諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

ナポリ湾岸の名曲から垣間見る音楽の国際化

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日は曇り時々晴れ。今日は曇り一時雨、のち晴れ。

 

 昨朝は、集検に行った。集まるのは中高年ばかり。コロナ禍前には3時間かかっていた「集検」も、コロナ禍後は1時間半で済むようになった。

 これも、時間帯指定の成果か。

 今思うに、コロナ禍前になぜ、時間帯指定という措置を講じなかったのだろうか?

 

 さて前回は、シャンソンの名曲「リヨン駅」の歌詞から、イタリアのリゾート地「カプリ」の名曲を紹介した。

 ただ、カプリに行くのに、ナポリの港かソレント港からしかフェリー等の船は出ていない。そのため、ナポリ又はソレント抜きにはカプリは語れない。

 今回はそんなナポリ湾岸にある、ナポリ、ソレント&ベスビオ山に纏わる名曲を紹介したい。

 

 ナポリ湾岸一帯の地図は次のとおりである。

yahoo地図 ナポリ湾 - 検索

 

 それにしても、ジェット旅客機に乗ってイタリアへ行くのは、例えば、次の写真のような飛行機であろうか?  しかし、国際線に多く用いられるウイングレットがない。

(以上、7月16日撮影)

 それは、次のウイングレット装着機。このような飛行機が国際線に使用されるのか?

(以上、6月21日撮影)

 

 ナポリ

 

 人口約97万人のローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市。ナポリ港は、シドニー港、リオデジャネイロ港と並ぶ「世界三大美港」の一つとされている。

 ドイツの文豪ゲーテをして「ナポリを見ずして死ぬことなかれ」(イタリア紀行)と言わしめたぐらいの風光明媚な観光都市である。世界文化遺産にも登録されている。

 

 ナポリに纏わるカンツオーネの名曲については、次の歌手らが歌唱している。

(1)「ナポリは恋人Napoli fortina mia)」(作詞/E.ヴェルディ、作曲/R.ラッセ、訳詞/あらかわひろし。1965年)

  ❶ 「ジリオラ・チンクェッティGiliola Cinquetti)」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=dOdzl293UiY

https://www.youtube.com/watch?v=xwwsDfHfQSs

  ❷ 「ザ・ピーナツ」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=aemODLIrb4c

(2)「月影のナポリTintarella di Luna)」(作詞/F.MIgliacci、作曲/B.Defilippi、訳詞/岩谷時子。1959年)

  ❶ 「ミーナMina)」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=hDTLze0uFW0

  ❷ 「森山加代子」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=PZIUtANYU5w

 

 ベスビオ山

 

 ベスビオ山は、ナポリから約9㎞東のナポリ湾岸にある、標高1281mの活火山である。

 西暦79年のベスビオ山大噴火による、麓の古代都市「ポンペイ」を土石流で埋没・壊滅させた悲劇は、映画「ポンペイ」等にもなっている(2014年6月7日上映の 映画「ポンペイ」本予告 - YouTube)。

Eruption of Mount Vesuvius begins - YouTube

 最近では、1944年に噴火があり、サン・セバスティアーノ村を埋没させている。

 現在の市街は、1891年にボンベイの遺跡近くに建設され、人口約2万5000人が住んでいる。

 

 そんな物騒な「ベスビオ山」の頂まで登山電車で登ろうと呼びかけたコマーシャル・ソングが、かの有名な「フニクリ・フニクラ」である。イタリア語のフィニコラーレの愛称。この歌は、世界最古のコマーシャルソングと言われている。

行こう 行こう 火の山へ 🌋 🎶フニクリ フニクラ 🎵 - YouTube

 

 作詞/ジュゼッペ・トゥルコ、作曲/ルイージデンツア、訳詞/青木爽・清野協、1880年の作品である。内容は、単に「登山電車に乗ろうよ!」である。

 この曲を次のオペラ歌手等が唄っている。

 ❶ 「ルチアーノ・パバロッティLuciano Pavarotti」外歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=9OmVRQGMKAg

https://www.youtube.com/watch?v=itSYTZ_RMHM

 ❷ 「コロムビア混声合唱」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=mkxDBXjFOSA

 

 ソレント

 

 ソレント市は人口約1万6000人の小都市である。ソレント半島の北側に位置し、ナポリやベスビオ山を見ることが出来る。ソレント港はカプリ島に最も近いが、ナポリから周遊鉄道等で来る中継地となっている。

 

 ソレントも観光地として有名であるが、それ以上に有名なのが、国定教科書にも掲載されていた「帰れソレントへTorna a Surriento)」(作詞/ジャンバッティスタ・デ・クルティス、作曲/エルネスト・デ・クルティス。1902年)という、カンツォーネである。ソレント市の「町おこしソング」として作曲依頼されたそうである。

 

 1960年、ロックンロールの王様「エルヴィス・プレスリー」も、「サレンダーElvis Presley - Surrender (Official Audio) - YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=7RLFaU_8VTk )」の英語詞名で唄って、米国ナンバーワンのヒットになったほど、世界に知れ渡った名曲となっている。

 

 それでは、次の女性歌手らが歌唱している、この曲を紹介して本記事を終える。

 ❶ 「アンナ・ゲルマンAnna German)」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=igkZkqWChEM

https://www.youtube.com/watch?v=fFNJdIv23Q4

 ❷ 「島津亜矢」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=c3XOSIY6o90

 なお、ナポリ湾岸の名所地については次のユーチューブ記事が参考になる。

南イタリア旅行 〜ナポリと遺跡、ソレント〜 - YouTube