今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
昨日に続き、今日も晴れ。今日は「晴れて敬老の日」である(-_-;)。
昨日は、自宅前の田んぼの稲刈りが始まった。鳥は稲刈り後も餌を探し、トンボも飛んでいた。
その鳥らの様子は次の写真(6枚)のとおりである。
❶ セグロセキレイ


(遠方の屋根に止まっている時は「ツバメ」と見紛う鳥である。また、「ハクセキレイ」とも間違う時もある。)
❷ ハシボソガラス
(やはり、田んぼの王者然としている。)
❸ スズメ
(餌となる稲穂がなくなり、後は落穂拾いしかないようか。)
❹ シオカラトンボ
(最近、近くに止まることの多い「トンボ」である。)
そして、本日は、昨日と違った鳥が、田んぼで餌探しをしていた。
その様子は、次の写真(8枚)のとおりである。
❶ ハクセキレイ


(上掲写真の鳥について、一瞬「キセキレイ」かと期待をしたが、腹部は黄色でなく、「ハクセキレ」であった。(>_<))
❷ キジバト


(つがいの「キジバト」か。)
❸ ドバト


(都会では「キジバト」が珍しい鳥なのに、田舎では「ドバト」が珍しい鳥のよう。)
閑話休題、今週のお題は「おじいちゃん・おばあちゃん」ということであるが、そのお題は「敬老の日」を念頭に置いていようか。
次の記事によると、65歳以上の高齢者数は3617万人で、総人口比が28.7%と過去最高(総人口は1億2593万人/総務省統計局2020年8月1日現在の概算値)とのことである。
総務省統計局が高齢者動向をまとめたレポートを発表 過去最多の3296万人に - ライブドアニュース
そうすると、4人に1人以上が「敬老の日」の対象者であろうか。
しかも、働く高齢者の数は、昨年は892万人で、働く人の全体の13.3%の割合となっている。高齢者の就業率は24.9%となっていることからも、その人らにとっては、「敬老の日」の趣旨も減退しそうか。なぜなら、65歳という年齢は、仕事の一区切りに過ぎないからである。これからも、仕事に精を出さねばならないだろうから。
65歳以上の高齢者は推計3617万人 過去最多更新 総務省 | NHKニュース
それにしても、そもそも「敬老の日」は何時の日で、また、どういう趣旨から「国民の祝日」とされたのであろうか?
それは、国民の祝日に関する法律(略称・祝日法)によると、敬老の日は「9月の第3月曜日」とされ、また、その趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされている。
では、「敬老の日」に祝われる老人とは何歳を指すのであろうか?それも、前述のように高齢者の年齢を65歳以上とし、60歳以上としていないのは何故であろう?
「祝日法」には「老人」の定義の規定はない。
しかし、「世界保健機構(WHO)」では65歳以上を高齢者と定め、「老人福祉法」「高齢者虐待防止法」には高齢者(65歳以上)に関する規定がある。また、統計上の区分としても、64歳以下を「現役世代」とし、65歳以上を「高齢者」扱いにしている。
その上、老人福祉法5条は、国や地方自治体に対し、「敬老の日」に老人の福祉に関する行事を執り行う努力義務を課していることを鑑みると、65歳以上の高齢者を指すものと解する余地もある。
そうすると、現在において、過去に大流行した、日本の伝統である60歳の「還暦祝い」(赤い頭巾をかぶり、赤いちゃんちゃんこを着て、扇子をもって赤い座布団に座り、お祝いを受ける風習)は、時代遅れと化したのであろう。
還暦お祝いとは | 満60歳をお祝いする還暦の意味とお祝いの内容
なお、数え年70歳は「人生70古来稀なり」の「古希祝い」、数え年80歳は「傘寿祝い」である。しかし、最近は、数え年を「満年齢」にして祝っているよう。
麻生副総理、きょう80歳、傘寿迎え存在感ますます(産経新聞) - Yahoo!ニュース
2020年に傘寿(80歳)を迎える昭和15年生まれの有名人は? | お誕生日新聞 スタッフ ブログ
思うに、このことは、年金満額受給年齢が65歳になっているのと、軌を一にしようか?将来、ひょっとしたら、以上の高齢者(老人)概念は、65歳が70歳になるかも知れない。と言うのも、年金支給財源不足が確実視されているからである。その証拠として、政府筋から、70歳年金支給案構想が再々打ち出されていたからである。
おそらく、当面、65歳が68歳になり、やがては70歳になりそうな気配が感じられる。(>_<)
70歳まで働く時代になっても、年金支給は68歳からになる。 | マネーの達人
しかも、議員を見ても、70歳はおろか、80歳以上まで政治活動を続けている御仁が数多くいる。
以上から、昔からの伝統的な「還暦祝い」にもあるように、60歳から「お年寄り」扱いとされた風習があったところ、今では、65歳からが「お年寄り」扱いにされるのであろう。医療保険の関係でも、前期高齢者は65歳以上75歳未満とし、後期高齢者は75歳以上としている。
そうは言っても、お孫さん等のいる家庭では、「おじいちゃん」や「おばあちゃん」に対して、これまでの労苦に報いるために、何らかの形で祝福する「還暦祝い」も必要であろうか。「赤いちゃんちゃんこ」を着る等の派手な内輪のお祝いをするのも、一区切りとしての家族行事の意味があろう。(^^)/
「敬老の日」は、そのような認識を周知させる、一定の役割も期待されているように思えるのだが・・・。
最後に、いつものように、ラテンポップスの名曲を紹介して、本記事を終える。
それは、ブラジルの国民的歌手「Roberto Carlos(ロベルト・カルロス)」が歌唱していた、次の「Amada Amante」(直訳は「愛する恋人」か。)である。(^^♪