諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

名曲を通じて、「シエスタ」という言葉を知ったんだが!(^-^;

今週のお題「わたしの好きな歌」

 

 今日は曇り。鉢に植えていた「ヘメロカリス」の花が咲いた。6月から7月にかけて咲く多年草で、英名は「デイリリー」とのこと。

 ヘメロカリスとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

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はじめに

 

 今回は、以前(2001年3月18日)に、ブックオフで中古CDアルバム1枚を購入(1,250円)して、偶々良いアルバム曲に出遭い、その中でも、とりわけ「シエスタ」という名曲に感銘を受けたことで、話を進めたい。感銘を受けた曲というのは、作詞の内容等まで知りたくなるものである。

 まず、曲がどういう内容のものか知らない場合、最初に購入する切っ掛けとなり得るCDは、好みの作曲家の作品から、物色するようにしている。

 

 通常、中古レコード店では視聴ができない。そうすると、当たり外れが生ずることも多い。又、好みの作曲家の作品でも当たり外れがある。現にそういう経験を幾度もして来ている。しかも、幾度と足を運んだ新品CDを扱うレコード店には、気に入ったCDのない場合が多い。今回のCDアルバムもなかった。勢い、中古レコード店を物色するのも無理はないであろう。ただ、CDが安価であるからという理由のみではないのである。

 

 そういう事情もあって、シンガーソング・ライター「山梨鐐平」さんは着目する作曲家の一人であった。中でもとりわけ、山梨さんが吉沢秋絵さん(元アイドル・おニャン子クラブ会員)に楽曲を提供した、「赤い靴」「鏡の中の私」「青い鳥を探して」「オルゴールの丘」(1986~1987年)は、素晴らしいメロディがふんだんに散りばめられていた。これらは、いずれも、アルバム発売後ずいぶん経って中古レコード店で購入したものであった。勿論、これらも新品CDを扱うレコード店では販売されていなかった。

 

 当時は、音楽そのものに関心があっても、超多忙な仕事や何枚ものCDを購入するお金の余裕がないこと等から、音楽から遠ざかっていた時代であった。

 そんな折、ブックオフが出店して来たのを機会に、気に入ったCD集めに奔走したのである。その中で、冒頭のCDを見つけた次第である。

 アルバム名は「NICOLA」(1993年、東芝EMI)であった。新発売当時から8年ぐらい経過していた。当然、新品を扱うレコード店にはない。

 

シエスタ」という言葉の出逢い

 

 CDアルバム「NICOLA」を購入して大正解であった。11曲収録のいずれの曲もが、購入に失敗したと言えるものがなかった。今までの経験上から、通常、アルバム収録中、6割が好みの曲であれば購入して正解であるのに、すべてがすべて好みの曲だったとは、これまで、「マルシア」さんのCDアルバムぐらいでしか見当たらなかった。

 

 そして、最も気に入った曲が、2番目に収録されている「シエスタ」であった。作詞/児島隆、作曲/山梨鐐平、編曲/渚十吾4分9秒からなる曲である。オーケストラ編成による演奏かと思ったが、そうではなく、10人からなるキーボードやフルート等の器楽編成であった。これらの曲を聴くと、オーケストラ編成による演奏がすべてでないことが理解できる。いや、むしろ、これらの曲には、小編成の方が良いようにも感じられた。

 

シエスタ」って、なにっ?

 

 CDアルバム「NICOLA」に収録されている11曲は、どちらかと言えば、ラテン風のメロディが多いように思われる。また、面白いことに、収録曲「NICOLA 」がアルバム名になっている。通常なら、私的には、それが「シエスタ」になっても良いと思うのに違っていた。何故だろう?アルバム制作者の意図が不明である。確かに、両者は甲乙つけ難い名曲である。結局のところ、人の趣向性の違いによるのであろうか?

 

 詩にマッチした「シエスタ」の素晴らしいメロディは、詩が表現する情景の中に身を投じさせるまでに陶酔させるよう。そうであれば、「シエスタ」って、一体どういうことなんだろう?詩の中には、ストレートにその意味を伝えてはいない。しかし、その意味を窺わせるフレーズはなきにしもあらずである。

 なお、曲はユーチューブにあったので、これを引用すると共に、CDアルバム「NICOLA」について解説しているブログ記事を添付する。

Siesta - YouTube

山梨 鐐平_NICOLA : Music Avenue

 

 それでは、その作詞(当時購入したCDアルバム冊子から転載)を見てみよう。

 

1 窓辺の椅子にもたれた君が 絵のように眠るシエスタ /膝でもてあますペーパーバック 拾ってあげるよ /僕は隣で君の寝顔を 眺めているだけのシエスタ /あどけなさにおて上げで キスもできない /君は無邪気に 夢の入口 ひまわり畑横切る頃 /置いてきぼりに されたみたいさ 君の急ぎ足 /※日差しが背中を押して /出逢った二人だけど /シェイドを降ろそうやさしく /愛が渇かないように

 

2 広場を渡る子供の声に かき消されてゆくシエスタ /エスプレッソの湯気で誘おう 帰っておいでよ /風の匂いが変わってゆくよ 過ぎてゆく夏のシエスタ /日焼けの肌もあせたら /レディに見えるね /君はもうすぐ /夢の後半 /レンガの橋を見つける頃  /渡り切ったら 物足りなくて きっとすねるだろう /時間を忘れるほどに /求めた季節を過ぎて /駆け抜けるだけじゃ見過ごす /愛を確かめるように・・・

 以下、上記※部分を、リフレイン(repeat/繰り返し)する。

 

 上記の詞から、「シエスタ」って何かを、解き明かすヒントが、歌詞1番の「眠るシエスタ」「君の寝顔」「夢の入口」、歌詞2番の「過ぎてゆく夏のシエスタ」「夢の後半」にありそうか?

 眠って夢の中にいる、うら若き女性を、誰かが優しくその寝姿を見守っているようにも?それを、「シエスタ」が見守っていると言うのだろうか?それなら、「シエスタ」っていったい何者だろう?・・・これだけでは全く判らない。「お手上げ」か。

 

 そのようなことを考えながらも、CD購入後しばらくはお手上げ状態であった。その後、ネットのおかげで、「シエスタ」の意味が分かるようになった。

 ネットは偉大なり!(^^)/ ・・・でも、巷の話では、中には間違いがあるとのことなので、ネット過信は禁物とのことのよう。(^-^;

 

シエスタ」とは!

 

 「シエスタ」(siesta)とは、「(昼食後の)昼寝」(大辞林第3版)で、スペイン・イタリアなどラテン系の国の風習をいう(デジタル大辞泉)とのことである。そうすると、上記の作詞は、昼寝して夢の中にいる「あどけない女性」への愛らしさに対し、擬人化された「シエスタ」(昼寝)という実体のないものが、そっと愛おしく見守っていたということになるのだろうか?

 いずれにしても、詩の解釈は難しい。自分勝手に解釈するしかないよう。間違いもありそうか?

 

 シエスタの意味について、次の記事が詳細で分かりやすい。

シエスタって何? その効果と正しい昼寝の取り方を徹底解説! | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル]

  ・・・な~んだ!そういうことなのか!知らなんだったがな!

 スペインでは、夏の暑さ対策として昼寝を取り入れた、昔からの風習ということなのか。決して怠けているということではないよう。

 確かに、仕事の効率性の観点から、頷ける面もあろう。しかし、現在はエアコン普及により、その意味合いも違ってきているように思われるようか?

 

おわりに(自虐の歌を込めて)

 

 購入したCDアルバム「NICOLA」が、あまりにもよくできた曲ばっかりだったので、山梨鐐平さんの別のCDアルバムがないかと探した。すると、別の中古レコード店で、山梨さんの「水の中のF」(2000年7月、meldoc、定価3,060円)を見つけてこれを購入した。さらに、他にないかと探し続けた。大分、月日も経っていた。

 そして、これまでに購入した以外の山梨さんのCDアルバムを見つけた。そして、それをブックオフで購入した。 

 ・・・喜んでいたと思っていた。がだ!そのつかの間!(◎_◎;) 

 

 ところが、ところがである。何と、何と・・・、アチャー(≧▽≦)

 ・・・以前に購入したCDアルバム「水の中のF」ではないか!(>_<)

 同じものを2枚買ったことになる。迂闊であった。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 でも、このようなことは、偶にあるね!本だって、同じものを買ったことが・・・。

 しかも、購入後、それに気付くのが大分経ってからである。

 

 後の祭りだぁ~!(≧▽≦)

  思い出すのも悔しいので、ここで一曲、「奥村チヨ」さんの「悔しいけれど幸せよ」を歌おうかな!

奥村チヨ 「くやしいけれど幸せよ」 1970 - YouTube

 あれ~、少し違うだろうか?・・・なんのこっちゃ、訳が分からなくなったよ!

 最後に、寂しい話になったところ、お後が宜しいようで・・・アチャー!(≧▽≦)

 

(追伸)

 え~!本記事で取り扱ったCD名曲アルバム 「NICOLA」が、何と!アマゾンネット価格で「1円より」となっている。

 これは、どういうこっちゃ!驚き桃の木山椒の木!(>_<)

https://www.amazon.co.jp/NICOLA-山梨鐐平/dp/B00005N1QZ

 

(追記)

 8月2日、晴れ。酷暑。

 「同じ本を買っちゃった 」のアンケート調査記事

 3人に2人は、本の重複購入経験有と!

「同じ本を買っちゃった」本好きの65%が経験 「買った記憶がなくなっている」「大量すぎて存在を忘れる」