今日は雨。昨日は曇りのち雨。
一昨日は、とうとう大雨が降らなかった。このところ、天気予報も外れることがある。気象予報士は、梅雨時期の天気予報について難しい面があると言っていたようか。
一昨日(7月11日)午後7時頃、空もまだ明るいうち、ジェット旅客機2機が続けて飛んでいた。
その様子の写真(3枚)は次のとおりである(曇天と空がやや暗いこともあって、写真映りがあまり良くない)。
(以上、IBEX機。https://kojikoji.biz/archives/787)
(日航機)
最近、国内ジェット旅客機を見掛けるようになったのは、5月25日に、新型コロナ感染による緊急事態宣言が解除されたためであろうか。
新型コロナ:航空各社、国内線そろり復便 緊急事態宣言解除で :日本経済新聞
JAL 8月国内線は計画比90%まで回復 お盆需要や「GoTo」に対応 緊急事態宣言後最多に(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース
一昨日の日航機を見ていたら、しばらくの間、途切れていた「想ひ出の名曲を辿るジェットの旅」の続きの記事に想いを馳せた。それは、日本航空提供のFMラジオ番組「ジェットストリーム(JET STREAM)」にかこつけて企画したものである。
今回は、従前のようなしんみりとしたメロディックな曲だけでなく、心浮き浮き、身も踊りたくなる「Pink Martini(ピンク・マルティーニ)」により演奏された、幾つかの名曲をも併せて取上げたい。
「ピンク・マルティーニ」とは、アメリカ・オレゴン州ポートランド出身の「トーマス・ローダーデール」(pf)が結成した、12人編成のジャズ・アンサンブル(小管弦楽団)名のことである。
「トーマス」は、ハーバード大学時代の旧友・リードヴォーカルの「チャイナ・フォーヴス」を呼び寄せて楽団を結成したそうである。
その音楽ジャンルのレパートリーは、ジャズ・ラテンポップス・フォークソング・クラッシック・日本歌謡曲等の多岐にわたる。
BIOGRAPHY - ピンク・マルティーニ | Pink Martini - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
この音楽集団は、欧米において有名であったとのことであるが、「おいどん」がこの集団の存在を知ったのは、2010年、歌手「由紀さおり」さんが、この集団にヴォーカリストとして参加したことを契機に、大手マスコミ等により報じられてからである。
しかし、その当時も、又今回の記事を書くまでは、「ピンク・マルティーニ」を、人名とさえ思ったほどで、詳しくは知らなかったのである。ただ、名前だけは知っていたという程度のものである。
その後、2011年に発売されたアルバム「1969」(由紀さおり&ピンク・マルティーニ)が大ヒットして話題になったようである。それは、「由紀さおり」(フランス・パリ公演では「日本のエディット・ピアフ」と紹介された。)さんが世界的に有名な日本人歌手になった証でもあった。
多分、「ピンク・マルティーニ」という名が、日本人に遍く知れ渡ったのは、そんな事情もあってのことであろうか?
1969[CD] - 由紀さおり&ピンク・マルティーニ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
由紀さおり&Pink Martini ロイヤル・アルバート・ホール公演 第一部: 佐藤利明のTICKLE ME 娯楽映画と音楽と
それにしても、「ピンク・マルティーニ」の素晴らしさは、リズミックでテンポの良い、軽妙なアレンジ演奏にあると思われる。聴いていて、思わず、心浮き浮きして踊り出したくなる。特に、「トーマス」の躍動感あるピアノ演奏と、透明感のあるピアノの音は、視聴者等の心を虜にするのに十分すぎるぐらいであろう。
なぜ、今になってそう思うようになったのかは判らない。おそらく、当時は、曲の有するメロディの特異性や曲想のみに注目するだけで、演奏自体の素晴らしさにあまり関心を示さなかったためであろうか。
それでは、以下で、アルバム「SHYMPATHIQUE」(サンパティーク)及び同「1969」から、「ピンク・マルティーニ」の素晴らしい演奏による名曲5選を取り上げることにしたい。
❶ 「Donde Estas Yolanda」(ヨランダはどこに?)
https://www.youtube.com/watch?v=gzk7unan4Sc
https://www.youtube.com/watch?v=9eZWC5EAxK8
❷ 「Amado Mio」(アマード・ミオ)
(「ストーム・ラージ」歌唱。2011年、シアトルでのライブ)
https://www.youtube.com/watch?v=sCbzWiJLVhk&list=RDsCbzWiJLVhk&start_radio=1
❸ 「La Soledad」(ラ・ソレダッド)
(日本語訳は「孤独」か。長いイントロに、ショパンのピアノ曲メロディを使用し、その後に歌が入っている。ピアノ音の透明感は素晴らしい。)
https://www.youtube.com/watch?v=IdLAOnjPGMw
イントロ部分の原曲演奏は次のユーチューブ曲にある。
https://www.youtube.com/watch?v=aHdp9RJEF6o(ショパン作曲「アンダンテ・スピアナート と華麗なる大ポロネーズ変ホ長調op22」pf/マルタ・アルヘリッチ)
https://www.youtube.com/watch?v=NTchBA7RIPY(同上、pf/ウラディミール・ホロビッツ)
❹ 「ブルー・ライト・ヨコハマ」
(作詞/橋本淳、作曲/筒美京平。1968年リリース。「由紀さおり」歌唱分)
https://www.youtube.com/watch?v=7uBce6BzNXI&list=RD7uBce6BzNXI&start_radio=1
https://www.youtube.com/watch?v=5Ptpi4OVakc
元歌は歌謡曲。それは次のユーチューブ曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=F8RPkEl6pyM(歌/いしだあゆみ)
❺ 「Puff」(パフ)
(作詞/レオナルド・リプトン、作曲/ピーター・ヤロー。訳詞/野上彰。1963年リリース。「由紀さおり」歌唱分)
https://www.youtube.com/watch?v=SsTNLnpmpbA
元歌はフォークソング。それは次のユーチューブ曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=gOpzBoyvo2w(歌/ピーター・ポール&マリー)
J-POPのルーツのひとつであり、モダンフォークを世界に伝えたピーター・ポール&マリーの『イン・ザ・ウインド』 | OKMusic