今日は晴れ。午前中から日差しも強く、蒸し暑い。
- はじめに
- スーパーマーケットで購入した食料品
- ホームセンターで購入したバラの苗
- 「思い違い」(misunderstanding)の意味について
- 「思い違い」を惹起する要因は店側にもありそうか?そして、その法的問題は如何?
- おわりに
はじめに
今回は買い物での失敗例の経験を考えて見たい。これは、もしかしたら、私だけなのだろうかと思うから。高価なものでなく、日常的な品物ゆえに、通常なら、とかく、「まっ、いっか!」という細やかなことについてである。しかし、「買い物ウォチャー」としては重大な関心事である。
第一、富裕層すら1円でも大事にするという記事があるくらいだから、お金は非常に大切である。
お金持ちが1円玉を大切にするのはナゼ? [気になるあの人にお金突撃インタビュー] All About
このことを記事にすると、「はてなブログ」利用者について、最近の「はてな市民」は、貧困層からのブログ利用者が多くなっているのかな?とか、「以前はもう少し生活ランクが上の人が主流であったような気がするんだが」とかの、ネットスラングとも思われる記事の投稿が、頭に引っ掛かってくる。
思うに、結局のところ、「そうであれば、どうなのか!」と言いたくなるのであるが・・・。
この記事からは、何をもってそういうのかについて具体的な指摘はないようだが、もし、学生利用者の増加であれば、当然であり、むしろ歓迎すべきものであろう。また、ブログ利用者には貴賎の有無を問うべきでないだろう。なぜなら、公共放送を金科玉条にするNHKを含めた大手マスコミは、どちらかと言えば、富裕層等からの見方を優先して報道する傾向にあるからである。
これに対し、ブログやSNSこそ貴賎に関係なく、どの階層の人からも、社会に向かって自己の思うところを述べることができる。いわば、表現の自由(憲法21条1項)の一内容である「自己実現の価値」に資するかけがえのない有力な社会的媒介手段になっているのである。
繰り返すと、「そうであるから」、ブログやSNSは歓迎すべき存在なのである。さらに、前述の問題提起に戻ると、「そうであれば、どうなのか!」と言いたくなるのである。
ここで、自慢にもならない細やかな失敗談を述べるのは、社会階層いずれかの如何に属するを問わず、お金の使い方に対してはシビアであるべきだが、100%はその目的を完遂できないという人的弱点もあるということである。
まあ、70%以上目的が達成できれば良しとすべきであろうか?なぜなら、必要とし、望むものすべてが特売品になり得ないからである。また、「思い違い」で多少価額の高い商品を買うこともあろう。
スーパーマーケットで購入した食料品
先だって、スーパーで、ネスレの「キットカット・チョコレート」一袋を購入した。3種類のキットカット袋が店頭に並べられていて、値段は198円になっていた。これは安いと思い、抹茶入りのキットカット一袋を購入した。
ところが、レシートを確認すると、288円だった。確か、198円のはずだがと思い再確認すると、抹茶入りの種類だけが198円の値段表示になっていなかった。おかしいなと思い店員さんに確認すると、抹茶入り分は、除外されていたというのである。
そう言えば、抹茶入り分は、198円表示よりすぐ近くの台に陳列されていた。これでは、見分けはつかない。しかも、抹茶入り分の値段表示はなかったのである。結局は諦めて購入せざるを得なかった。
紛らわしい!
このことは、以前、総菜のアジの天ぷらを買った時もそうであった。その他の魚の天ぷらは98円だったのに、128円であった。何故か、アジの天ぷらの値段表示がなく、同じところに陳列されていたので、てっきり、98円と思って買ったのである。しかし、レシートを見ると、128円になっていた。紛らわしい陳列方法と値段表示であった。
スーパーは、どれどれがその値段かについて、客に明確に分かるようにすべきであろう!
結局は、慎重に見分けをせず、思い違いした客の方が悪いということになろうか!いやであれば、返品すれば良いだけの話。値段がそうたいしたものでなかったので、諦めた。
大失敗か!
ホームセンターで購入したバラの苗
一昨年、ホームセンターでバラ2苗を購入した。一つは❶ディスタントドラムス、もう一つは❷リパフュームという、いずれも四季バラ・ノバラ・香りの強い国産苗(生産地・愛知県、生産農園は無記名)だった。しかし、いずれも成長が遅くかつ花付きが悪い。❶はコーヒー色の花びらで、❷はまるで香りは香水のようという説明表示に惹き寄せられたのである。しかも、購入時は、時期遅れであったため、いずれも2,980円の3割引き、という格安の値段であった(その見本品表示は、末尾写真のとおり)。
ところが、今年は上記❶は咲かない。❷は末尾写真のとおり、1輪咲いているだけで寂しい。しかも、香りは甘くなく、スパイシーであったのが残念である。さらに、植え付けの場所が悪かったのか、将又、手入れ等が悪かったのか、ニュー・ドーンやモッコウバラ、ピエール・ド・ロンサムのように豪華絢爛とは咲いてくれていない。見本品の説明表示では、花付きがよく耐病性等もあるとのことであったが・・・。
これらバラについては、思い違いによる失敗というよりも、植え付けの場所や肥料等をやらなかったりの育生方法に問題があったのかもしれない。これまでは「ハイブリット種」のバラであったので、手がかからなかったが、今回のこれらのバラは「ノバラ種」なので従来とは違っていたのかもしれない。今までに植えていたバラと、同じように考えていたという思い違いがあったのであろうか?
「思い違い」(misunderstanding)の意味について
本記事では、「思い違い」を題目にしているが、そもそも「思い違い」とは、どういう意味なのであろうかを考えて見たい。これにつき、次のブログ記事が参考になろうか。
「思い違い」の意味とは?「思い違い」と「勘違い」「思い込み」の違い・英語・類語 | Meaning-Book
この記事によると、「思い違い」に似た言葉に「勘違い」があり、それは「うっかり間違って思い込む事」を言うとし、うっかりした感じが「思い違い」より強いが、ほとんど同じ意味とのことである。
「思い違い」(間違えて思い込むこと/デジタル大辞泉)には、その前提として、認識の対象を見誤る「見間違い」(見て他のものとまちがえる/同上)によって引き起こされるケースもあろう。さらに、「見間違い」はないとしても、認識された対象の意味内容を取り違えるケースもあろうか。後者はさらに又一歩進んで、「思い込み」(深く信じ込むこと/ウィキペディア)へと至る側面もある。「思い込み」は、認識された対象の誤った意味内容を、「勘違い」ではなく、本人が、固くそう捉え信じて止まない点に問題がありそうである。
私の場合について、まず、スーパーでの商品購入の思い違いは、当該商品の値段を確認できなかったが、似たような商品の値札を、それと同じように考えたところに思い違いがあったのである。
いわば「勘違い」の部類の方に近いか。
次に、ホームセンターでのバラの苗購入の思い違いは、商品それ自体の思い違いはなかったが、従来購入し、豪華絢爛に育ったバラと同じようになるはずとの思い違いがあったことにある。しかも、その思い違いが判明するのは1年後である。3割引きという格安値段に、うっかりと即飛びついたこともあろう。この点、商取引上の思い違いとは異なろうか。
そして、どちらかと言えば、バラの生育に関する「思い込み」があったような感じである。
「思い違い」を惹起する要因は店側にもありそうか?そして、その法的問題は如何?
買い物客がよく確かめないのは悪いに違いない。しかし、店側にも、同じ陳列台に似たような商品を並べ、一部について特売値段のようにして商品販売をし、他は値段をつけていないのは、不適切な販売方法でないのかという疑問がある。店員さんにいちいち尋ねるわけにも行かない状況下にあり、かつレシートで判明するという結果である。
しかし、そうであっても、通常、店側は返品に応じてくれるのであり、法的問題は起こりそうもない。
もしスーパー側が返品に応じてくれない場合は、民法95条の「錯誤無効」の法的問題が生じようか。しかし、買い物客に「重大な過失」があれば、錯誤無効の主張は通らない。その場合、商品値段表示の現場状況が重要になってくる。通常人が少し注意すれば分かったであろう場合は無理である。思うに、結局のところ、返品不可になろうか?('ω')
次に、ホームセンター側の場合はどうであろうか。法的問題としては、民法570条の「瑕疵担保責任」の問題になろうか。つまり、「売買の目的物に隠れたる瑕疵」(例えば、苗が病気にかかって生育にとって不十分な状態等を指す)がある場合は、契約解除か損害賠償を請求できる。この点、私の場合はそうでなかったようである。しかも、商品値段の3割引きということは、少しの問題があっても目をつむることをも示唆しているようである。
やはり、通常の値段で、バラの苗出荷後間無しに、店で購入するに如かずということになろうか。(>_<)
おわりに
今回、「思い違い」による失敗をテーマにして記事を書いた。たまたま、購入商品価額が僅少であったから、また、値段の高い商品を購入したのが、それはそれで容認できたから、まだ良かったものの、もし高額又は無用な商品を購入した場合は、一大事となる。
そうすると、いざ商品購入の場合は、普段から例え忙しくても、しばし再確認を心掛ける習慣付けをした方がよいように思われる。
(2種類のバラ見本品表示写真と、❷一輪咲きの同一「リパフューム」の写真3枚)