今週のお題「いい肉」
今日は曇り。寒くもなく、比較的過ごしやすい一日であった。
今日、ホームセンターで灯油一缶入りを購入した。次のTwitter投稿によれば、「原油安」とのことであったのに、灯油の値段が安くはなかった。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/1200922334544068610
それは、原油安の恩恵が消費者に届かないような社会経済システムの構築がなされようとしているためなのであろうか?(>_<)
おまけに、せっかちで、ぞんざいなレジ係の女性店員(中高年)さんに出くわした。最近では珍しい。それは、小銭を財布から取り出すのにまごまごしていたためでもあろう。それにしても、そんな時間的猶予を与える暇のないほど、素早くレジ処理をしないといけないのだろうか?
であれば、今流行りのキャスレス化にすれば良いが、ホームセンターやドラッグストアでは、そうなっていない。現在、国策である「キャシュレス化」が浸透しつつあるのは、スーパーだけである。
・・・まあ!良い気分がしない買い物であった。(-"-)
閑話休題(それはさておき)
先だってに続く、今週のお題「いい肉」について、そのpert2として、所謂「ジビエ(狩猟で得た自然の野生鳥獣の食肉)」の対象となっている「とある鳥」の話をする。
幼い頃、焼き鳥として食べていた「とりにく」について、中国から輸入された「雀の肉」もあると、誰かから聞き、そうかなと思ったことがあった。当時、おいしくて「いい肉」だった記憶がある。しかし、食したのは、その輸入された「雀の肉」だったかどうか分からない。多分、「鶏肉」だったように思われる。
http://www.waseda.jp/sem-tjournal/dai3kaisemkiji.kinoshita.html
現在は、所謂「鳥獣保護法」により、例外を除き、野鳥は狩猟が禁止され、しかも健康衛生上の問題(食品衛生法)もあって、「ジビエ」料理に供される「とりにく」は、一般的にあまり普及していないようである。
それにしても、山の中ならいざ知らず、田んぼ等の人家近くに、「ジビエ」料理に適する「いい肉」の野鳥がいるのであろうか?
次の記事によると、獲ってよい野鳥(もっとも、鳥獣保護法の規制範囲内であろう)として、28種類を挙げているが、特に、カモ類・シギ類に「いい肉」が多いようか。
カモは、鴨鍋にすると、おいしい鳥肉(いい肉)の代表例(特に、マガモ)である。しかし、現在、流通している鴨鍋に使用されるカモは、飼育されている「アイガモ(合鴨)」がほとんどとのことである。
鴨鍋、鴨南蛮、北京ダック…「鴨肉」の正体を知っていますか?【ジビエ入門(カモ、アヒル編)】
では、その他の鳥はどうであろうか?
この点、シギについて、「ヤマシギ」はジビエの王様との記事があった。
おいしくて「いい肉」なのであろうか?
ジビエの王様 山シギ 画像 ( 食べ物 ) - Sirenatoco in Europe - Yahoo!ブログ
いずれにしても、「おいどん」にとっては、ジビエは、例え、フランス料理として提供されたとしても、その良し悪し如何を問わず、苦手である。
そのようなことを、今週のお題「いい肉」pert2として、考えているうち、そう言えば、先週、田んぼでよく見られる「鴨」のような鳥?を遠目で見たのを思い出した。
先月27日、田んぼの畔付近において、なにやら見慣れない「茶褐色の鳥」が2羽いたのである。そこは、「ケリ」がしばしば占拠していた場所であった。
遠方であったので、肉眼ではその鳥が何かよく分からず、最初は「鴨(カモ)」類かと思った。
そこで、デジカメ望遠ズーム(キャノン製)によりその鳥の写真を撮影し、パソコンでそれを写し出した。すると、びっくりひゃっくりであった。(>_<)
嘴が異常に長いのである。とても「鴨(カモ)」とは言えない。勿論、「ケリ」でもない。
何という名前の鳥なんだろう?
その写真(7枚)は、次のとおりである。
(つがいの鳥であろうか。右側の鳥は、盛んに土をほじくり、餌を探しているよう。)
(一休みしている鳥の近くに、「ハクセキレイ」は、何故かいつも近寄ってきているようである。)
(撮影者の方に顔を向けた鳥。嘴が長い短足の鳥か。鳥の目は、どこか分からない。)
(鳥は羽根を震わせている。鳥の長い嘴と目がはっきりと見えた。「シギ」なのか。)
(どう見ても、「シギ」のようである。稲刈りも終った田んぼに、まさか「シギ」が見られるとは、びっくりものであった。)
(鳥は何かを見ているよう。この鳥は一体、どういう名前の「シギ」なのであろう?)
以上の写真を見ると、「シギ」であることは間違いない。しかし、「シギ」にもいろいろな種類がおり、その「シギ」がどういう名前なのかは分からない。
そこで、いつものように、ネットでググり、調べてみた。
そうすると、この鳥に該当しそうな「シギ」が6種類見つかった。その記事は、次のとおりである。
上記写真に似た鳥として、まず、❶タシギ、❷チュウジシギ、❸ハリオシギ、❹オオジシギが挙げられる。しかし、上記記事掲載の見本写真からでは、判別がつきにくい。
http://birdopia2012.image.coocan.jp/framepage1jisigisikibetsukoza.html
http://www23.tok2.com/home/ebi/jisigi.htm
その他に、❺アオシギ、❻ヤマシギもいるが、これも同様に、上記記事掲載写真の見本からでは、どうも判別しにくい。
では、「シギ」らの全長から、その種類を特定し、判別できないだろうか?
そこで、ネットで調べると、上記❶は約27㎝、❷は28㎝、❸は約25㎝、❹、❺が約30㎝、❻は約35㎝となっていた。しかし、これぐらいのサイズだと、遠方からでは、とてもその見分けがつきにくく、判別もしにくい。
そうすると、「シギ」のそれぞれの特徴から、それらの種類の特定・判別を考えるしかないようか。
そこで、種々検討を試みたところ、次のことが窺い知れ、高い確率でその鳥の特定・判別に資した結果が得られたようか。
まず、上記❻は、夜行性で、日中は薄暗い林の藪等で過ごすということから、写真の鳥とは、違うようか。
次に、上記❺は、山沿いの渓流沿いや林に囲まれた水田、山間部の湿地に生息すること、顔や体の下面の色が薄く青っぽい部分が見られることから、この鳥も違うようか。
上記❹は、「夏鳥」ということなので、この鳥も違うよう。
上記❸は、野外での見分け方が他の「シギ」と比べて、特につきにくいとのことである。頭部に斑点が目立つこと、少し「でこちん」であること、嘴が短いこと、顔に対する目が大きいのが、手掛かりとのことである。
そうすると、これも、上記写真の鳥と違うようであろうか?
上記❷は、尾が短いということなので、これも違うであろうか?
最後に、上記❶は、主として秋冬の水田等に生息している。「田鴫(タシギ)」という名前に由来するように、冬、田んぼで多く見られるということなので、この「シギ」こそ、上記写真の「シギ」っぽいか。
しかし、以上、いくら考えても、「100%、間違いなくそうだ」という結論に至ったわけではない。特に、上記❶、❷、❸については、上記の写真から、鳥の特徴をいくら考えてみても、こうだという確証を得ることができなく、可能性が高いというだけのことである。
識別のポイントとしては、次のような方法もあるという記事があった。しかし、この識別方法でも分かりにくいよう。
http://www23.tok2.com/home/ebi/jisigi.htm
「シギ」という鳥の種類識別の特定・判別がしにくいのは、大変よく似ているからというだけでなく、人目につきにくい保護色をし、言わば「忍者」のような鳥でもあろうか。
しかも、鳴き声とか羽根の枚数で識別するしかないとの話もある中、そのようなことができるのは、追っかけ「バードウォッチャー」や研究者等の専門家しかいないように思われる。
この点、識別特定の困難さについては、上記参考資料に使用したブログ等記事にも、再三述べられていた。
そして、その中でも、秋・冬の田んぼに多く見られるのが、名前の由来である「タシギ(田鴫)」ということであった。「田んぼの忍者」とも言われるそうである。
シギ類の多くは、ロシアのシベリア等から飛来する渡り鳥(冬鳥)とのことである。ロシアやフランスでは、ジシギは「ジビエ」として食されているようである。しかも、中でも「ヤマシギ」は、おいしい肉(いい肉)として、フランス料理に使用されているらしい。「タシギ」も「いい肉」のようである。問題は、数が少ないのがネックとなろうか?
「ジビエ」という言葉自体が、フランス語の「gibier」からきたものであるので、フランスでは普通のことなのであろう。ジビエの女王として、「ヤマシギ」が挙げられた記事も見られた。
ジビエの女王 山シギ★ | トッシーのブルゴーニュワイン日記
ところで、日本では、昔はよく食されたかも知れないが、今は、とても一般的な料理とはいえないだろう。従って、「いい肉」か否かは不明である。
というのも、一般的に、和食として「シギ料理」があるということを、聞いたことがないからである。