諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「大バッタ」の上に乗った「小バッタ」目撃も、それらの名前は?

 今日は、曇りのち晴れ。

 

 最近、アフリカで大発生した「サバクトビバッタ」がインドに侵入し、パキスタンでは全農作物の約15%の被害をもたらしたようである。そしてそのことは、中国にも大きな脅威を与えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e997120ddf572af41a12c2ec06752d6b9e9703e3

https://agri.mynavi.jp/2020_08_12_127037/

  我が日本も、ひょっとすると、「サバクトビバッタ」の襲来があるかも知れない。

 

 そんな「バッタ」による農作物被害の話題がある中、今朝、自宅の庭にて、大きなバッタの背中に、小さなバッタが乗っているのを見つけた。

 その様子は、次の写真(4枚)のとおりである。

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 このバッタの名前は、「ショウリョウバッタ」であろうか?

 漢字で「精霊蝗虫」と書く。また、別名「チキチキバッタ」「コメツキバッタ」とも呼ばれているそう。

 

 それにつけても、上掲写真の大きなバッタ小さなバッタの関係は、一体、何なんであろう?

 次の記事の写真を見ると、大きなバッタは成虫で、小さなバッタは幼虫のようでもある。ショウリョウバッタ|こん虫ずかん

 と言うのも、頭の先や脚の一部茶色になっているからである。

 そうすると、「親子バッタ」になるのであろうか?

 

 しかし、成虫の大きさは「メス」が75~80㎝、「オス」は40~50㎝とメスの約半分と小さいことから、上掲写真の小さなバッタは成虫の「オス」でないかとも思える。しかも、幼虫は6月頃から見られ、成虫は8~10月頃から見られるとのこと。さらに又、大きなメスの上に、小さなオスが、交尾のため等で乗ることもあるよう。

https://www.nacsj.or.jp/archive/files/katsudo/kansatsu/pdf/No547-kyokarahajimeru.pdf

ショウリョウバッタの生態や捕まえるコツ - 生きもの図鑑 | Hondaキャンプ | Honda

 

 そうすると、上掲写真のバッタ同士は、成虫のオスとメスの関係であるのが、正解のようか。

 

 とは言え、上掲写真のバッタを「ショウリョウバッタ」と決めつけるのは早計であろう。と言うのも、このバッタによく似た❶「ショウリョウバッタモドキ」と、❷「オンブバッタ」の2種類のバッタをも検討する必要があるから。

 まず、上記❶の「ショウリョウバッタモドキ」はどうであろう?

 このバッタは、「ショウリョウバッタ」より小さく、かつ後ろ足も短く、直線的な体形をしているとのこと。さらに、一般的には背中が黄褐色しているとのことでもある。そうすると、上掲写真のバッタに当て嵌まらないようである。

 

 次に、上記❷の「オンブバッタ」はどうであろう?

 このバッタは、細身の「ショウリョウバッタ」に比べて、ずんぐりな形をしており、メスの体長は40~42㎝オスの体長は20~25㎝とのことである。

 当初、上記写真のバッタを見た時はかなり大きく感じられた。そこで、「ショウリョウバッタ」と思ったのである。いや、と言うよりか、これまでバッタには興味がなく、「ショウリョウバッタモドキ」とか「オンブバッタ」とかは分からなかったのである。(-_-;)

 

 そこで、いろいろネットググりをして調べるうち、「オンブバッタ」とも思えるようになったのである。それは、細身でない、ずんぐりな体形と言い、キクなどの栽培植物の害虫と言い、又、交尾のためだけに限らず、オスがメスの上にただ乗っている時間が、他のバッタより長いと言うこと等の理由からである。

 「ショウリョウバッタ」の食性が、ススキ等のイネ科植物の葉であると言うことのようなので、野菜等の葉を食い荒らすバッタは「オンブバッタ」のようか?

オンブバッタ|こん虫ずかん

 

 そして、もしかすると、上掲写真のバッタが「大バッタ」のように感じられたのは、上に乗っている「小バッタ」との対比から大きく見えたのかも知れない。(-_-;)

 以上から、上掲写真のバッタは「オンブバッタ成虫のメスとオスなのか!(?_?)