今日は晴れ。朝方は少し寒いものの、昼頃からは暖かくなっている。
今回は「金木犀」の話。
3年ぐらい前に、ホームセンターで、金木犀の苗木(高さ約70㎝)を購入した。冬購入時期の当該年の秋、そして翌年と、花は咲かなかった。
他の三大香木である、「沈丁花(ジンチョウゲ)」や「くちなしの花」は、苗木の植え付け翌年から花を咲かせ、玄関の庭一帯に甘い匂いを漂わせてくれた。
ところが、金木犀は、毎年枝は20㎝ほど伸びたものの、一向に花を咲かせてくれない。背の高さも現在130㎝ほどと成長しており、今年こそ花を咲かせてくれることを期待している。
(金木犀から20㎝ほどの新枝が突き出して伸び、青葉がたくさん出ている)
近隣の家2軒にも金木犀が植えられており、秋には甘い香りが付近一帯を漂わせている。最低でも10年以上前に植えられていたようで、木の根元も当方のものと比べ、太さが約3倍以上あった。
それらは、日当たりが良好なところに植えられていて成長も早かったことなのであろうか?それに対し、当方はいわば半日陰のところに植えているので、成長も幾分遅いのであろうか?
そこで、気になるので、ネット情報を調べて見た。
次の記事によると、日光が大好きで、比較的成長も遅く、「開化の目安は、植え付けから2~3年後といわれている」とのことである。そして、9月下旬から10月の間に花を咲かせるということである。
そうすると、今年こそ、金木犀の花が咲くということになろうか!
さて、どうなるやら、楽しみである。
キンモクセイ(金木犀)育て方ガイド!気をつけるポイントをご紹介! | 暮らし~の
ところで、話題を変えて、昨今、シャンソンは言わずもがな、シャンソン風メロディ調の歌謡曲が流行らないのは、何故だろう?
1990年12月29日、シャンソンの殿堂・銀巴里(東京銀座7丁目)が、約40年の歴史に終止符を打って幕を閉じた。シャンソンの殿堂を喪失したことは、シャンソンの凋落を如実に表している。さらに又、今日的状況として、歌謡曲を含む歌番組さえも、お茶の間のテレビ番組から消えつつある。
24 | 1月 | 2013 | ホキ徳田のYUMMY MUSIC
かつての名番組はなぜ衰退したのか? 歌番組が消えるワケ | ビジネスジャーナル
それら衰退の理由には、音楽製作者側、インターネット音楽配信等音楽提供の方法の諸事情が、主に挙げられているようである。
「音楽は空気の振動に戻りつつある」 小山田圭吾と音楽の30年 - Yahoo!ニュース
http://www.waseda.jp/sem-inoue/file/archives/2011_sotsuron_enka.pdf
確かに、そういう面もあろうが、核心的理由のように思えない。
シャンソンや歌謡曲については、まず、心に響くメロディ調の歌が少なくなっていることが挙げられよう。かって一世を風靡した歌手でさえ、その後、歌の世界から退場する契機には、必ずと言って良いほど、ヒット曲に恵まれなかったことが挙げられる。ほとんどすべてと言って良いだろう。
そういうヒット曲が生み出されない要因の一つに、ジャスラックの著作権料徴収による強度の締め付けがあるように思えてならない。ジャスラックは、誰でも、どこでも、気軽に、自由に歌えない状況を現出しているよう?
現に昨今、スーパー、百貨店、商店街等から、歌の音楽が聴かれなくなった。
これでは、全国に散らばり、存在すると思われる市井の有能な作曲家が育つはずもないだろう。
次に、時代の流れによる現代的風潮も考えられようか?
例えば、かっては、歌詞には必ずと言って良いほど、「❶女❷たばこ❸恋❹旅❺ノスタルジーのいずれかが、取り入れられていた。しかし、今は特に❶と❷はタブ視されているような状況である。又、❸についても、カラッとした恋であって、「血の滲み出る」ような恋ではない。❹と❺ にしても、交通や通信手段の発達で昔日のような情緒もなくなり、無機質になっている。
いわば、せわしない世の中になっているのだ!人々に、ゆとりがない!そのために、じっくりと曲を聴ける環境が人々から消え失せているのだ!
それだけに、音楽の三要素をともなった新ジャンルの、聴きがいのある音楽の創出が望まれよう!なのに、その点に関する創造性が見い出せていないようである。
そんなこんなを思いつつ、本題の「金木犀」に関する歌謡曲を、ユーチューブから探して見る。すると、松原健之さんが歌っている「金木犀の雨」(石原信一作詞・幸耕平作曲)があった。
この曲は「サビ」部分が特に良い。比較的良い曲(2017年5月17日、松原健之ベストアルバム5)だ!