諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

著名「シンガーソング・ライター」によるシャンソン等の名曲7選

 今日は、晴れ気味の曇り模様。

お題「マイブーム」

 

著名「シンガーソング・ライター」による幾多の名曲厳選

 

 今回は、有名なシャンソン等の曲を、世に送り出した著名「シンガーソング・ライター」を基準にした記事作りに挑戦したい。というのも、一人一人が、有名な曲を数多く作出しており、曲名を基準にするよりは良いかな?と考えたからである。

 そして、その中でも、特別に厳選した7曲を取り上げて、雑感を述べる。

 ところで、昨今は、以前に流行った「リバイバル・ソング」が聞かれないよう。特に、シャンソンやフォーク等名曲の復活劇はないのだろうか?

 また、現代は音楽の曲作りが高度化しており、とても一般庶民の手に負えなくなっているように思える。音楽全体の普及が低調なこともあろうか。悔やまれてならない。

1 ウド・ユルゲンス(Udo Jurgens) 

  

 オーストリア出身で、恵まれた家庭に育つ。その後スイス国籍取得。シンガー・ソングライター。80歳没。

ウド・ユルゲンス

 「夕映えのふたり」 ウド・ユルゲンスが死去 - amass

 「Was Ich dir sagen will」(僕が君に伝えたいこと)

Udo Jürgens - Was ich dir sagen will (Drehscheibe 26.07.1967) (VOD) - YouTube

 1967年に作曲した同上原題の、カバー曲は、「夕映えの二人」(マット・モンローの英語バージョン、日本語詞・堀内みち子、1971年)、としても有名である。

夕映のふたり 岩崎桃子 - YouTube

 

 また、同「別れの朝」(ペドロ&カプリシャス/日本語バージョン・作詞なかにし礼)は、1972年、日本で特に有名になった。

 前野 曜子 / 別れの朝 - YouTube

 1971年 『夕映えのふたり』 ウド・ユルゲンス - 港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』

 

(雑感)

 「夕映えの二人」はシャンソンそのものであるのに、「別れの朝」はポップスチックに仕上げられている。原題の曲想は「夕映えの二人」の雰囲気なのに。日本人にとって、ポップス風の方が曲の広範な支持を受けられるのだろうか。現に大ヒットしていた。ペドロ&カプリシャスの女性ボーカルが何人か入れ替わっても、「別れの朝」は彼らの定番曲のままであった。それにしても、初代の女性ボーカリストの歌う雰囲気の方が一番良かったと思っているが・・・。

 「夕映えの二人」については、故「石井好子」さんの歌い方に感動を覚えた。まさに、日本シャンソン界の女王そのもの。

 作曲者の「ウド・ユルゲンス」については、日本であまり知られていないような気がしたが、当然、知る人ぞ知る、有名人であった。

 

2 シャルル・アズナヴール(Charles Aznavoul)

 

 アルメニア系移民の子。フランスのパリで9歳から芸能活動。シャンソン界の女王「エディット・ピアフ」に認められる。シンガーソング・ライター兼俳優。日本政府から旭日小綬章受賞。94歳没。アニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物の名前の由来にもなっている。

仏シャンソン界最後の「巨人」シャルル・アズナブールさん死去 「ガンダム」シャアの名前の由来とも - zakzak

 次の2曲が特に素晴らしいと思っている。

 

    ❶ 悲しみのベニス(Que Ⅽ‘est Triste Venise)

 直訳は「何と悲しいベニス」ということ。作詞ドラン、作曲アズナヴール、訳詞古賀力外。1964年。

Que c'est triste Venice - YouTube

 (日本人男女シャンソン歌手らのカバー曲)

悲しみのヴェニス♪ Venecia sin tiI 岡田忠彦 - YouTube

悲しみのベニス/ Que C'est Triste Venise 奥田晶子/Akiko Okuda - YouTube

 

 下記2記事によると、作曲者(バークレイorアズナヴール?)が違うよう。いずれが正しいのだろうか?ネット上では、アズナヴール作曲が多いようだが・・・!

*悲しみのヴェニス Que c'est triste Venise* アズナヴール | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

☆グランデ・グランデ・グランデ♪ミーナ、トニー・レニス、シャーリー・バッシー、ヴィッキー・カー!(GRANDE GRANDE GRANDE / NEVER NEVER NEVER) | ルゼルの情報日記 - 楽天ブログ

 

    ❷ 声のない恋(Mon emouvant amoul)

 直訳は「私の感動的な愛」。作詞アズナヴール、作曲ガルバラン。1981年。

 耳の不自由な恋人との愛情の交流が歌われているとのこと!

Mon émouvant amour | Aznavour feat. Danielle Licari - YouTube

 (日本人女性シャンソン歌手2名のカバー曲)

声の無い恋♪ 紫乃路えり Mon Emouvant Amour - YouTube

 戸川昌子 『声のない恋』 青い部屋 【Scatch.TV】 - YouTube

☆声のない恋♪シャルル・アズナヴール!(MON・EMOUVANT・AMOUR / CHARLES・AZNAVOUR) | ルゼルの情報日記 - 楽天ブログ

 

(雑感)

 「アズナヴール」は、90歳を超えるご高齢にもかかわらず、世界を股にかけ歌手活動を継続していた。亡くなる少し前にも、日本に来て歌っていた。しかも、確か、女優の「大竹しのぶ」さんが、彼の歌声の質は衰え知らずだったと言っていたような報道記事を見たことがある。幼少の頃から苦労された関係からなのであろうか。多くのシンガーソング・ライターが恵まれた家庭環境に育っている中で、彼はそうでないようである。時代も時代であったのだが・・・。それだけに、優れた多くの感銘を覚える名曲ができたのであろう。

 

3 バルバラ(Barbara)

  

 フランス生まれ。シンガーソング・ライター。67歳没。

女の人生を映す伝説のシャンソン、隠された意味は……:朝日新聞Reライフプロジェクト

 次の2曲が素晴らしいと思っている。

    ❶ 孤独(La solitude)

Barbara - La Solitude - YouTube

 (日本人女性シャンソン歌手のカバー曲)

孤独 by 森とし子 - YouTube

    ❷ リヨン駅(Gare de Lyon)

Barbara - Gare de Lyon - YouTube

 (日本人女性シャンソン歌手のカバー曲)

リヨン駅/Gare De Lyon 奥田晶子/Akiko Okuda - YouTube

 

 (雑感)

 「バルバラ」は、これまで余り知らないシャンソン歌手の一人であった。「孤独」とか「リヨン駅」は偶に聴いていたが、作曲者までは気に留めなかった。特に「孤独」は人の心に訴えかける素晴らしい曲である。日本人シャンソン女性歌手がカバー曲を出して、より素晴らしさを感じるようになった。「孤独」は、比類なき素晴しい曲で、彼女の作品中、最高傑作と思っている。

 

 フリオ・イグレシアス(Jlio iglesias)

 

 スペインの上流階級出身。シンガー・ソングライター

フリオ・イグレシアス - Wikipedia

 次の2曲が特筆されよう。

    ❶ Hey!(ヘイ) 1980年

Julio Iglesias - Hey (Video Clip TV 1980) - YouTube

    ❷   33歳(作詞・作曲フリオ・イグレシアス、訳詞なかにし礼)1977年

JULIO IGLESIAS - 33 AÑOS - SONO IO - SI ME DEJAS NO VALE. - YouTube

 (日本人男性ポップス歌手のカバー曲)

西城秀樹 33才 - YouTube

 

(雑感)

 「イグレシアス」は文句なしの歌唱力の持ち主である。七色の声を使って、変幻自在に歌い上げている。歴代のレコード総売上げが上位に来るのも頷けよう。しかも、ほとんどすべてと言って良いほど、歌う曲が良い。その中でも、「Hey!」という曲が、一番良い。特に、女性のバックコーラスがさらに輪をかけるかの如く、心に訴えかけて来る。