昨日は晴れ。今日は雲一点ない、久々振りの秋日和。
はじめに
今回は昨夜見た「月」のことから始まって、「月」に由来した物語「月光仮面」のおじさんの連続テレビ映画に言及しつつ、その物語がもたらすであろう世相の話をしたい。そして、最後に、気分転換のため、昨日と今日見たジェット機等の写真を掲載する。
昨夜見えた「月」とは
昨日暗くなって間無し、ゴミステーションが置かれている場所へ、ごみ捨てに行くと、今まで自宅からでは見えなかった「夜空の月」が、西方の低い位置に見えた。
早速、自宅に戻ってカメラを持ち出し、撮影するのに適当な場所へと、自転車に乗って移動した。バイクがあれば、より最適な遠方の場所へ移動できたんだが・・・。
「月が沈む」のはあっという間で、その後、建物に邪魔されて見えにくくなった。さらに、西方のより低い位置に沈みかけると、「月の光」も暗くなって行くようであった。http://mo.atz.jp/chisiki/ugoki/index.htm
その「月」とは、三日月(眉月‐まゆづき)である。
「月」の見えない「新月」が10月28日(月曜日)なので、当日を含めると、3日目ということになる。http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm
なぜ新月の日に月は見えないのか? | 今日の月はどんな月? 月百景 Studio観月工房 Blog
その撮影した写真(3枚)は、次のとおり。
連続テレビ映画「月光仮面」
「三日月」と言えば、幼少の頃、連続テレビ映画で流行っていた、1958~59年放映の「月光仮面」が思い出されようか。悪人を懲らしめる正義の味方である。白ずくめの装束・マント等を纏い、サングラスをかけて、ホンダ製のバイク(今思えばダサくも!)に乗って、颯爽と現われ、危機に陥った人々を救うという物語である。
その中でも、頭に巻いているターバーンの「三日月」が印象的である。それが、「月光仮面」を示すトレードマークなのである。
特に、その連続テレビ映画主題歌「月光仮面は誰でしょう」は、昨今風で言えば、韓国ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」と同じような位置づけであったように思われる。その両者の違いは、子供と大人との間で人気を博したぐらいの違いであろうか?
主題歌「月光仮面は誰でしょう」は、「作詞/川内康範、作曲/小川寛興」で、「近藤よしこ&キング小鳩会」が歌っていた。
❶ 歌詞1番の「どこの誰だか知らないけれど」「月光仮面のおじさんは 正義の味方よ よい人よ」(^^♪、
❷ 同2番の「どこかで不幸に 泣く人あれば 必ずともに やってきて」「夢をいだいた 月の人」(^^♪、
❸ 同3番の「この世の悪に かんぜんと 戦いいどんで さって行く」(^^♪
の各フレーズが、正義の味方である「月からの使者」を表しているようか?
月光仮面 「サタンの爪」オープニング・エンディング - YouTube
月光仮面は、「正義の具現者そのもの」ではなく、「正義を支援する人」である。しかも、なんと「月の人」と言う!「月」は、正義で満ち溢れた星ということなのか!
(^^)/
「月光仮面」のおじさんは、いったい誰で、今どこに!
「月光仮面」のおじさんは、現在でもその影響を残し続けている。(^^)/
例えば、どこの誰だか知らない「月光仮面」からの義援金等寄付の話題が、そうである。
月光仮面は誰でしょう? 広島県庁に謎のヒーローからランドセル届く - ニュース - Jタウンネット 東京都
今年も「月光仮面」から寄付 「毎日、集めた小銭です」:朝日新聞デジタル
さらに、昨年から「月光仮面」の舞台化が企画され、今年上演とのことも一つの話題になっていた。
『月光仮面』舞台化決定で来年7月から上演 オリジナルキャラ「新月仮面」も登場 | ORICON NEWS
テレビヒーローの元祖『月光仮面』の60周年を記念する企画「ねぶた」や「舞台化」、アンバサダーアイドルも発表 | マイナビニュース
それにしても、以前しばしば、国会議事堂周辺に出没し、悪しき?国会議員らに対し、抗議活動をしていた「月光仮面」に扮したおじさんが、最近は見られない。
今、どうしているのだろう?高齢のため、足腰が弱ったのであろうか?それとも、現在は「悪人?」がいなくなったというのであろうか?
おそらく、実際のところは、当時マスコミ等を賑わせた多くの「正義の使者?」も、高齢化のため、いなくなったのが真相のように思えそうだが・・・?
しかもその上、結局のところ、「月光仮面」のおじさんの正体は、分からずじまいのままである。
「正義」って!
前述のように、「月光仮面」は、単なる「正義の支援者」に過ぎない。そこで、「月光仮面」によって支援される「正義」とは、一体何んなのかが、核心問題となろうか。
一般的に、正義とは、「人の道にかなっていて正しいこと、又は、人間の社会行動の評価基準で、その違反に対し厳格な制裁を行う規範」(デジタル大辞泉)であると言われる。しかし、その具体的適用場面については、昨今の価値観の多様化で、絶対的正義は揺らぎ出して、相対的正義が主流となり、価値観が人それぞれに異なっているようである。
しかしその中でも、おそらく、「月光仮面」が目指した正義は、社会的正義(social justice)なのではないだろうか?
社会的正義とは、「現代世界における貧富の格差と社会経済的搾取や不平等、差別や人権侵害、政治的抑圧や軍事的暴力的対立と抗争などの諸問題を告発し、その解決を求める人道的人類的課題を呈示するもの」(日本大百科全書‐ニッポニカ)を言う。
この点、「正しい」という英訳には、上記「正義(Justice)」以外に、「right」があり、それは「右」の意味もある。そうすると、右翼や右派による政治政策も正しいように思えそうか。(^-^; ⇨(-_-;) ⇨(?_?) ⇨(*'ω'*) しかし、「right」には、公正・公平という意味はないよう?
「月光仮面」出没は!
昔も多少はあったにしろ、昨今は特に、「弱気を助け、強気を挫く」風潮が、なりを潜め、むしろ、その反対概念?であろう「強気を助け、弱気を挫く(富裕層等に肩入れして、一般庶民をより一層窮地に陥いらせる)」風潮(グローバリズムや新自由主義の弊害?)が顕著になっているようである。
例えば、消費税の10%引き上げによる増税、神戸の小学校における教員間のいじめ問題、ブラック企業等職場のパワハラ横行、「働き方改革」等名目の労働者への酷使、地方経済衰退がもたらす中小零細事業者の疲弊、大学入試民間試験導入問題、等々である。
その結果、それらによって引き起こされる「上級国民と下級国民」という分断化へと誘う超格差社会の助長・促進化は、とても、とても「社会的正義」に叶うものとは言えそうにない。
日本は5段階の階級社会に! 下層階級は900万人、衝撃の貧困率38.7%|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部
『上級国民/下級国民』があぶり出す、現実に進行する「残酷な分断」 | 小学館
以上の社会問題に対し、それらの現状を打破してくれそうな面々はいるのであろうか?
それらの人々がいないと、社会的正義の支援者である「月光仮面」は、とても出没できそうにない。
「月光仮面」の支援する後継者は?
それにしても、「月光仮面のおじさん」にとって、彼の支援する後継者がいるのであろうか?
真偽は別にして、N国党の「立花孝志」代表が、「月光仮面」から熱いエールを送られており、彼から支援される後継者とも見紛うばかりのようである?(^-^; ⇨(-_-;)
さらにかっては、「みんなの党」の代表だった「渡辺喜美」参議院議員も、「月光仮面」が支援する後継者?かと見紛うばかりであった。政界浄化に挑戦して、マスコミに大きく話題として取り上げられ、一時は破竹の勢いの如く、一時代の政界寵児になっていたからである。
ところが、実際のところ、政党が「みんな」のでなくなり、「渡辺商店」化したため、やがて消滅した。最近になって、「みんなの党」復活を図り、N国党と会派を結成しているが、かっての勢いは薄れているようである。
これに対して、「N国党」はハチャメチャ振りなところもあろうけれど、既成政党に喝を入れるという点で、その存在意義を醸し出している。この点、既成政党仲間同士の「旧みんなの党」と全く異なる。現在、世間の注目度も高い中、「旧みんなの党」と同じような運命を辿らなければ良いのだが・・・。
[山田厚俊]<野党の凋落>みんなの党・渡辺喜美代表が買った熊手は金か?ダイヤか?プラチナか? | NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
“みんなの党” 会派で復活。渡辺喜美氏が「NHKから国民を守る党」とタッグを組むも入党せず | ハフポスト
「N国党」が内に秘める優位性、次期衆院選で大躍進もあり得る? | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン
他方、れいわ新選組の「山本太郎」代表は、「月光仮面」が支援する後継者になり得るだろうか?
「月光仮面」と名乗る者から、SNS等による支援メールがあったと聞かれないものの、その可能性はあろうか。しかし、これも今後の成り行き次第ではあろう。期待度が高いだけに今後が注目される。
従来のような、現れてはすぐに消える「新政党」であってほしくないものである。
新風を巻き起こし続け、既成政党では一般庶民の要望を吸い上げ切れない、新政策の実行が望まれようか。
「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
れいわの勢力拡大に怯える立民 「消費税減税研究会」への参加警戒(産経新聞) - Yahoo!ニュース
おわりに
「月光仮面」は、あくまでも「正義の支援者」であった。その限りで、当該当事者の在り方如何により、「月光仮面」が支援したり、又、なりを潜めたりしているものと考える。その意味で、自助努力等の「自助の原則」も大切だと考えているものと推察される。結局は、武器対等の原則が崩れ、本人の力ではどうにもならない時に、出現して支援する存在だと考えたい。
このことから、現在の社会状況に鑑みるに、「月光仮面」の存在は必要であろうか?というのも、昨今、あまりにも理不尽なことが世に蔓延していそうに思えるからである。
以上、小難しいような戯言を縷々述べて来たが、最後に、昨日と今日の秋日和に飛ぶジェット旅客機の写真(8枚)、そして、本日夕刻に見られた「月」の写真(3枚)を、それぞれ掲載することにする(静止しているとはいえ、望遠ズームによる「月」の写真撮影も容易くはないね!光の加減なのだろうか?)。
というのも、次の記事にもあるように、空を見ると心が癒されるからである。
空を眺めてみませんか~心が癒されるその理由を4つあげてみます
【空の写真はストレス解消になる?!】青空の効果とは - NAVER まとめ
❶ 10月30日(水曜日)夕刻の全日空機
❷ 10月31日(木曜日)早朝のシルクエアー機
❸ 10月31日(木曜日)昼間の、飛行機雲を生じさせながら、空高く飛行する「ジェット旅客機」
❹ 10月31日(木曜日)、本日夕刻の月
(追記)
11月1日、早朝霧が蔓延して、前方の視界が見えない。
❶ N国党の「スラップ訴訟」と「表現の自由」の萎縮問題記事。
N国の危険な戦術、その先にあるもの ある日突然訴えられる、「スラップ」の脅威(47NEWS) - Yahoo!ニュース
❷ れいわ新選組「山本太郎」代表、消費税5%拒否なら時期衆院選に共闘拒否と!
消費税5%拒否なら共闘せず=れいわ山本氏 - 記事詳細|Infoseekニュース
https://blogos.com/article/41446