いわく付きの花」と言ったが、これは、悪い意味の「インチキっぽい」とか「マユツバ物」ということでない。

 この花(球根)は有毒であるという事情があるという意味での「いわく付きの花」なのである。

 その有毒のことは、上記ブログ記事等でも、再三述べられている。

  

 彼岸花の持つ有毒性が、田んぼを荒らすネズミやモグラなどを忌避してくれるというのである。しかし、その効果は万能でないという記事もある。むしろ、モグラの餌となるミミズがいなくなるからとも言われている。有毒な球根を食べないのは勿論であろう。このことは、墓地にも彼岸花がしばしば植えられているのと共通する理由にもなっている。

 しかし、この点について、よくよく考えてみると、墓地を除き、ミミズの排泄物は土の肥やしになっており、田畑にとって有益であろうに、モグラの被害除けに「彼岸花」を植えるというのでは、ある意味、自家撞着に陥っているようにも思えるが・・・。

 

 その他にも、昔、飢饉時の食用になったとか、薬用にも役立つとのことのようである。

 

 おわりに

 

 今回、たまたま道端で見つけた「彼岸花」のことを記事にした。美しい花なのに、雑草に交じって無造作に咲いていた

 こんなことに気を留めるのは私だけであろうか?周囲の人はどう思っているのだろう?しかも、最近、その花の咲く用水路の南側一帯の田んぼすべてが、完全に宅地化され分譲されていた。田んぼへの彼岸花の果たす従来の役割がなくなって来ているようである。

 

 田舎から「トカイナカ」に変貌中のため、緑もなくなり、これまで住んでいた、鳥や虫などの自然の生物も少なくなって来ている。現在咲いている「彼岸花」も、何時、除去されるかも分からない。

 この周辺に咲く重宝されてきた「彼岸花の秋」は、やがて、訪れることもなくなるのだろうか?

 

 このようなことを思うと、自然が失われつつあるのが、残念な気持ちでいっぱいになる。西欧諸国では「緑の党」が躍進しているというのに・・・。

欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進 - 毎日新聞

 一時国政選挙で話題になった、日本の「緑の党」は、その後どうなっているのであろうか。

 次の記事によると、西欧と違って日本では、自然保護等を目指す政党は根付きそうもなさそうである。

日本版「緑の党」に未来はあるのか | nippon.com

 日本は「自然災害大国」であるのに、何故なのだろう?