今日は、曇りのち晴れ。
一作日から暖かさもなくなり、うすら寒くなって、晩秋らしさが戻って来た。道路には街路樹から落ちた「枯葉」があちらこちらと散乱している。「枯葉」は晩秋を象徴する風物詩とも言えようか。
そんな中、一輪だけ咲いて残っていた、自宅庭のバラ「ニュー・ドーン」も、花のシーズンを今にも終えようとしている。
その様子は、次の写真(1枚)のとおりである。
(昨日の11月22日早朝に撮影)
「枯葉」と言えば、シャンソンの名曲が思い浮かばれる。そして、この曲のメロディに感化(インスパイア)されたと思われる名曲を取り上げたいのが、「Y Volverè」である。
埋もれたレトロな名曲を探すネット旅を続けていると、時々、感銘を受ける名曲に遭遇するものである。それは、当時、海外で非常に有名であったとしても、日本で広汎に紹介されていなかったためか?それとも、知る人ぞ知るといった類のものであっただけのことだろうか?
しかも、その名曲が、どこどこの曲に似ているような、又、どこどこの曲を組み合わせたようなことに思いを馳せるに至り、新たな発見をするのである。
そんなこんだと、ネットググりの旅を続けているうち、南米チリのバンド・グループ「Los Ángeles Neglos」が歌唱していた、次の「Y Volveré」(邦題名/私は帰って行くでしょう。作曲/アラン・バリエール、スペイン語詞/F.Ropez。1967年)という名曲を、偶々見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=jhsRgOXgOTE
https://www.youtube.com/watch?v=NZuFH2kH17g
その原曲は、作曲者(フランスのシンガーソングライター「バリエール」)が歌唱している、次の「Emprote Moi(邦題名/ふたりの旅路)」である。
https://www.youtube.com/watch?v=ncnigrqURHQ
この曲は、女性歌手「イメルダ・ミラー」がカヴァーし、歌唱していた。
https://www.youtube.com/watch?v=Z7zvfOPNNSM
大変感銘を受けるメロディである。この曲は、ラテンポップスとして中南米で大人気であったようである。
朝倉ノニーの<歌物語> | 彼女はとても美しかった(風が連れ去った恋)Elle etait si jolie
郵政民営化関連法案採決の日程 | ルゼルの情報日記 - 楽天ブログ
この名曲「Y Volveré」は、次の有名歌手らによってもカヴァーされている。
❶ アメリカ人歌手の「Vikki Carr」歌唱分
https://www.youtube.com/watch?v=hVwqTt3qiX0
❷ スペイン人歌手の「Raphael」歌唱分
https://www.youtube.com/watch?v=NL8aDQ-ljzM
ところが、よくよく考えてみるに、この名曲のAメロ部分がどこかで聴いたような曲想をしているように思われた。また、Bメロ(サビ)部分も然りであった。
まず、Aメロ部分について、1967年に「セルジュ・ラマ」が作曲し、歌唱している、次の「Les ballons rouges(赤い風船)」と曲想が少し似ているようにも?
https://www.youtube.com/watch?v=goxlTVDsRiA
https://www.youtube.com/watch?v=xb2MD2sBFH4
https://www.youtube.com/watch?v=1y--0TndDsE
日本では、「岡田忠彦」さんが、曲名を「我が心の赤い風船」として歌唱している。
https://www.youtube.com/watch?v=Lr3ciTt5pco
朝倉ノニーの<歌物語> | 赤い風船Les ballons rouges
なお、「Y Volveré」と「Les ballons rouges」との作曲年は同じようだが、その月日は判らない。
また、上記記事によると、この「赤い風船」が、1965年に「ミッシェル・デルペッシュ」が作曲した、次の「Chez Rourettte(ロレットの店で)」の出足にとても似ているということである。
https://www.youtube.com/watch?v=lKGIVYxtU10
https://www.youtube.com/watch?v=G8AXNSIe9A8
https://www.youtube.com/watch?v=fJo1fyR7_ec
まぁ~、言われてみれば似ているように思われる。
次に、Bメロ部分については、「ジョゼフ・コズマ」作曲の「枯葉」にも似ているようである。
それは、次の過去記事にあるように、「プガチョワ」が歌唱していたロシアの類似曲にも、同様なことを言及していた。
それにしても、「枯葉」のメロディの曲想は、多くの音楽家に対し感化(インスパイア)されているようである。
ロシアンポップスの女王「プガチョワ」歌唱曲5選 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
さらに、ところがところがである。何んと、1945年に「コズマ」が作曲した「枯葉」の曲さえも、「ヘンデル」が作曲した「パッサカリア」の曲想に類似しているとの研究がある(Wikipediaより)とのこと。(>_<)
そこで、その曲を聴き比べてみたところ、その類似性がよく分からない。どうなんであろう?
ノルウエーの作曲家「ヨハン・ハルヴォルセン」が編曲した「ヘンデル」作曲の「パッサカリア」は、次のユーチューブ曲のとおりである。
❶ vn&vla演奏(イツァーク・パールマン&ピンカス・ズッカーマン)分
https://www.youtube.com/watch?v=VoGErup6-xk&list=PL7D0BA89C7267B460
❷ pfカヴァー演奏分
https://www.youtube.com/watch?v=GAIZxaToV2A
まぁ~思うに、そこまで言われると、新しく創作することが慎重にならざるを得ず、したがって、作曲活動にとって大きな支障を来たすことになりはしまいか。(-_-)
最後に、今夕に見られた「月」の写真(1枚)を掲載して、本記事を終える。
(「上弦の月(半月)」から1日後の月。「月」の黄っぽさは色編集しているため。)