今日は曇り。
寒さも和らぎ、大分過ごしやすくなった今日である。
今回は、最初に、田んぼの畔のアイドル的存在である「ツグミ」と「ヒバリ」の可愛らしい様子を写真(合計10枚)で見ることにする。しかる後に、「ヒバリ」のカップルが、田んぼ付近のアスファルト舗装道路上で、とった行動を見てみることにする。
なお、いずれも、本日撮影した写真である。
それにしても、「ヒバリ」がそんな場所で、奇怪な行動をする光景を見るのは初めてで、びっくり百栗である。
❶ 「ヒバリ」と「ツグミ」の仲良さそうな様子
(両者の間には、何ら違和感もなく、同じ場所で餌探しをしていて、溶け込んでいる様子であった。)
(「ヒバリ」はつがいであろう。写真を見ても、仲睦まじそうにみえる。おそらく、冠羽の目立つのがオスのようか。他方、「ツグミ」は、単なる仲間同士であろう。)
❸ 各「ヒバリ」一羽の様子
❹ 「ツグミ」の様子
以上の鳥が、何故、「アイドル」かと言うと、単に可愛いだけでなく、餌探しのためであろうか、田んぼの畔で、ほぼ四六時中、共に過ごしているからである。特に、「ツグミちゃん」(特定の1羽の呼称)は、田んぼの畔周辺と、退避場所として止まるための電線にしか居場所がないようである。この点、「ヒバリ」の方は、近くの田んぼ周辺にまで飛んで行って、餌探しをしているようであろう?
❹ ヒバリの奇怪な行動の様子
そんなこんだとしているうち、ふと、西方の約100メートル先の田んぼ沿いアスファルト舗装道路上で、2羽の「ヒバリ」(つがいであろう)が、可笑しげな行動をしているのが見えた。
何をしているんだろうか?
2羽が、うずくまったり、また、死んだような状態になったりしているのである。その場所をよく見てみると、ところどころにうっすらとした砂の痕が見られた。多分、トラクターのタイヤが残した砂(乾いた泥)なのであろう。
どうも、「ヒバリ」はそのうっすらとした砂(乾いた泥の痕)の上で、可笑しな行動を見せているのである。
その様子の写真(7枚)は、次のとおりである。被写体が小さく、曇り、かつ遠方であったためか、写真の映りは悪いよう。
(2羽のヒバリが、死んだようにまったりとしている様子が窺えよう。)
(以上、「ヒバリ」らは、乾いた泥状の砂の上にうずくまって、まったりしている。)
それにしても、「ヒバリ」らは、何と無防備であろうか。
人や車の通る場所で、まったりとして寝そべっている。
一体全体、なにゆえに、「ヒバリ」は、このような行動をするのだろうか?
そこで、その解明のために、ネットググりをしてみた。
ところが、定評のある「ウィキペディア」や「日本の鳥百科」等の記事には、そのような「ヒバリ」の特異行動についての記載がなかった。
仕方がないので、さらにグリグリとググるうちに、「雀の砂浴び」(ヒバリ「雲雀」もスズメ目)を思い出して、「ヒバリの砂浴び」でググってみた。
すると、次の記事が見つかった。
しかし、その記事からでは、今回のようなうっすらとした砂の上で、「ヒバリ」が砂浴びする場合とで、事例が少し違うようであった。
そこでさらにググると、今回の事例とぴったりの、次の記事を見つけた。
ところが、この事例でも、「ヒバリ」がうずくまるだけでなく、ぐったりと死んだようになっている今回の事例とは、少し違うようであろうか。
まぁ~、いずれにしても、「ヒバリ」は、「寄生虫や余分な油を取り除くために砂浴びをする」ようなので、砂浴びとまでは行かないまでも、腹部等を砂に付けるだけでも、寄生虫や余分な油を取り除くのに、最小限の効用があるのだろう。
ただ、今回のように、「ヒバリ」がまったりしていたのは、おそらく、2羽(つがい?)でいたために安心していたためであろう。1羽だけだと危険すぎて、うずくまることはできても、ぐったりとすることはできなかったように思われる。
まぁ~、探せば探すほど、同じような事例は他にもあり、決して稀有な事例ではないことが判った。今回はネットの威力を十分に知らしめられたものである。(^^)/