はじめに
今日は薄曇り。昨日から似たような空模様である。
その様子は末尾写真(2枚)のとおりである。
そのような状況の中、昨日ニュース報道等で取り上げられていた「ストロベリームーン」を、東南方向で見ることができたのは幸運だった。
今夜は「ストロベリームーン」 特別な満月...由来は?(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース
「ストロベリームーン」の出現
昨日夕方は厚く雲が垂れ込め、やがて薄曇りになる。夜中、ところどころに星が見えるも、月は未だ見えない。
午後9時40分頃、ようやく靄がかかったようであるものの、満月が見えた。そして午後9時55分頃、とうとう薄雲の合間にくっきりと満月が見えた。
待った甲斐があった!ラッキーというしかない。(^^)/
その様子は、次の写真(4枚)のとおり
(昨日午後9時55分頃に撮影した、靄がかかっていない「ストロベリームーン」)
(昨日午後9時40分頃に撮影した「ストロベリームーン」。靄が少しかかっている)
(靄がかかっているか否かの、「ストロベリームーン」の見え方に関する比較)
「ストロベリームーン」の由来等
それにしても、「ストロベリームーン」って、イチゴのような赤色でないのに、何故そのような呼称がついているんだろう?
その点について、「ウエザーニュース」は、アメリカの先住民が6月がイチゴの収穫時期であったことから、6月の満月をそう呼んだということである。だが、「イチゴの収穫時期に見える満月という意味で、イチゴのようにピンク色には見えない」と言う。
今夜は満月 ストロベリームーンの由来は? - ウェザーニュース
なお、ヨーロッパでは6月がイチゴの収穫時期でないため、「ローズムーン」というそうな!(>_<) ついでに、「ストロベリームーン」が見えるのは「東南方向」とあるので、冒頭で記した「見えた方向」と合致。
また、「ストロベリームーン」は、別名「恋を叶えてくれる月」とも言われているとのことである。
思うに、だからこそ、とりわけ若い男女にとって、重宝がられる月であるのか!彼らがこの月を眺めて、そのいわれにあやかりたいと思うのは極自然であろう。(^_-)-☆
https://serendipity-japan.com/strauberry-moon-13336.html
続いて、「ストロベリームーン」は、1年で最も小さい月(ネット上の誤解か?)ではないとのことである(その対極に、月が地球に最も接近する「スーパームーン」と呼ぶ現象がある)。
一番小さい満月のことを「マイクロ(ミニ)ムーン」と呼び、今年は9月14日に当たるとのことである。
よって、「1年で最も小さい月」≠「ストロベリームーン」という図式になる。
ストロベリームーン2019年はいつ?画像やなぜ赤いか、意味は恋が叶う?
2019年9月14日のマイクロムーンって何?いくつ知ってる?満月の名前 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
「月にまつわる名曲2選」との関連は?
(1)ところで、アメリカ民謡に「コロラドの月(Moonlight on the Cororado)」(作詞ビリー・モール/作曲ロバート・キング/訳詞近藤玲二/1930年頃リリース)という有名な歌がある。
果たして、この月は、「ストロベリームーン」との関連があるのだろうか?
確かに、「満月」という点では一致しているよう(ただし、歌詞からでは満月か否か明確でないものの、ネット上掲載の画像がすべて満月なのを前提にする。)。また、「赤い月?」のようでもある。
しかし、「コロラドの月」の曲想は、ハワイ民謡「アロハ・オエ」のようなハワイアン・ソング風で、もの悲しい歌となっている。
ところが、「ストロベリームーン」の持つ意味は、「恋愛運がアップする」があると言う。いわば、わくわく感のある心楽しいもののようである。
そうすると、とても「コロラドの月」(例えば、「若き日今は去りて、君はいずこに」等のフレーズ(^^♪)のような悲愴な雰囲気は感じられない。
やはり、両者は、別物であろう!
アロハ・オエ【訳詞付】- ティア・カレル - YouTube
Moonlight on the river Colorado with lyrics 1080p - YouTube
(2)それよりか、むしろ、ミーナが歌った、イタリアのカンツオーネ「月影のナポリ」(作詞ミリアッチ、作曲フィリッピ/1959年)の方が、「ストロベリームーン」には、お似合いのように思える。ただし、日本語カヴァー・バージョンである「岩谷時子」さんが作った二つの歌詞を例にする。
日本では1960年に❶森山加代子さんが歌ってヒットした曲であるが、例えば、「あなたの光、でネエ、彼を見つけて」(作詞岩谷時子)のフレーズ(^^♪が、そうである。
さらに、❷ザ・ピーナッツが歌った同カヴァー・バージョン(作詞岩谷時子)は、「ストロベリームーン」の恋の言い伝えにとって、森山さんの上を行くぐらいぴったりした作詞になっている(例えば、「月を見ていたら、ねエ、恋をしちゃった」というフレーズが、そうである。)。
なお、外国曲の日本語詞につきものであろうが、原題は直訳すると「月光浴」であり、歌詞に「ナポリ」は出てこないというのである(この点、日本語詞にもナポリの言葉は出ていないが)。日本のロマンティック調に歌詞を替えた方がヒット曲へと繋がる工夫なのであろうか。
ザ・ピーナッツ 月影のナポリ 1960 / Tintarella Di Luna - YouTube
「月影のナポリ」に関する事情は、次のブログ記事が詳しい。
https://ryoumablog.work/blog/tintarella-di-luna-mina/
おわりに
昨夜は偶々薄曇りが取れ、一時の晴れ間に覗かせた「ストロベリームーン」に感謝したい。再三繰り返すが、昨夜は、本当にラッキーなことだった。(^^)/
今年は、「恋愛運がアップ」するのかな!!(^^)!
それはさておき、冒頭に振り返り、今朝は薄曇りで、その状況は次のとおりになっている。
(本日早朝、薄曇りの中で太陽が映し出されている)
(追記)
6月19日、曇り。
午後6時50分頃、薄曇が拡がる状況の中における「西に沈む太陽」の姿(キャノン・デジカメ望遠ズームで撮影)