今日は晴れ。
夏花壇を彩る「グラジオラス(Gradiorus)」の花が咲き始めた(写真2枚)。
夏も、もうすぐである。


(アムステルダム(バラ)のそばに植えていた(というよりは、土の入れ替えをした時、勝手に球根が混ざったようか?)「グラジオラス」を、カシオのデジカメで撮影)
グラジオラス(夏咲き)とは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
昨年の夏は猛暑で、エアコンなくして過ごせないほどであった。
果たして今年はどうなるのであろうか?この点、気象庁の今夏予報は、現在のところ、「極端に暑い夏の日は少なくなりそう」とのことである。しかし、そうは言っても、エアコン不要とまでは言い切れないであろう。
今年の夏 暑さは? 台風は? 3か月予報(日直予報士 2019年05月24日) - 日本気象協会 tenki.jp
そんな折、一昨日、エアコン冷房の利きが悪くなった。フィルター等の掃除をしたりして素人ながらも、いろいろ改善を試みた。しかし、冷房の利きは一向に良くならない。買い替えをせざるを得ない。
なお、末尾のブログ記事にも、その症状は、エアコン買い換え時のサインと指摘している。
そこで、昨日、エアコン購入のため、家電量販店に出向いた。
調子の悪くなった8畳用の「インバーター・ルームエアコン」は、平成21年6月18日に購入した日立製の「白くまくん」である。購入後10年少し経過する前にエアコンが不調になったということになる。
購入した当時、それは国策によるエコポイント対象商品に該当する家電製品であった。その製品特徴は「自動お掃除機能付き」のものである。価格は14万0,700円で、購入商品のエコポイントは7,000円であった。
今回買い換え購入に当たって、第一候補にダイキン製、第二候補に日立製、第三候補にパナソニック製、そして第四候補として三菱製・シャープ製・東芝製を考えていた。
もちろん、中価格帯のものである。
ダイキン製を第一候補に考えたのは、エアコン事業NO.1の実績を考えてのことであった。これまでは、大手電機メーカーの製品ばかりに固執していたところ、必ずしもこのことにこだわる必要がないということが、初めて分かった。
まあ、知る人ぞ知るといった具合で、「ダイキン」というメーカーについては、一般的に余り知られていないように思っていた。ちょうど、扇風機等でその名を馳せている「バーミキュラ」のように!
果たして、「これって、私だけ?」がそう思っていたのだろうか。
ところが、ネット等で調べるうちに、知られていないって・・・とんでもなく、エアコン事業が世界トップのメーカーだということを知らしめられた。(>_<)
エアコン世界一のダイキン役員が「勝ち組ではなく遅れている」と危機感を語るワケ |ビジネス+IT
そんな具合で、これまであまり選択肢になかったダイキン製を第一候補に考えたのである。
時間等の関係もあって、結局のところ、第一から第三候補までしか店員さんの説明を訊くことがなかった。説明を聴いているうち、店員さんは、何故か、日立製と三菱製の「霧ヶ峰」を推奨しているような印象を受けた。その理由は分からない。
8畳用の同程度性能の値段表示は、日立製「白くまくん」が14円弱、続いてダイキン製「うるさら」が13万円弱、パナソニック製「エオリア」が12万円弱であった。
ここで驚いたのは、ほとんどのエアコンが8畳用も10畳用も同一値段であるという事実であった。
それなら、10畳用の選択肢をも、考えに入れることになろうか。
さらに、上には上があり、8畳用エアコンの一番高価格については、23万円強と一挙に値段が跳ね上がった。とても購入できる代物ではないことも分かった。
中価格帯の10万円台や高価格帯の20万円台共ども、いずれもが中国製でなく、日本製なのに、びっくりするぐらいの価格の開きである。それに比べ、低価格帯は8万円台で、中価格帯とそれほど開きがないのである。
ここで、つい思ったものである。
購入できる社会階層の二極化の具現が、このような場面でも進行しているのかと!(>_<)
車であれば、「三度の飯よりも好き」というマニアがいて、かなり無理をしてでも高価格の車(例えば、フル装備のプリウス等)を購入する人もいると思うが、ことエアコンに限っては、そういうマニアがいるとも思われない。
以前に、トヨタ高級車の所有者は、金持ちのシンボルと、もてはやされたこともあったらしい。どうしても、外見上、金持ちにあやかり、もてはやされたいと思う人もいたようか?それは若い人にとって、格好のよいスポーツカーにも当てはまろうか?しかし、今では、車ローン全盛の時代にあってか、そのような話は聞かれないよう。ただし、高級外車は別論である。
話は少しそれたが、価格が同一であれば、10畳用も考えたものの、やはり電気代がネックになった。そして、あくまでも8畳用中価格帯のエアコン選定に照準を合わせ、店員さんから話を聞いた。しかし、話を聞けば聞くほど、三拍子そろった製品は見当たらなかった。また、耐久消費財にあっては、価格差1~2万円は許容範囲でもある。
それゆえ、購入するのに、どの製品が一番良いのかという考えが、行ったり来たりと迷うばかりであった。いわゆる「逡巡状態」である。
あたかも、各メーカーも「これはという」特徴一つを売りにしていて、もし、購入者すべてに満足させられる品質性能を有する製品を選択させようとするならば、高価格帯を選定すべきと考えているかのようである。
パナソニックは「フィルターのホコリを吸引して自動で屋外に排出する機能」を強調し、日立は「凍結洗浄機能」(フィルターのホコリを高冷で水と一緒に流出)を売りにしている。ごみ掃除が面倒な当方にとっては、とても魅力的である。しかし、だからと言って、エアコン掃除をしなくて良いというのでないという説明を店員さんから受けた。
一方、ダイキンはあくまでも省エネで強冷気を送風する空調専門メーカーを売りにしているようで、前二社と比較して、ホコリを屋外に排出する機能はないとのことである。この点は、人によって、購入を差し控える大きなハンディキャップにもなろうか?
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以上の点を踏まえてあれこれ考えるに、当方としては、上記の製品選定購入に当たり、いずれにも甲乙つけ難く、非常に悩む問題であった。
大袈裟ではあろうが、最後には、「エイ」っと、清水の舞台から飛び降りる気持ちにならざるを得ないよう。「たかが10万円台、されど10万円台」であるから。(*'ω'*)
さて、結果はどうなったであろう?
・・・( `ー´)ノ
結論は、ダイキン製の「うるさら」(総額13万6,836円)となった。
内訳は、消費税込み本体価格11万6,208円と工事費用等20,628円である。
理由は、次のとおりである。
❶まず、当方の考え方の基本には、一般的に、中ぐらいのものを選択する傾向がある。前記3製品の価格としても、真ん中である。
❷次に、掃除機能の点ではダイキンは他2社の製品より見劣りするが、店員さんの話によると、ホコリ取りも完全ではなく、多少緩和されるというぐらいの程度で、業者による掃除は不要でないとのことであった。すると、決め手に多少欠けるようにも!
❸さらに、ダイキン製が品質が一番良く、壊れにくいとの口コミが多い。おそらく、このことが、エアコン事業世界一の源泉になっているように思われようか。それから、なにはともあれ、エアコン専科の会社である。まさに、それがすべてなのである。他社はそうでない。この点、会社存続の成否を賭しているので、意気込みが半端でないように思われた。
❹さらに又、日立製も有力候補であったものの、今回、10年弱で日立製エアコンが不調になった。通常は13年ぐらいは持つと言われている。やはり、壊れやすいとの印象は脱ぐえないようにも!しかし、これも考え方次第で、10年持てば十分壊れにくい製品と言っても良いとみる向きもあろう。この見解からは壊れやすいという評価は酷であろうか。
なお、次の記事によると、エアコンの買い換え、平均年数は13.6年とある。