今日は晴れ。
昨年と違って今年は、マスメディアやネットニュースで、「中秋の名月」(十五夜の月)に関する話題が大々的には取り上げられていないようか?
ネットで見つけたのは次の記事ぐらいだけだろうか。
京都の空に黄金色の月 「中秋の名月」(京都新聞) - Yahoo!ニュース
そのことは昨年に書いた、次の過去記事中の引用からも分かろう。
撮影できた「中秋の名月」の意味するもの、あれこれと! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
今月は、10月2日と31日に満月が2回見られる「ブルームーン」(2回目の満月)であるので、話題には事欠かないはずなのに、何故であろう?
次の記事によれば、「中秋の名月」が綺麗なのは、空が澄んでいることを一つの理由に挙げている。また、「中秋の名月」は満月でないとも言う。
秋の風物詩「中秋の名月」空が高く澄み月がよく見えるのはなぜ?
中秋の名月、2020年は満月じゃない。しかも毎年変わる。その理由は?でも今夜は月がきれいでしょう
それでも、中秋の名月が「お月見の行事」に欠かせないものとして、人々から親しまれて来たのは、平安時代からの伝統的な名残があるよう。
今宵見た「中秋の名月(十五夜の月)」は、次の写真のとおりである。
東方の空前方に、煌々とした美しい月を見ることができた。しかも、見える月の位置も顔を少し上げたぐらいであった。
さらに、その約1時間後の午後8時30分頃、東方に火星も見えたので、「中秋の名月」と「火星」を撮影した。
その様子は次の写真(1枚)のとおりである。
中秋の名「火星」輝く 地球に接近中、肉眼でもはっきり|社会|地域のニュース|京都新聞
ついでに、上掲写真の月の拡大版を、再度撮影した。
それは、次の写真(1枚)である。
この「中秋の名月」の写真を見ると、オレンジ色だった月が白っぽくなっている。
通常、「中秋の名月」から連想されるのは、秋に行われる「お月見行事」として、ほのぼのとした家族等の団らんであろう。
ところが、「十五夜お月さん、ご機嫌さん」のフレーズで始まる「十五夜お月さん」の童謡は、悲しい話が盛り込まれている。
子供時代は、その歌の中身について何も分からずに歌っていたよう。
その童謡は、次のユーチューブ曲である。
童謡「十五夜お月さん」(ダ・カーポ歌唱。作詞/野口雨情、作曲/本居長世。1920年発表。)
https://www.youtube.com/watch?v=I8bgQ5Y1W5c
この歌詞を考えてみると、「ご機嫌さん」とあるから、当初は爽やかな感じが窺われよう。その後「婆やは、御暇、とりました」ので、婆やの都合で実家へ帰ったようにも思われた。
ところが、「妹は、田舎へ貰られて、ゆきました」「かかさんに、も一度わたしは、逢いたいな」から、「中秋の名月」は尋常でないことが分かる。
思うに、これまで「中秋の名月にお月見」をして、一家団欒として楽しんで過ごしていたのが、一家離散の憂き目に遭って、「お月見」どころでなくなったことを、「十五夜の月さん」に告げたかったのであろうか。
おそらく、父親の事業の失敗が原因であろう。そのため、婆やは暇を出され、妹は養女等として余所に出されたものと思う。しかも、母親は病気で亡くなった(離婚との見解もあるようか?)のであろう。
そのため、「十五夜お月さん」に、母親に会いたいお願いをしていたのだろうか?
『十五夜お月さん』と『四丁目の犬』 - ohnosakiko’s blog
(追記)
10月2日、晴れ。
❶ 本日午前0時頃に撮影した「月」と「火星」の写真(2枚)。
❷ 本日午前5時30分頃に撮影した「満月」の写真(1枚)だったが・・・!
雲と屋根に邪魔されて、「満月」(本日午前6時頃)の全貌が見えない。(>_<)