諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

令和2年元旦、「縁起の良い鳥?」を見たのか!(?_?)

お題「今日の出来事」

今週のお題「2020年の抱負」

お題「これって私だけ?」

 

 今日は晴れ。

 

 今夜は、令和2年になって初めての「上弦の月」(月齢上)が見られた。その様子は次の写真(2枚)のとおりである。

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http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm

 

 今日3日は、正月三が日として、一般的に祝休日となっている最終日である。ところで、「国民の祝日に関する法律2条(以下、「祝日法」と略称)」には、1月1日は元日として祝日になっているが、1月2日、3日はその規定がない。しかし、行政機関等において、「行政機関の休日に関する法律1条」等により、12月29日から1月3日までが休日と規定され、又、金融機関においては、「銀行法施行令」等により、12月31日から1月3日までを休日にするとの規定がある。

 

 ついでに言えば、祝日法3条1項では、国民の祝日は休日とすると規定している。休日とは、業務、営業等の仕事や学校の授業等を休む日である。そして、同条2、3項では、祝日が日曜日に当たるとき、その後の近い日等を休日(振替)とし、祝日と休日を区別している。

 そうすると、仕事休みという観点からは、休日の一つに祝日があり、図式的に「祝日≦休日」となろうか。

 

 祝日である1月1日は元日である。そして、元旦とは、厳密には「元日の朝」を指すが、一般的には、元日そのものを表す言葉として使用されている(Weblio辞書)。元日は、日本では、伝統的に「新年あけましておめでとうございます」という言葉を使う。

 人によっては、何が「おめでたい」のか、意味不明と捉え兼ねないかも知れない?

 

 それでも、唱歌の「一月一日‐いちげついちじつ」(作詞/千家尊福、作曲/上真行)には、「年の初めの」「終わりなき世のめでたさよ」「祝う今日こそ楽しけれ」のフレーズもあり、長い間日本人に唄われてきた。しかし、昨今、門松もしめ縄も、羽子板遊びや凧あげ等も、近隣周辺では見られなくなり、正月らしさの実感がないようか。

https://www.youtube.com/watch?v=pnrL_cXoSd0

 

 まぁ~、「めでたい」ということは、新年に使用する慣用句なのであるから、掘り下げる必要もないのであろう。

 英米国では「Happy  New  year」である。この意味を直訳すると、「楽しい新年を」である。意訳しても「良いお年を」になっても、日本で使用される「新年あけましておめでとうございます」にはならないであろうか?

「ハッピー・ニュー・イヤー」の意味 | この英語の意味なに?

 

 そのような細かい話は別にして、「元日」は、年の初めであるから、おめでたい気分を醸し出しているのは間違いなさそう。心機一転するという最初の一つの節目にもなろうか?

 それは、今週の「はてな」さんが投げかけている、お題「今年の抱負」にも表れているように思える。物事等の初めというものは、何であっても、とかく「めでたい」ものであろう。例えば、「出産祝い」「子供の小学校入学祝い」「結婚祝い」「新築祝い」「開店祝い」等がそうである。

 

 そんなことを考えていると、今年の元旦に見た「縁起の良い鳥?」の話に言及せざるを得なくなった。正月の大空を、悠々と輪を描くように飛んでいた鳥のことである。しかも、天敵のいない、言わば、鳥界の王者ともなり得る生き物であろう。

 確か、「一富士、二鷹、三茄子」の初夢を見ると、縁起が良いとの言い伝えがあったはずである。

一富士二鷹三茄子(イチフジニタカサンナスビ)とは - コトバンク

 

 では、初夢でない、現実の「二鷹」を見た場合はどうなるのだろうか?しかし、この点に言及したネット記事は見つけられない。

 思うに、多くの人が、富士山に登り、正月元旦のご来光を仰ぎ見るのは、今年の一番良い縁起を期待してのこともあるのでないだろうかと、勝手に推測する。 

富士の麓で清々しくお正月を迎える初詣特集 - フジヤマNAVI

 

 であるのなら、次の、本年元旦に撮影した写真(7枚)にある、鳥界の王者に君臨すると思われそうな鳥が見られたということは、今年が縁起の良い年ということにならないだろうか? 

 

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 ネット記事をググっていると、この猛禽類の鳥は、ちょっと変わっているようである。都会の外れで至る所に出没するだけでなく、猛禽類には珍しく数多く、かつ集団で見られるようである。しかし、当田舎では、カラスやスズメ等と異なり、滅多に見られない。

江ノ島食べ歩き注意!恐怖!【とび・トンビ・鳶】は背後から襲ってきます! – 湘南ENJOYWORK-自由な働き方・学び・暮らし・グルメ・地域情報をシェアするカフェ

 

 すでに、お分かりであろうが、上掲の写真の鳥は「トンビ」である。全長は59~69㎝、翼を広げると最大で1.6m。れっきとした鷹の仲間である。

 

 日本に生息する最大の鷹は「クマタカ」で、全長は72~80㎝である。鷹狩で使用する猛禽類の代表格「オオタカ」で、全長は50~56㎝、「ハリスホーク」で全長は46~76㎝、「ハヤブサ」で全長は38~51㎝である。「トンビ」のサイズは「クマタカ」を除いて、鷹狩で使用する猛禽類とサイズの点で見劣りしないばかりか、大きくもある。

 

 では、初夢に「縁起が良い」とされる「二鷹」に、「トンビ」は含まれないのであろうか?

 次の記事によると、初夢で「一富士、二鷹、三茄子」を見るのに縁起が良いとされる所以は、言わば、ゲン担ぎのような意味のことのようでもあろうか?そして、江戸っ子の好みそうな「駄洒落」の要素も含まれそうである。

『初夢』一富士二鷹三茄子の意味と由来。続きがあるって本当?

 

 それにしても、今日まで長期間に渡って、人々にそう信じられて来たことが不思議でならない。徳川時代が300年と続いた賜物なのでもあろう?であっても、茄子は別にしても、富士山や鷹は、一種の畏敬の念を抱ける存在でもあろうか。この点、「トンビ」はいくら鷹の仲間と言っても、勇猛果敢さにおいてあまりにもかけ離れている(カラス1羽からモビングを受ける事例)。やはり、どう考えても、縁起の良い鳥とは思えそうもない。(-_-;)

 

 確かに、「トンビ」に天敵はいないにしても、鳥等の死肉をあさるとか、トカゲやカエル等を食すに至っては、猛禽類らしくない。まさに、「鳶も居住まいから鷹に見える」諺以外の何物でもないようか。(>_<)

 そうすると、初夢で見る「縁起の良い鷹」には当たらない。ましてや、元旦に「トンビ」を見たからと言って、縁起担ぎするのは単なる駄洒落紛いの何物でもないようか。

 

 それでも、強いて、2020年の抱負に絡めて言うのなら、抽象的ではあるが、気ぜわしい多難な1年でなく、「トンビ」のように悠々として空を舞うような生活が送れる1年であるよう奮闘努力を重ねたいと思う次第である。

 昨年、故「渥美清」さんの新作映画男はつらいよ お帰り 寅さん」が封切られた(12月27日より全国ロードショウ)とのことである。その主題歌の中に「奮闘努力の甲斐もなく」というフレーズがあるが、そうならないよう、ただ願うばかりである。

「男はつらいよ」22年ぶり新作が製作決定! 渥美清さんが主演、2019年に公開へ : 映画ニュース - 映画.com

吉岡秀隆『男はつらいよ』新作は怖かった(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

https://www.youtube.com/watch?v=-dL5OHWsW8w&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=qjd-4rrX1K8