諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

カントリー・ソングの名曲「Green, Green Glass Of Home(思い出のグリーン・グラス)」に心酔して

お題「わたしの癒やし」

 一昨日は曇り。昨日は曇りのち晴れ。今日は晴れ。

 

 今夕、「チョウ」さんが田んぼに降り立っていた。すると、何んと、すぐ近くに「ハクセキレイ」がいたでないか。しかし、「チョウ」さんは「ハクセキレイ」を獲物の対象にしていないよう。何でだろう?

 「チョウ」さんは猛禽類であるから、何が何でも「ハクセキレイ」を襲うとばっかり思っていた。ところが、意外や意外、平和的な可愛い猛禽類なのであろう。むやみやたらと襲わなさそう。

 その様子は次の写真(4枚)のとおりである。

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はじめに

 

 従来少し取り上げていた名曲の中で、その後その曲に心酔するあまり、次の本格的な記事を書いた。それは本年9月6日のことであった。

ラテンポップスの名曲「忘却の小舟(La nave del olvido)」に、心酔して! - 諦観ブログ日記

 それは、ラテンポップスの名曲中の名曲であった。

 

 今回、その関連として、これまで少しだけ紹介したことのある「レトロな名曲」の中で、本格的な記事テーマとしなければならない程の感動を覚え、心酔した作品を見付けて、その素晴らしさを再認識した

 それは、カントリー・ソングの名曲中の名曲「Green, Green Glass Of Home思い出のグリーン・グラス)である。

 そこで、以下、その名曲に関する記事を書いて行きたい。

 

「Green, Green Glass Of Home」の野外ライブ

 

 新たに感動を覚えた「Green, Green Glass Of Home」は、「トム・ジョーンズ」が歌唱している、次の野外ライブである。

https://www.youtube.com/watch?v=iym0im8vgds&list=RDGMEMQ1dJ7wXfLlqCjwV0xfSNbA&start_radio=1&rv=ytvcdSzzMds

https://www.youtube.com/watch?v=ytvcdSzzMds&list=RDMM&start_radio=1&rv=3j6Bexb14AY

https://www.youtube.com/watch?v=iym0im8vgds

 このライブを視聴して思うに、熟年「トム・ジョーンズ」の歌唱力は、観客と一体となってその素晴らしさを倍増させている。勿論、バック演奏や女性コーラスの素晴らしさは言うまでもない。三拍子すべてが揃った最高かつ唯一無二のライブである。

 

「Green, Green Glass Of Home」ヒットの経緯等

 

 それでは、この素晴らしい作品について、大雑把な経緯を辿ってみることにする。但し、「ジョン・バエズ」や「尾崎紀世彦」等の歌唱分は除く。

 

 「Green,  Green  Glass  Of  Home」は、1965年、アメリカ・テネシー州ナッシュビルのソングライター「カーリー・プットマン・ジュニア」が作詞・作曲した作品である。

 まず、この曲は、❶「Johnny  Darrellジョニー・ダレル)」(オリジナル)に提供され、https://www.youtube.com/watch?v=a2LeyTtHoCY

 さらに、同年、❷「Porter  Wagoner(ポーター・ワゴナー)」によっても歌唱されて、人気を博した。

https://www.youtube.com/watch?v=O2JueQxNq9c

 なお、この曲は、❸作詞・作曲者「Curly  Putmanカーリー・プットマン)」も歌唱している。

https://www.youtube.com/watch?v=poeR1O66LwU

https://www.youtube.com/watch?v=sYir_CAi-e0

 

 その曲を一躍世界に轟かせたのは、イギリス・南ウエールズ出身の❹「Tom  Jonesトム・ジョーンズ)」(カヴァー。1966年)である。現在は、アメリカ・ロサンゼルスに在住。

https://www.youtube.com/watch?v=bAXkZkGzxWk

https://www.youtube.com/watch?v=HD_HmrcxxrE

 フランスでは、❺「Dalidaダリダ)」(仏題名/Les grilles de ma Maison。カヴァー。1967年)、

https://www.youtube.com/watch?v=itEZkGG8YKA

https://www.youtube.com/watch?v=k1i0qfY_Oj4

 日本では、❻「森山良子」(邦題名/思い出のグリーン・グラス。カヴァー。1969年)さん

 https://www.youtube.com/watch?v=_m7d40QG9L8

等が、それぞれ歌唱している。

 また、「キング・オブ・ロックンロール」とも称された❼「Elvis Presleyエルヴィス・プレスリー)」(カヴァー。1975年)も歌唱するようになった。

https://www.youtube.com/watch?v=lY32ONmcHTk

 

「Green, Green Glass Of Home」の作詞趣旨

 

 上記❶~❹❼の原詞は、監獄内で死に直面している死刑囚の男が、夢の中で我が家の楽しかった思い出に浸っている歌詞。

 ❺の意味は、女性が、旅も終わり、夢の中で駅に降りて、我が家に帰った時の鉄柵の奥に住む恋人(夫)に合う幸せなわくわく感を味わっている仏語詞。

 ❻の邦題の意味は、とある日に我が故郷に帰った女性が、都会での苦しい出来事を思い、懐かしい恋人等のことを回想している日本語詞。

 なお、❺、❻は原詞の翻訳でないので、それ自体で完結した詞であろうか。つまり、死に直面するような性格を有する詞でもないであろう。

 

「Green, Green Glass Of Home」の名曲性

 

 それでは、なぜ、この曲が名曲中の名曲なのであろう?

 やはり、一番はメロディの素晴らしさにあろうか。一度聴いたら虜になりそうなメロディである。しかも、老若男女誰もが口ずさめる親しみやすいメロデイ。それでいて、何ぜか郷愁を誘う奥深さが窺える。

 確かに、曲の構成自体はシンプルである。とはいえ、だからこそ子供を含め誰もが口ずさめるのである。

 

「Green, Green Glass Of Home」の歌い方等

 

 上記❶の「ダレル」や❷の「ワゴナー」は、淡々とした歌い方をしている。❸の「プットマン」や❺の「ダリダ」は、多少ウエットな歌い方のようか?

 やはり、情緒深く唄っているのは❸「ジョーンズ」、「森山良子」さんや「プレスリー」であろう。ただ、その中にあって「ジョーンズ」のレコード盤とライブ版とでは、味わい深さの点で多少の違いが見られようか。

 

「Green, Green Glass Of Home」歌唱の歌手ランク

 

 やはり、前記❸の「トム・ジョーンズ」ライブ版が断トツのトップであろう、その次は同人のレコード盤、さらに❼の「エルヴィス・プレスリー」、最後に❻の「森山良子」さんの順になろうか。これは、あくまでも個人的趣向ランキングである。

 なお、このランキングについては、人それぞれのようで、異論があって当たり前である。と言うのも、音楽性と言うのは人により違うから。むしろ、そもそも音楽自体を好きでない人にとっては、どうでも良いことであろうが。(-_-;)

 

おわりに

 

 今回は最近心酔している、トム・ジョーンズ歌唱の「Green, Green Glass Of Home」ライブに寄せて記事を書いた。

 そう言えば、かって、このライブ曲について、少しだけ次の記事に書いたことがあった。

昔話。豚(トン)太郎と「狐子(コンコ)女史」との投資話の後に、待ち受けた悪夢(パロディ風) - 諦観ブログ日記

 と言うのは、「豚太郎」が経験した「死刑囚と郷愁と夢」の昔話である。この曲が死刑執行前にどこからか聞こえて来たということである。

 

 トム・ジョーンズは、恵まれた「ボン・ボン」のような家庭環境にいなかった。父親は炭鉱夫で、16歳で学校を終了し、家族を養うため数々の肉体労働をこなしてきたようである。ただ、歌の才能は抜群であった。また、プットマンは製材所労働者の息子であった。

 

 いずれにしろ、カントリー・ソング「Green, Green Glass Of Home」を不滅の名曲足らしめたのは、彼らの生育環境が影響しているのかも知れない。

 なお、プットマンは85歳で亡くなっている。

https://www.tv-asahi.co.jp/smt/f/geinou_tokuho/hot/?id=hot_20161101_070