一昨日から今日の三日間は晴れ。
風は少し冷たい。
一昨日は、トラクターによる田起こしが行われて、田んぼの風景が土色に一変した。「ヒバリ」も何か戸惑っているように感じられた。と言うのも、これまで、「ヒバリ」は、電線に止まることがあまりなかったのに、田起こし後、しばしば電線に止まっているのを見掛けるようになったからである。
田んぼに雑草が無くなるのは、「ヒバリ」にとって、身を隠す場所もなく、かつ餌も少なくなるので、快適といえないようである。
それでも、春先に比べ少なくなったとはいえ、「揚げ雲雀」を見ることができる。と言うのも、田んぼの畔付近は幾分草も生えているからである。
そんな状況下、田起こし前の一昨朝は、「ヒバリ」が田んぼの畔で生き生きと餌探しをしていた。
その様子は、次の写真(4枚)のとおりである。
一昨日の田起こし後、「ヒバリ」は電線に止まって鳴いていた。
その様子は、次の写真(2枚)のとおりである。


そして、作日も、今朝も「ヒバリ」は電線に止まって鳴いていた。
昨日の様子は、次の写真(2枚)のとおりである。


今朝の様子は、次の写真(3枚)のとおりである。


ところが、「ヒバリ」とは好対照に、一昨日の田起こし後の「ケリ」や、昨日と今朝の「ツグミ」は、それぞれ生き生きと餌探しをしていた。 それは、「ヒバリ」が植物食なのに対し、「ケリ」や「ツグミ」が動物食によるためであろうか。
ケリの様子は、次の写真(1枚)のとおりである。
昨日のツグミの様子は、次の写真(1枚)のとおりである。
今朝のツグミの様子は、次の写真(1枚)のとおりである。
(今季は従来と異なり、ツグミの「クワァ、クワァ」と鳴く様子がしばしば見られた。しかし、今回のように撮影できたのは初めてである。見ると迫力を感じる。)
それにしても、美しい鳴き声をする「ヒバリ」が田んぼからいなくなるのは、寂しいことである。次の過去記事にも書いたように、「ヒバリ」ほど古今東西を問わず大作曲家等の心をとらえた鳥はいないからである。
「揚げ雲雀(soaring skylark)」への憧憬小話 - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
なのに、「ヒバリ」は「日本三鳴鳥」(日本に生息するさえずりが美しい鳥類スズメ目の3つの種/weblio辞書)」に数えられていない。
日本三鳴鳥は、「ウグイス」「コマドリ」「オオルリ」とのことである。
まぁ~、「ホーホケキョ」と鳴く「ウグイス」は一般的に理解できる。と言うのも、ウグイス嬢という言葉になるくらいだからである(-_-;)。
「コマドリ」にしても、その芸名を付した有名な女性デュオ歌手「こまどり姉妹」がいるぐらいだから、これも解るような気がする。(^-^)
歌声の素晴らしさは、彼女らが唄っている、次の曲を聴いてみても頷けようか。
「恋の風車」(作詞/くるみ広彰、作曲/くるみ敏弘、編曲/古城マサミ。1969年発売)https://www.youtube.com/watch?v=ivUoakIgF-0
ところが、「オオルリ」については、「青い鳥」御三家(コルリ、ルリビタキ)の一つとして、バードウォッチャーに人気ではあるが、一般的に知られていないように思われる。そのことは、多分、知られている歌の題名等にないからでもあろうか?
オオルリ:幸せの青い鳥 | 野鳥写真図鑑 | キヤノンバードブランチプロジェクト
もしそうであるなら、鳴き声等は知る由もない。知る人ぞ知るといった類のものか。
むしろ、「ヒバリ」の方が、一般的に知られていよう。また、日本歌謡界の女王「美空ひばり」の名前にも使用されている。
声の美しさは、彼女が唄っている、次の曲を聴いてみても解ろう。(^^♪
「川の流れのように」(作詞/秋元康、作曲/見岳章、編曲/竜崎孝路。1989年発売)https://www.youtube.com/watch?v=LydorbSs1aE
ああそれなのに、日本三鳴鳥が、なぜ「ヒバリ」でなく「オオルリ」なのだろうか?
「オオルリ」が日本三鳴鳥の一つであれば、例えば、「オオルリ嬢」や「オオルリ姉妹」とかの芸名を有する歌手がいても良いのでないだろうか?しかし、そういう話は聞いたことがない。
そんなことを思うと、残念な気がしてならない。(*'ω'*)
そして、それと少し似たようなことが(-_-;)、1973年のイタリア・サンレモ音楽祭で3位に入賞した、カンツーネ「愛遥かに(Da Troppo Tempo)」(作詞/ルイジ・アルベルテルリ、作曲/ジーン・コロネロ。日本語詞/直村慶子。)にも言えようか?
その曲は、次のとおりである。
❶ 「ミルバ(Milva)」歌唱分(オリジナル曲)
https://www.youtube.com/watch?v=pZafAibAhVw
https://www.youtube.com/watch?v=R6YC7G_3Euc
❷ 「岸洋子」さん歌唱分(カヴァー曲)
https://www.youtube.com/watch?v=aI_5hEtZye8
❸ 「秋元順子」さん歌唱分(カヴァー曲)
https://www.youtube.com/watch?v=-RmI7WdQ2uA
❹ 「Giancarlo Colonnello 」歌唱分
https://www.youtube.com/watch?v=JxC5dVv9szo&list=RDJxC5dVv9szo&start_radio=1&t=38
愛遥かに DA TROPPO TEMPO (ミルヴァ MILVA) カンツォーネ / 訳詞初稿 Sima: chanson de sima.world
その時の優勝曲は、「Peppino Di Capri(ペピーノ・ディ・カプリ)」が歌唱している、次の「Un Grande Amore E Niente Piü」(邦題名/失われた愛を求めて)である。 https://www.youtube.com/watch?v=3YAGvCq2L0E
https://www.youtube.com/watch?v=jMtw-ctq_9c
2位は、「Peppino Gagliardi(ペピーノ・ガリアルディ)」が歌唱している、次の「Come un Ragazzino」(邦題名/夢に消えた詩)である。
https://www.youtube.com/watch?v=1AhhjYfCDUs
以上の3曲を聴き比べすると、優勝曲は「愛遥かに(Da Troppo Tempo)」の方がより適切と思われて仕方がない。しかも、今日まで日本のシャンソン歌手等から絶大な支持を受け、歌唱されている名曲中の名曲である。
この点について、イタリア人と日本人との音楽感性(例えば、ドライorウェット)が少し違っているのだろうか?